心理・マインド

本音を言おうとすると涙が出てくる|抑圧された内面を表現して、自信を持てる自分に変わろう

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こんにちは、たけもとです。

周囲に気を遣って、自分の本心を言えないことが多い。

他人と一緒にいると、実は落ち着かないときが多々ある。

こんな悩みを感じていたのですが、「本音を言おうとすると涙が出てくる HSPの繊細さが才能に変わる魔法」という書籍を読んで、そんな自分の心の内面を少しずつ理解できたように思います。

今回はこの書籍のポイント整理など、書籍レビューをしていきます。

自分の思いを素直に言えない、自分の本心すら見えにくくなっている、そんな方にぜひ読んでみていただきたい1冊です。

本音を言おうとすると涙が出てくる の概要

相手に自分の気持ちをうまく伝えられず、「こんな自分なんて嫌だ」「毎日が苦しい」と感じているHSP(Highly Sensitive Person)の方は少なくありません。その繊細さゆえに、生きづらさを抱えてしまうこともあるでしょう。

しかし、HSPの方が持つ感受性の強さ高い共感力は、決して弱みではありません。とらえ方や日々のちょっとした習慣を変えることで大きな才能へと変貌を遂げる可能性を秘めています。

著者は、インスタグラムで14万人ものフォロワーを持つ内向型HSPアドバイザー。HSPならではの特性を理解し、それを強みとして活かすためのヒントが詰まった1冊です。

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本音を言おうとすると涙が出てくる のポイント

それでは、本書のポイントを3つに分けて整理します。

自分に気づく心理学のポイント
① HSPの特徴とタイプ
② 感情の抑圧と生きづらさ
③ 自分の感覚を信じる

ポイント① HSPの特徴とタイプ

まず、HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、刺激に非常に敏感な特性を言います。

通常の人に比べて、同じ刺激でも神経が高ぶる物質が多く分泌されるのが要因で、主に五感が優れている傾向にあります。

このHSPの大きな特徴として、「DOES」という下記の4つの頭文字を取った特徴が挙げられます。

意味
D(Depth of processing)深く処理する食事のお店を選ぶ際にも、細かなところが気になってなかなか決められない。
O(Overstimulation)過剰に刺激を受けやすいふとしたことで、不安や恐怖の気持ちがたかぶる。
E(Emotional Reactivity)感情的な反応が強い人の感情に共感でき、喜怒哀楽の激しい人といると疲れを感じる。
S(Sensing the Subtle)ささいな刺激を察知するかすかなにおいや物音などに気が向いてしまう。

また、同じHSPでも、刺激が好き/嫌いなどのポイントにより分類があります。

特徴
内向型HSP刺激を受けないように、避けるタイプ。HSPの約7割を占める。一人でいる時間が長い。
刺激追求型HSP(HSS型)自ら刺激を求めるタイプ。バンジージャンプ等の刺激を楽しむ人も。
外向型HSP(HSE型)人との交流が好きなタイプ。人とのかかわりの中で元気を回復する。

これらのほかにも、五感のどこで刺激を大きく受けるか、等の情報が本書の前半で触れられており、同じHSPでも、タイプが異なっていることもあれば、日常生活で気になりがちなポイントも異なる、ということが述べられています。

まずは自身がどんなところに敏感なのか、具体例を当てはめながらタイプを探っていく形となります。

ポイント② 感情の抑圧と生きづらさ

HSPの人間には、日常生活で疲れを感じたり、生きづらさを感じる場面が多々あります。

それは、他の人が気づかないポイントに気が付く、他人の感情に共感してしまう、といった、観察力の高さが裏目に出てしまうことに起因します。

以下、HSPの方が苦手意識を感じがちな具体例をピックアップします。

HSPがニガテなシーン例
・急かされるとき:人が気にしないところまでじっくり考えている。
・自分のことを聞かれたとき:相手の反応を気にして気を遣いすぎる。
・報告、連絡、相談:細かいところまで気づくので、簡潔にまとめにくい。

こうしたHSPの生きづらさの要因として、「自分へのハードルが高くなる」ことが大きな要因の一つだと著者は言います。

人よりも気づくことが多いぶん、気づいたことに対して自分ができること/しなければならないことを強く意識してしまうのです。

そしてそれらが上手くできなかったときに、落ち込んでしまう、ネガティブ感情を持ってしまう…という結果に。

加えて、刺激を受けないようにするために、自分の気持ちを必要以上に抑え込む傾向があります。

思っていることを言った際に、相手の反応がネガティブだった場合に、自身の感情も悪い方向に大きく揺さぶられる。

そのため相手を観察して、喜ぶようなこと/嫌われないようなことだけを言うようになる、といった具合です。

ここで相手に気を遣った発言をしている分、当然、自分の気持ちは強く抑え込むことになります。

そしていざ抑圧していた感情を解放して打ち明けるとき、タイトルにもある「本音を言おうとすると涙が出てくる」現象に繋がります。

感情を抑え込んできたことへの反動、抑圧された感情の解放による涙。

ポイント③ 自分の感覚を信じる

HSPの方々が自信を持てないケースは少なくありません。

その大きな要因は、自身が「感じる」ことに無意識のうちに蓋をしてしまっていることにあると言われています。

自身の理性が強く働きすぎたり、他人の視点ばかりを優先して考えてしまったりすると、内なる声が聞こえにくくなってしまいます。

自信を取り戻すためには、まず自分の選択はすべてOKであるという認識を持つことが重要です。

そして、頭で考えすぎず、自分の直感を信じて行動することが大切だと言います。

直観を信じることに関連して、私が印象的だったのは、「怖いという気持ちはGoサイン」というフレーズ。

確かに、自分の正直な感情を理性で抑えているような状態。

もちろん嫌という気持ちが根底にあれば別ですが、楽しそう、気になる、という気持ちが源泉にある場合は、チャレンジする価値が大いにあります。

こうした自分の気持ちに正直に行動する経験を重ねて、「自分の気持ちは表現してよいものである」「自分は感覚派でも大丈夫」という感覚を掴むのが肝要。

結果、自分の本音に気づくことができ、自分自身の人生を生きる感覚を手に入れることができます。

HSPの方には、深く物事を観察したり、ささいな変化にも気づく特性があります。

この思慮深さ、分析能力の高さが、きっと周囲に役立つ場面があります。

自分の直感を大切にし、周囲を信じて自分の感じたことを表現することで、HSPならではの強みを生かしていくことができます。

本音を言おうとすると涙が出てくる を読んでみて

ふと目にした本書のタイトルに、共感を覚えて購入しました。

自分の気持ちを抑えがち、というところはまさにその通りで、うまく伝えられない、自分だけ感じたことは理解されにくい、と感じている点などが共感できました。

本書を読んで、まず、敏感な自分と周囲にはギャップがある、それが客観的な事実だと冷静に理解できたと思います。

刺激が強い!と感じているのはあくまで自分の感覚であり、相手も同じ感覚でいるわけではない。

外からの刺激を大きく感じてしまうことに対し、自身を守りたいという気持ちが強く働いてしまっている。

いわば「主観が大きくなりすぎている」状態なのだと分かりました。

この主観が大きくなりすぎてしまうことで、相手への理解が少なくなってしまうのが、対人関係の深めにくさに繋がっていると感じます。

相手のことを考えて発言しているつもりが、実際には自分が傷つかないために気を遣っていた。

刺激(相手のネガティブな反応)を避けることが第一優先事項となっており、相手にどう伝えれば理解が得られるか、といった点を実はポジティブに考えられていないんだなと。

相手と自分の感じ方が違うのは事実。当然のことかもしれませんが、これを再認識したいものです。

また、本音を言わない習慣が長く続き、自分の本音が分からなくなってしまう、というのは自身の経験として非常に共感できます。

自分で本音を出さないと、自分自身も何が本当の気持ちか分からない。これは長い人生で見ると、かなり深刻な問題だよなと感じます。

傷ついても立ち直れる・回復できるラインを見定めるスキルは、今後大切にしたいと思います。

まずは自分がどんな刺激に敏感なのかを理解し、周囲の刺激に対してなるべく落ち着いて反応できるようになること。

そして、自分が刺激に敏感な人間なのだということをまずは近くの人に共有してみることが、自分と相手の存在をしっかり区別して、自分の想いを伝えられるようになるための第一歩かと思いました。

本音を言おうとすると涙が出てくる がおすすめな方

本音を言おうとすると涙が出てくる がおすすめな方
・自分の本心をなかなか言えない方
・刺激に敏感、他人といるのに疲れを感じる方
・自信を持って人生を送りたい方

「他人と異なるHSPの自分の感覚を信じて、それを表現することで、繊細さが才能となる」というのが本書の要旨です。

自分のことを表現するのは、なかなか怖さが伴いますよね。

本書では、具体例やワークなどを用意して、網羅的に課題との向き合い方を提示しています。

一つ一つのハードルを乗り越えて、少しずつ自信を持てる自分になりたい方に、おすすめの書籍です。

まとめ

以上、書籍「本音を言おうとすると涙が出てくる HSPの繊細さが才能に変わる魔法」のレビューでした。

似たような心の課題に悩んでいる方に、ぜひ手に取ってみていただきたい1冊です。

それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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