こんにちは、たけもとです。
今回はPHIROCOFFEAの「Mexico organic」を飲んだのでレビューしていきます。
ジューシーな酸味の味わいに、コク深さが感じられる、デカフェとは思えない風味豊かなコーヒーでした。
概要
生産者・メーカー
メーカーは「PHIROCOFFEA(フィロコフィア)」。
World Brewers Cupの2016年の世界チャンピオン、粕谷哲さんが営まれているお店です。
PHILOCOFFEAの製品はすべて、コーヒー生産量の5%に満たない高品質で希少な「スペシャルティグレード」のみを使用。
(引用:PHIROCOFFEA店舗HPより)
スペシャルティコーヒーの販売にあたり、上記のようにグレードの高い豆を扱っているだけでなく、農家や焙煎士まで、豆の生産からユーザーの口に届くまでの関わるものすべてにこだわった、特別な「コーヒー体験」への熱意がこもったメーカーになります。
実店舗や焙煎所も、千葉県に数拠点構えています。お近くの方は実店舗で楽しまれるのもよさそうですね。
※粕谷哲さんの下記の書籍、普段のコーヒー時間に良く読んでいる、おすすめの1冊です。産地ごとの味わいの特徴を分かりやすく学ぶことができます。
商品の特徴
PHIROCOFFEA Mexico organicの特徴は「カフェインレスとは思えないおいしさ」。
商品説明
今回はメキシコ チアパス州の「 Product Conservacion El Triunfo」の79農園が生産したコーヒーをデカフェに仕上げました。
メキシコらしい綺麗な液質、長い余韻がそのまま感じることができる今までにない有機JASデカフェコーヒーになります。
コーヒーが温かいうちはナッツのような心地よい風味、温度が下がってくるとミルクチョコレートのように滑らかな甘いコーヒーに変わっていきます。
カフェインレスのコーヒーということに気付かないほどの美味しさです。
(引用:公式オンラインストア商品ページ)
メキシコ・デカフェの特徴
メキシコの産地情報や味わいを「THE COFFEE BOOK(誠文堂新光社)」で参照してみます。
(今回の商品は、メキシコのチアパス州の豆とのことで、州についても。)
メキシコの特徴
・近年、スペシャルティコーヒーのバイヤーと高品質豆の生産者が結びつきつつある
・ソフトで甘く、マイルドでバランスのとれた味わい
・チアパス州:メキシコ最大の産地。ストーンフルーツ系の味わいとほのかなココア風味
また、デカフェになりますが、カフェイン除去率は99.9%。メキシコのDescamex社が用いる、マウンテンウォーター製法でカフェインが取り除かれています。
化学成分を使用した製法のデカフェもありますが、このマウンテンウォーター製法は水だけでデカフェを行う製法で、風味が邪魔されにくい、おいしいデカフェに仕上がっています。
レビュー
豆の情報
産地情報
生産国はメキシコ、チアパス州。

袋にはジッパーとバルブ付き。しっかり閉じれて保存性も◎

ブルーボトルコーヒーもこんな具合のジッパーだったけれど、今はこの形状がトレンドなんだろうか?
焙煎度等

焙煎度は中深煎り。フルシティロースト(6)くらいでしょうか。
それでは、ミルで挽いて、実際に飲んでいきます。
味の感想

一口飲んだ際にまず感じるのは、飲みごたえのある果実系の風味。浅煎りのすっきりした感じとは異なり、しっかりボディ感のある、それでいて重たくはない適度な酸味です。
この酸味と同じタイミングかやや遅れる具合で、商品説明にもあるようなナッツ系の香ばしさをふんわりと感じます。全体的にバランスの取れた味わいで、クセもなく、とても飲みやすい味わいでした。
また、デカフェ特有の風味についてはもはや感じられず、言われなければ気づかないどころか、言われても「そうなの?」と聞いてみたくなるほど。(ただしデカフェである分、やはり豆全体のトータルの風味については、飲み比べた他の商品に比べると、大人しめではあるなと思います。)
クリーンな味わいでありながら、コクがしっかり出ていることに驚きです。
こんなシーン・こんな方におすすめ
・風味豊かなデカフェを楽しみたい
・夜のリラックスの時間にもおいしいコーヒーでゆっくりしたい
まとめ
以上、PHIROCOFFEAの「Mexico organic」のレビューでした。
「カフェインレスのコーヒーということに気付かないほどの美味しさ」と謳っているとおりの、風味豊かな味わいでした。
デカフェでも美味しいコーヒーを楽しみたい方にぴったりのコーヒーでした。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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