こんにちは、たけもとです。
電子書籍として有名なKindle。その電子書籍リーダーにはかなり種類があり、どの機種を選ぶか迷ってしまいますよね。
Kindleの端末ごとの特徴が知りたい
電子書籍の魅力は感じているが、Kindle端末の情報を整理したい
本記事では、こんな声に応える形で、Kindleの電子書籍リーダーの特徴や、機種の選び方について、解説していきます。
皆様にぴったりの1台が見つかれば、幸いです!
はじめに
Kindle端末で本を読むメリット
はじめに、Kindle端末で本を読むメリットや価値について、ここで整理します。
Kindle端末で読むメリット
・薄くて軽いボディに数千冊の本を保存
・電子ペーパーで目に優しい読み心地
・文字サイズの調整やバックライトで読みやすい
メリット1 薄くて軽いボディに数千冊の本を保存
Kindle端末の最大の魅力は、その保存性と携帯性。
薄くて軽いボディで、1冊の文庫本サイズの本体に、数千冊の書籍を保存できます。通勤・通学中や旅行先など、どんなところでも快適に、幅広い本を読めるので、読書がさらに身近に楽しめます。
移動時間などの隙間時間でも読書をしたい方には最適です。
また、電子書籍は紙の本と比べて場所を取らないため、自宅の収納スペースもすっきり。Kindle端末1台で、まるで図書館を持ち歩いているかのように、様々なジャンルの本を気軽に楽しむことができます。
メリット2 電子ペーパーで目に優しい読み心地
Kindle端末では、e-inkという電子ペーパーを使用。紙の書籍に近い、目に優しい読み心地を実現しています。
スマホやタブレットのような液晶画面では、長時間の読書では目が疲れてしまいます。一方Kindle端末の電子ペーパーは、本物の紙を読んでいるかのような感覚で読書に没頭できます。
補足となりますが、通知や読書以外のアプリなどもないため、気が散りません。
ただひたすら読書だけに没頭できるという点も、スマホ等に比べて魅力となるポイントです。
目に優しいKindle端末は、長時間本を読んでいたい方に、理想的なデバイスと言えます。
メリット3 文字サイズの調整やバックライトで読みやすく
Kindle端末は、文字サイズの調整やバックライト機能を備えています。
文字サイズを自由に変更できるため、視力に合わせて最適なサイズで読書を楽しめます。また、バックライト機能は、暗い場所でも快適に読書ができるだけでなく、明るさを調整することで、カフェや屋外など、様々な場所ごとに最適な明るさでの読書ができるようサポートしてくれます。
これらは紙の本ではできないことであり、各人の読みやすい設定で本を読むことができます。
なお、モデルによっては寒色か暖色の色調調整もでき、日中は寒色ではっきり、夜は暖色でゆっくり、といったスタイルを楽しむこともできます。

これら3つのメリットはいずれのKindle端末にも共通しており、Kindle端末を選ぶ大きなポイントになっています。
Kindle端末の選び方
Kindle端末の選び方のポイント
さて、上記のような価値・メリットを持つKindle端末ですが、端末には複数の種類があります。
ここではその端末の選び方について、主なポイントを3つの点から整理していきます。
Kindle端末の選び方のポイント
1 モデルごとの機能
2 広告あり・なし
3 ストレージ容量
ポイント1 モデル
Kindleには、主な機種として、2025年現在、下記の3モデルを中心に販売されています。
Kindleのモデルごとの特徴
①Kindle:機能を削ったエントリーモデル
②Kindle PaperWhite:基本機能が充実した万能モデル
③Kindle Scribe:手書き機能を持った上位モデル
それぞれの特徴については次項で解説しますが、個人の求める機能と、価格のバランスを検討することとなります。

迷ったら「Kindle PaperWhite」で問題ないです!
ポイント2 広告あり・なし
Kindleには、過去モデルにおいて、「広告あり」のモデルが存在していました。
これは、数千円安く端末が手に入る代わりに、端末のホーム画面やロック画面に、広告が表示されるというものです。
ただし現行の機種は「広告なし」のみになったので、これから新品購入を考えている場合は気にしなくてOKです。
仮に「中古品で過去モデルを購入する」といった場合は、注意しておきたいポイントです。
ポイント3 ストレージ容量
主に16GB・32GBで容量が選択できます。
保存可能な冊数の目安は、以下の通りです。
16GB | 32GB | |
ビジネス書 (約14MB/冊) | 1140冊 | 2280冊 |
小説 (約5MB/冊) | 3200冊 | 6400冊 |
マンガ (約85MB/冊) | 188冊 | 376冊 |
雑誌 (約160MB/冊) | 100冊 | 200冊 |
16GBでも相当の量のデータを保有できます。小説やビジネス書中心の方は、16GBで全く問題ありません。
マンガや雑誌をかなり頻繁に読み、かつ紙媒体でなく電子書籍で持っていたい、という方は32GBがおすすめです。
Kindle端末のモデルごとの解説
各モデルの概要
それでは、Kindleのモデルごとの特徴について、具体的に解説します。
Kindleのモデルごとの特徴
①Kindle:機能を削ったエントリーモデル
②Kindle PaperWhite:基本機能が充実した万能モデル
③Kindle Scribe:手書き機能を持った上位モデル
※その他:カラー液晶、キッズモデルなど

詳しいモデルごとの詳細は、それぞれの個別記事をご覧ください!
各モデルの紹介
①Kindle(無印)
Kindle(無印)は、コンパクトさが特徴のエントリーモデル。
一番手頃な価格で手に入るKindle端末で、軽量でコンパクトなところがポイント。バックライトを搭載し、上位のモデルにも負けない300ppiの高解像度ディスプレイも備えており、基本的な読みやすさをしっかり追求しています。
初めてKindleに触れる方や、電子書籍での読書を始めたい方、極力コンパクトに持ち運びたい方に、おすすめのモデルです。

②Kindle PaperWhite
Kindle PaperWhiteは、機能が充実した王道モデルです。
防水性能や色調調整等の便利な機能を搭載しているのがポイント。画面も7インチと少し大きく、活字の書籍はもちろんマンガを読むのにも便利。最大12週間のロングバッテリーで、毎日の読書を力強くサポートします。
より充実した機能でしっかり読書を楽しみたい方は、買って満足できるでしょう。また、機種選びに迷った方も、まずはこれを買っておけば問題ないという万能モデルです。

③Kindle Scribe
Kindle Scribeは、手書き機能を持った、現行Kindleの最上位モデルです。
「メモを残しながら読書ができる」点が、他のモデルにはない唯一無二の魅力となっています。メモを残すことで、より読書で得られる体験が増えます。ディスプレイサイズも10.2インチと大き目なので、純粋な読みやすさの面でも優れています。
ビジネスや学習の用途で電子書籍を使いたい方、じっくり内容を吸収しながら本を読みたい方に、うってつけの端末です。

※補足:その他のモデル
その他のモデルについても、簡単に触れます。
※いずれも現在はAmazon での購入ができないモデルですので、読み飛ばしてもらってOKです。
キッズモデル | Kindle Colorsoft | Kindle Oasis | |
最新モデルの発売年 | 2022年 | 2024年 | 2019年 |
概要 | 子供向けの機能とハードウェア性能を備えたモデル。 | 電子ペーパーでありながらカラー表示にも対応したモデル。 | Scribeが発売される前の高性能モデル。 |
ポイント | ・子供向けの読書が楽しめる「Amazon Kids+」サービス1年無料 ・ペアレントダッシュボードで保護者が読書の進捗を確認 ・防水機能&専用ケースが付属 | ・カラー表示可能な液晶で、書籍の表紙や雑誌の紙面をカラー表示可能。 | ・ページめくりボタンで、タッチ不要で片手で読み進められる。 ・持ちやすい厚みのデザイン ・高級感のあるアルミボディ ・色調調節ライトを初搭載 ・明るさの自動調整機能あり |
備考 | 執筆現在は、Amazon 商品ページでの販売が確認できず。 | 本体の不具合のため、一時販売停止。日本では未発売。 | Scribeの発売に伴い、現在は新品購入不可。 |
キッズモデルは、子供向けの書籍が用意された専用サービスが1年無料で使えるほか、保護者が子供の読書の状況を確認できる機能も付いています。防水機能や専用ケースの付属もあり安心です。Kindle無印やFire端末との兼ね合いからなのか、執筆現在は販売が確認できていません。
Kindle Colorsoftはカラー表示が可能という驚きの1台。書籍カバーのデザインを楽しんだり、マンガや雑誌をより楽しめるモデルとして期待していましたが、本体の不具合により、日本での販売開始前に一時販売停止となったようです。改善され次第の販売を期待したいですね。
最後に、Kindle Oasisは、持ちやすさを追求した厚みや、ページめくり用の物理ボタンの使いやすさを評価する方も多く、よく名前を聞くモデルです。しかし、Kindle PaperWhiteの性能向上に伴う差別化の難しさなどからでしょうか、現在は惜しまれて販売停止となっています。
おすすめ機種
一番のおすすめは、現行モデルのKindle PaperWhite(12世代)です!

どこでも読める安心の防水機能や、色調調整で読みさすさを確保。
そして、電子ペーパーの課題であるページめくりのレスポンスが過去一番の速度にアップデートされており、ストレスなく読み進めることができます!
タブレット端末を離れて読書をしたいけど、電子ペーパーの端末は使い勝手が良くなさそう…
といったイメージを打破してくれる、万人におすすめの端末です。

2024年版のアップデートで、スキがなくなり、非常に使いやすい1台になりました!
なお、32GBのシグニチャーエディションもありますが、こちらはより機能を増やしたモデルです。通常モデルとの価格差を考えてもかなり購入の価値ありの端末になっています。
下記の記事で、Kindle Paperwhite 12世代の特徴や、シグニチャーエディションについて解説しています。
Kindle Unlimitedについて
Kindle端末を最高に使い尽くせる、おすすめのサービスがKindle Unlimited。
ベストセラーの書籍や人気のマンガ、話題の雑誌などが月1,000円台で読み放題の、超超お得なサービスです。
街でよく見かける人気雑誌も対象に入っており、2~3冊も読めば元が取れるどころか、十分おつりがくるくらいの充実度。

Prime加入での読み放題もありますが、Unlimitedに加入すると、比べ物にならない量の書籍が読めます!
未加入の方は、kindle端末の購入に合わせて、ぜひ使ってみていただきたいサービスです。きっと、価格以上の価値が感じられますよ。
まとめ
以上、Kindle の機種紹介・選び方についてでした。
Kindleでの読書自体はかなり快適なもので、目が疲れにくく、通知もなしに、長時間読書に集中できることが、Kindleの一番の魅力です。
また、紙の本に比べた時のメリットとして、簡単にたくさんの本を持ち運べること、家での保管スペースがなくなることが挙げられます。
様々な機種がありますが、皆さんのニーズに合った1台を選ぶのに、本記事が役立てば幸いです。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました!
