こんにちは、たけもとです。
パソコンが壊れた、新しいパソコンに買い替える…これまで使ってきたパソコンにも、手放すときがやってきます。
今回は、パソコンの処分方法について、メリット・デメリットやおすすめの処分方法について見ていきたいと思います。手元のパソコンを処分する方法がどんなものがあるか、気になっている方の参考になれば幸いです。
はじめに
処分のまえに
まず、処分時に気を付けたいポイントとして、PCは「小型家電リサイクル法」の定めにより、自治体の不燃ごみなどでの処分ができません。
ではどんな処分ができるのか、複数の市町村のHPを見てみまたが、PCの回収を外部に依頼するよう促しているケースばかりでした。
自治体での回収サービス例
・外部業者、メーカー回収の紹介
・小型家電であれば回収BOXで回収
※30㎝×15㎝までのサイズ
※バッテリーは別途処分する必要がある
そのため、パソコンを処分する場合、自身で処分方法を検討して処分する必要があります。
処分方法の例
今回は、下記の5つの処分方法について、概要やメリット・デメリットについて触れていきたいと思います。
処分方法
①販売店の下取り
②メーカーの回収
②自治体の回収
③専門の回収廃棄サービス
④専門の中古買取サービス
①販売店の下取り | ②メーカーの回収 | ③フリマサイトでの売却 | ④専門の回収廃棄サービス | ⑤専門の中古買取サービス | |
おすすめ度:安全度 | 〇 | ◎ | △ | ◎ | 〇 |
おすすめ度:料金 | ◎ 購入PC値下げ | 〇 無料/場合により費用 | ◎ 売却益あり | 〇 無料/場合により費用 | ◎ 売却益あり |
メリット | ・買取と同時に処分ができ手間がかからない ・新しいパソコンを値下げして入手できる | ・専門メーカーであるため安心度が高い ・自宅で作業が完結する | ・高めの価格で売却できる可能性がある ・自宅で作業が完結する | ・古いパソコン、動かないパソコンも処分が可能 ・データ消去は自身/依頼で選択可能 | ・専門業者で買取のため安心度が高い ・店舗により、まとめ売りなどで買取価格が増える |
デメリット・注意点 | ・新しいパソコンの購入が必須条件となる。 ・下取りを実施できる店舗やタイミング、対象商品が限られる ・古い製品の場合は下取りできない可能性がある | ・製品がメーカーの自社製品に限られる ・リサイクルマークの有無などで料金が発生する可能性がある | ・自身でデータ消去を行う必要がある ・購入者とのやりとりの手間、トラブルの可能性がある ・売れるタイミングや価格が購入者に依存する形になる | ・買取ではないため、利益は生じない | ・希望価格では買い取ってもらえない場合がある |
おすすめの利用タイミング | 新しいパソコンとの買い替え時 | 処分をしたいとき(回収を実施しているメーカー品) | データ消去の知識があり、製品自体もトラブルが生じにくいものであるとき | 処分したいときに基本的にいつでも | 処分したいときに基本的にいつでも |
それでは以下、解説に移ります。
処分方法
①販売店の下取り
メリット
・買取と同時に処分ができ手間がかからない
・新しいパソコンを値下げして入手できる
デメリット
・新しいパソコンの購入が必須条件となる。
・下取りを実施できる店舗やタイミング、対象商品が限られる
・古い製品の場合は下取りできない可能性がある
PCの買い替えにあたり、古いパソコンを処分しつつ購入時のコストを下げられる、一石二鳥のサービスです。手軽さと価格面のお得さを両立できる、とても魅力的な処分方法です。
一方で、購入時限定で利用可能なサービスとなり、タイミングがかなり限られてしまうことが課題です。加えて、実施している店舗・期間・対象商品などもその時々によって異なるため、好きなタイミングでの処分には適さない印象。

個人的には、下取りはPCよりも、定期的に更新を行うことの多いスマホで使いやすいイメージがあります。
とはいえ、何より手間が少ないところがメリットかと思いますので、条件に当てはまるときは積極的に使っていきたいですね。
②メーカーの回収
メリット
・専門メーカーであるため安心度が高い
・自宅で作業が完結する
デメリット
・大元のデータ削除は自身で行う必要がある
・製品がメーカーの自社製品に限られる
・リサイクルマークの有無などで料金が発生する可能性がある
メーカーでもPCの回収サービスを行っています。
製品のメーカー自体が実施するという点から、安心度が高いことがメリットです。また、基本的に宅配でのやり取りになるため、自宅周辺で作業が完結するのも手軽です。
ただし、製品の処分自体の安心度は高いですが、大元のデータ削除は自身で行う必要がある点は意識したいポイントです。(メーカーによってはオプションで実施という例もあり。)

あくまで大元のデータはユーザーが責任をもって削除する、それを前提にメーカーが責任をもって処分する、というスタンスかと思います。
費用については、無料で行っている場合もあれば、「PCリサイクルマークがない場合に処分料金が発生する」という場合もあります。製品メーカーのHPを覗いてみましょう。
また、当然といえば当然なのですが、処分できる製品はそのメーカーのものに限られます。(富士通では富士通のパソコンのみ処分、等)
参考:富士通パソコンリサイクル
https://azby.fmworld.net/recycle/
https://azby.fmworld.net/support/info/20250117/?recyclefrom=top_info
https://azby.fmworld.net/recycle/recycle_rurles.html?supfrom=supsrv_menu
参考:Mouseコンピューター
https://www2.mouse-jp.co.jp/ssl/user_support2/eco_index.asp
③フリマサイトでの売却
メリット
・高めの価格で売却できる可能性がある
・自宅周辺で作業が完結する
デメリット
・自身でデータ消去を行う必要がある
・購入者とのやりとりの手間、トラブルの可能性がある
・売れるタイミングや価格が購入者に依存する形になる
近年はフリマサイトでの販売もかなり多くなってきていると思います。マージンがないため他のサービスに比べた時に売却益が大きくなりやすく、価格面ではメリットを感じやすい方法です。
課題として、自身でデータ消去を行うことが必須となるため、このデータ消去の知識を持っている方が取れる選択肢となります。

単に本体のデータを消去するだけでなく、アカウント連携の解除なども求められます
また、購入者とのトラブルが生じる可能性も少なくはなく、ここも大きな課題となります。
本体に関わる情報はつまびらかにして出品するほか、そもそもトラブルが生じにくい新しい・傷が少ない端末の処分時のみに使用するのが好ましいかと思います。あとは処分するタイミングを自分で決めることができないので、手元に長く置いておくことになるということも。
自身でデータ消去を行える、時間に余裕がある、トラブルが起こりにくい製品であるという場合は使いたいですね。
④専門の回収廃棄サービス
メリット
・古いパソコン、動かないパソコンも処分が可能
・データ消去は自身/依頼で選択可能
デメリット
・買取ではないため、利益は生じない
回収廃棄サービスは、利益は生じないものの、回収するPCの状態やメーカーなどの条件が緩く、いつでも廃棄しやすいのが大きなメリットです。
メーカーなどのサービスとは異なり、一般の事業者に依頼して回収となるなかでおすすめなのが、国認定の事業者である「リネットジャパンリサイクル」です。
国から認定を受けた正しい回収ルートと、全国の自治体と連携して行政サービスを行っている事業者であるため、PCの廃棄事業者としての信頼度がとても高いところがポイントです。
加えて、その他のメリットも以下に挙げたいと思います。
リネットジャパンを利用するメリット
・パソコン本体を含む回収は1箱以内は無料
・どんなパソコンでも回収可能(古いもの、動かないものもOK)
・申し込みをすると、無料で利用可能なデータ消去ソフトを使わせてもらえる
→個人でのデータ消去の安全性がより上がる!
(有料オプションで、データ消去を依頼することも可能。その場合証明書をもらえる)
本体が古い、動かない、リセールバリューが全く見込めない、といった場合でPCを廃棄したい場合は、イチオシのサービスになります。
⑤専門の中古買取サービス
メリット
・専門業者での処分のため安心度が高い
・状態の悪いパソコンでも買い取ってもらえる可能性がある
デメリット
・希望価格では買い取ってもらえない場合がある
上記の回収に対して、PCがまだ使用可能だったり、リセールバリューのあるPCであれば、買取を検討してみましょう。
こちらもおすすめを挙げると、「パソコン買取アローズ」。
良いなと感じたのが、過去の買取実績をオープンにしており、信頼性が高いところです。その他手続きが進めやすいなどのメリットがあり、以下に整理します。
パソコン買取アローズを利用するメリット
・徹底したコストカットで、買取価格に還元
→業界トップクラスの査定額
・梱包材を準備してくれる
・査定時にデータは削除してくれる
・申込~査定までにかかる送料・手数料・査定料・梱包材料・キャンセル料が無料
(キャンセルの場合は、査定後48時間以内に申請)
・PC本体だけでなく、周辺機器や書籍、パーツ類までもまとめて買取に出せる
動かなくなったPCも、使えるパーツがあれば買取に出せるのは嬉しいところ。なお、査定時に店舗のほうでデータは削除してくれますが、自身であらかじめデータ削除をしておくのが安心です。
まとめ
以上、パソコンの処分方法についてのまとめでした。改めて、以下一覧をのせます。
①販売店の下取り | ②メーカーの回収 | ③フリマサイトでの売却 | ④専門の回収廃棄サービス | ⑤専門の中古買取サービス | |
おすすめ度:安全度 | 〇 | ◎ | △ | ◎ | 〇 |
おすすめ度:料金 | ◎ 購入PC値下げ | 〇 無料/場合により費用 | ◎ 売却益あり | 〇 無料/場合により費用 | ◎ 売却益あり |
メリット | ・買取と同時に処分ができ手間がかからない ・新しいパソコンを値下げして入手できる | ・専門メーカーであるため安心度が高い ・自宅で作業が完結する | ・高めの価格で売却できる可能性がある ・自宅で作業が完結する | ・古いパソコン、動かないパソコンも処分が可能 ・データ消去は自身/依頼で選択可能 | ・専門業者で買取のため安心度が高い ・店舗により、まとめ売りなどで買取価格が増える |
デメリット・注意点 | ・新しいパソコンの購入が必須条件となる。 ・下取りを実施できる店舗やタイミング、対象商品が限られる ・古い製品の場合は下取りできない可能性がある | ・製品がメーカーの自社製品に限られる ・リサイクルマークの有無などで料金が発生する可能性がある | ・自身でデータ消去を行う必要がある ・購入者とのやりとりの手間、トラブルの可能性がある ・売れるタイミングや価格が購入者に依存する形になる | ・買取ではないため、利益は生じない | ・希望価格では買い取ってもらえない場合がある |
おすすめの利用タイミング | 新しいパソコンとの買い替え時 | 処分をしたいとき(回収を実施しているメーカー品) | データ消去の知識があり、製品自体もトラブルが生じにくいものであるとき | 処分したいときに基本的にいつでも | 処分したいときに基本的にいつでも |
処分方法の結論としては、PCの状態やリセールバリューを考慮して、業者に「回収」か「買取」を依頼するのが好ましいでしょう。
おすすめ①
・PCが動かない場合
・古くてリセールバリューもない場合
→無料でできる「回収」を依頼する
おすすめ②
・PCが動く場合
・多少でもリセールバリューが見込める場合
→利益が生じる「買取」を依頼する
上記いずれのサービスも、自分の希望するタイミングで処分できること、宅配で作業が完結するので手軽であること大きなポイント。
回収の方は基本的に無料ですし、買取の方は査定後のキャンセルも可能ですので、まずはそれぞれ、HPを覗いてみてはいかがでしょうか。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。皆さまの参考になれば、幸いです!