こんにちは、たけもとです。
マウスやキーボードの幅広い展開を行っているLogicool。その中でもハイエンドモデルとされているMXシリーズのキーボード「MX Keys Mini」を今回はレビューします。
自宅で使えるおしゃれで高性能なキーボードが欲しい
機能は自分で柔軟に設定できるものが良い
自宅のワーク環境だからこそ、こだわったアイテムを導入したいですよね。今回はこちらのキーボードの使用感や機能、Miniということでサイズ感についても、見ていきたいと思います。ぜひ最後まで、ご覧いただければ嬉しいです。
MX Keys Miniの概要
ポイント
MX Keys Miniの特徴は「コンパクトでシンプルなボディで高性能」であることです。
ポイント
・高級感あふれるデザイン:スマートな見た目でデスク環境が引き締まります。
・打鍵感:薄いボディながら抵抗のあるしっかりした打鍵感。
・パーフェクトストロークキー:凹みのあるキーで安心できる入力。
・幅広い機能設定:アプリ「Logi Options+」で、作業に応じた様々な機能を設定可能
MX Keys Miniでまず目に付くのが、薄くてコンパクトなデザイン。
この薄さでありながらも、適度な抵抗を感じるしっかりとした打鍵感となっています。キートップに設けられた窪みによりミスタイプがしにくいところも、安心して入力できる要素となっています。
Logicoolの高級ラインのMXシリーズということで、LogiOptions+にもしっかり対応。幅広い機能をキーに設定することができ、スムーズに作業を行うことができまうs。
なお、Miniということで「テンキーレス仕様」となります。とても導入しやすいサイズ感で、デスクに置いても作業スペースを圧迫せず、すっきりとした見た目にできるところも魅力です。
ラインナップ
グラファイト・ペイルグレー・ローズの3色展開となります。

また別のモデルとして、Mac専用のモデル「for Mac」、テンキーありのモデル「MX Keys」もあります。
補記
ローズでMXシリーズのマウスの色を合わせる場合は、「MX ANYWHERE 3」というマウスになります。「MX Master 3S」「MX ANYWHERE 3『S』」というモデルにはローズのラインナップなしとなります。
マウスのレビューはこちらからどうぞ↓
仕様
以下、主な仕様を記載します。
ブランド | Logicool |
品番 | MX KEYS mini/KX700 |
サイズ | 幅29.6 x 奥行13.2 x 高さ2.1cm |
付属品 | USBケーブル |
電源 | 充電式 |
接続方式 | Bluetooth |
機能 | 充電式、スマートイルミネーション、Logi Bolt対応、FLOW機能 |
対応OS | 必須:Bluetooth Low Energy、Windows、macOS、ChromeOS、 iPadOS 、Microsoft Surface |
MX Keys Miniのレビュー
それでは、以下ポイントごとにレビューしていきます。
本体について
外装

高級感のある黒ベースの、きりっと引き締まったデザイン。
同梱物
説明書類とUSB-Cケーブルが付属します。

本体外観

直線と曲線を必要最低限使用した、シンプルでミニマルなデザイン

裏面はすべり止めとして、ゴムの脚がついています。

本体の右上部に電源スイッチ、およびUSB-Cの充電端子がついています。
接続方法
Escキーの隣のキー3つ(F1~F3)が、接続の機能を持っています。Fnキーを押しながら各ボタンを長押しすることで、ペアリングが可能です。
端末は3台まで登録可能で、接続した際に番号のランプが光ります。

キー印字について
こちらのモデルはWin/Mac両用のモデルになります。

そのため、特に左側下部のキーには、両方に対応した形の印字になっています。
基本的にWinPCを使用する方はこちらのモデルになると思います。「WinPCを使用するが、iPadも使用する」といった、両方のOS対応を求める場合にもおすすめです。
※Mac・iOSのみの使用の場合は、Mac専用モデルが良いと思います。
機能について
それでは、主な機能3点について、以下みていきます。
①パーフェクトストロークキー
キートップに丸い凹みが設けられています。(わかりやすいように少し暗めで撮影)

この凹みのおかげで、ブラインドタッチした際にキーの中心に指がはまるような具合になり、ミスタイプが抑えられます。安心かつ快適に使用できる要素です。
②スマートイルミネーション
(上と似たような写真ですが)暗い環境では、自動的にキートップが光ります。

暗い環境では作業を控えたいものですが、このようにキートップの文字も見え、十分に作業ができます。

むしろ、こうして光るのが綺麗で見たくなる気持ちも(笑)
光る明るさについても、FnキーとF4/F5を押すことで、明るさの調整が可能です。
③ファンクションキーの設定
上記の「FnキーとF4/F5での明るさ調整」に関連しますが、ファンクションキーの設定がアプリLogi Options+にて設定可能です。
F(No)キーにはそれぞれ画面の明るさや絵文字等の機能がプリセットで設けられています。
一方で、例えば「F2で名前の変更」といった、標準的な機能も使いたいですよね。
これらの対応として、F(No)キーをそのまま押した際に、「A:標準的なファンクションキーとして使用する」か「B:画面の明るさ等の固有の機能として使用する」かを、LogiOptions+にて設定することが可能です。
→仮に上記でAを設定した場合、Bは「FnキーとF(No)キーを同時に押した際に使用する」形となります。(キーの名称の区別がしにくく、ややこしい書き方ですみません…下記が設定画面となります。)

④LogiOptions+による個別の機能設定
上記の画面の明るさや絵文字等の機能はプリセットになりますが、任意の機能を設けることも可能です。

ここには書ききれないくらいの多数の機能が設定できます。特に、Smart Action ではかなり柔軟に操作を設定することが可能です。
Smart Actionで設定できることの例
・アプリケーションを起動する
・特定の文字列・文章を入力する
・キーボード操作を記憶させて、同じ操作を再現する …等
MX Keys Miniの所感
打鍵感について
キートップに窪みがあることで、とても安心して入力することができています。
キーを押し込んだ際にも軽すぎず適度に重さのある抵抗が感じられ、ちゃんと打鍵している感覚が得られます。
一方、キーボード全体が薄いことによる懸念点もあります。

全体的に薄いことは本製品の強みである一方、その影響でキートップの位置が浅く、奥のキー(数字キーやFn(No)キー)を入力する際に指が届きにくい印象を覚えます。
下記の写真のように、手もとのキーは手を丸めて入力するため、指に十分に力が入り、キーボードの奥までキーを押し込むことができます。一方、奥側のキーは手を広げて指を伸ばす形となるため力が入りにくく、キートップの浅さも相まって、十分にキーボードの底まで押し込めない、といった感覚です。

一応、私は別途脚を用意して、キーボード全体を手前に傾けるような具合にして使っています。
こうすることで、奥のキーも手前に来てくれるので、入力がしやすいです。(それこそメカニカルキーボードなどであれば脚はよく設けられていとは思いますが、この脚があればよかったなあと感じます)
サイズ感について
端的に申し上げると、表計算アプリなどをあまり使用しない環境では、テンキーレスの方が断然快適です。
テンキーありのキーボードを自宅でも使用していた時期があったのですが、テンキー分広い本体に、マウスが良くぶつかっていたのです。(MX Master 3Sというマウスを使っているのですが、特に親指部分が突き出た形状だったのが関係しています。)テンキーレスにしたことで、マウスがキーボードにぶつかることなく使えており、だいぶ快適です。
また、右手がマウスとキーボードを行ったり来たりする際にも、テンキーレスだと移動幅が少なくて済みます。なるべく手の位置を変えずに作業できる点では、テンキーレスがおすすめです。

テンキーは必要なときに使用=テンキーだけ別で購入する形も十分ありだと思います。
LogiOptions+について
こちらのアプリで様々な機能を設定できるのですが、私の場合は正直なところ、機能はプリセットで満足しています。
実際に複雑な機能を設けたい、となると、むしろマウスの方に機能を設定しています。
加えて、キートップにはプリセット機能が印字されているため、プリセット機能以外の機能を入れても、わかりにくいので変えたくないという面もあります。
私の使用環境ではそこまで複雑な操作はしていないので、あくまでキーボードは文字入力ツールとして使用、直観的な操作による多種多様な機能はマウスに設定したほうが使いやすい、と思っています。
MX Master 3sとの併用
デザインがばっちり合うので、良いです。

セットで使用するメリットとしては、きりっと引き締まった作業環境で気分を高められるのと、上述のように、幅広い機能はマウスの方に持たせられる、というところですね。
マウスのレビューはこちらからどうぞ↓
まとめ
以上、Logicoolの「MX Keys Mini」のレビューでした。
総じて、コンパクトでスタイリッシュなボディでありながら、機能も細かく設定できるところがポイントのキーボードでした。私はマウスに機能を多く設定していますが、キーボードにもこうした機能を盛り込みたい方には特におすすめです。
機能設定を除いても、打鍵感やキーそのもの精度といったハード面の出来はかなり良く、高級感を感じます。スタイリッシュな薄さが特徴である一方で、キーの高さの問題がついて回ると思うので、実際に実物に触れてみるのがやはり大事ですね。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
