こんにちは、たけもとです。
JBLからコスパ重視モデルのワイヤレスイヤホン「Wave Buds 2」が出たので、今回レビューしていきます。
コスパも音質も良いワイヤレスイヤホンが欲しい!
ノイズキャンセリング機能は外せない
ケースの蓋がなくても大丈夫?
こんな声に応える形で見ていきたいと思います。
結論として、1万円未満のイヤホンとして音質・機能性ともにかなり優れています。特に耳の形状が合っていると、使っていてかなり気持ちのよいイヤホンではないかと考えています。
概要
アピールポイント
JBL Wave Buds 2の特徴は「8,800円の中で追求した音質・機能性の高さ」です。
アピールポイント
・音質の良さ:気軽な価格でJBLサウンドを楽しめる
・ノイズキャンセリング+2種類の外音取り込み機能
・フタのないケース:スムーズにイヤホンの取り出しが可能
・長時間再生:最大40時間
・マルチポイント接続:2台まで同時に接続可能
音質の良さやノイズキャンセリングの性能の高さ、外音取込機能といった基本的な機能がまず充実しています。音についてはアプリでのイコライザー調整がかなり細かく、柔軟に好きな音作りができます。
これらに加えて、フタのないケースデザインが非常に強い個性として打ち出されています。これにより、ケースの開閉の手間がなくなり、スムーズに音楽を聴くことができるメリットに繋がっています。マグネットで強く固定されており、実際に落ちることもなく使えています。
このフタがないことも含めて、それぞれの機能について、以下レビューにて見ていきます。
前作との違い
前作の初代「Wave Buds」に比べて、主に下記の点が改良されています。
前作からの主な改良点
・ノイズキャンセリング機能の強化
・マルチポイント接続機能の追加
・再生時間が32時間→40時間へ
・サイズがコンパクトになり、耳への収まりが改善
価格は少し値上がりしてしまってはいますが、どれもかなり有用な改善ばかりです。これから購入される方は、基本的に今作のWave Buds 2を購入されるのがおすすめです。
ラインナップ
ブラック・ホワイト・ピンク・ブルーの4色展開です。
他のアイテムと合わせやすい白黒に加えて、マイルドな印象のピンクに、アクセントになりそうなブルーも素敵ですね。

仕様
以下、主な仕様を記載します。
ブランド | JBL |
商品名 | WAVE BUDS 2 |
重量 | イヤホン4.5g ケース35g |
通信方式 | Bluetooth 5.3 |
ドライバー | 8.0 mm/ 0.32 ダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC / AAC |
防水性能 | IP54 |
ノイズキャンセリング | 外音取り込み機能付アクティブノイズキャンセリング |
再生時間 | 最大40時間(イヤホン本体10時間・ケース30時間) |
急速充電 | 10分充電で約4時間の再生が可能(ANCオフ時) |
付属物 | 充電用USB Type-Cケーブル, 密閉イヤーチップ(S, M, L / Mサイズ装着済) |
充電ケーブル | USB Type C |
レビュー
それでは、以下ポイントごとにレビューしていきます。
本体について
外装

特徴であるノイズキャンセリング、再生時間、耳へのフィットがメッセージとして打ち出されています。
同梱物
本体に加えて、イヤーチップ、充電ケーブル、説明書類が付属。

本体
ケースはマットな質感。指紋が目立ちにくいです。

本体の裏面にはUSB-Cの充電端子。(なお、ワイヤレス充電には対応していません…。)

天面から。フタがないつくりがやはり特徴的で、そのままイヤホンにアクセスできます。

イヤホンも本体ケースと同じ質感で、マットな質感になっています。

イヤーチップ
イヤーチップはS・M・Lの計3種付属。(本体には最初Mがついている)


イヤーチップにはフィルターがついているので、ゴミなどが出音部分に直接付きにくいのは嬉しいポイント。
形状は完全な円形ではなく、楕円形のタイプです。耳によりフィットしやすい形状だと思いますが、イヤーチップを別途購入して使用されている方は注意ですね。
ケースがない仕様について
本機の特徴でもある、ケースがない仕様について。
現状使っている限り、ケースからの脱落はありません。フリスクを出すように振ったり手のひらに打ち付けたりしても、外れることはなかったです。自分で指で指を入れて取り出す動作でようやく外れます。

そのため、バッグの中に入れて持ち運ぶ分には、困った経験がないです。むしろメーカーが意図している「取り出しやすさ」がメリットとしてしっかり感じられます。
とはいえ、カラビナ等でバッグの外にぶら下げておくにはやはり気を遣う印象。その場合は、フタ付きのケースがサードパーティー品として販売されているので、そちらが好ましいと思います。
アプリ・機能について
ノイズキャンセリング+2つの外音取り込みモード
ノイズキャンセリングに加えて、2種類の外音取り込み機能で、計3つのモードを切り替える形になります。
3つのモード
・ノイズキャンセリング
・アンビエントアウェア:音楽の音量はそのままで、外音取込
・トークスルー:音楽の音量をグッと下げて、外音取込

ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングはかなりしっかり効いてくれています。
電車に乗っていても、実際に効果を感じます。家でキーボードを打鍵していても、その打鍵音はしっかり消えてくれています。
外音取込モード
2種類あるのが特徴で、アンビエントアウェアとトークスルーを状況により使い分けることができます。(プライベートで移動しながら聴く際はアンビエントアウェア、外との会話の方をメインにしたい場合はトークスルー、など)
個人的にはもっぱらノイズキャンセリングで作業などに集中する意図での購入でしたが、仕事などでも活用できそうな機能だなと感じました。
タッチ操作
JBLのアプリで、イヤホン側面のタッチ回数に応じた機能を、再生/一時停止、次へ、着信応答、などから設定できます。
上記のモード切替も割り振ることができ、アプリを開かずに切り替えられるのは便利なポイント!

イコライザー調整
イコライザーはかなり細かく設定可能です。ここは流石のブランド力。音へのこだわりを強く感じます。

プリセットでも6つほどイコライザーが入っており、これらだけでもかなり音の違いが感じられます。
もちろん、自分の好みのイコライザーを作成することもでき、既存のプリセットのベースに、好みの音に調整できるところもうれしい。
その他の機能
アプリでは、リラックスサウンド(自然音)を流すこともできます。

これが面白いなと思っており、焚火や水の流れる音など、5種類の好きな音を組み合わせて再生できます。時間を決めて再生ができるので、ポモドーロタイマー的に使用するのもアリですね。
ほか、イヤホン本体を見つける機能も搭載されています。
所感
良いところ
音質
音質は全体のバランスがしっかりとれており、質の良さを感じます。
特に中音域~高音域も綺麗に出ていて、アンサンブルのそれぞれの楽器の音を楽しめるような印象。ベース、シンセ、サックス、ボーカル等それぞれ聴けています。
形状・装着感
耳の中にすっぽり収まる形状。
似たコンセプトでショートスティックタイプのモデルである「Wave Beam 2」もありますが、私はこちらの丸い形状の方がしっくりくるので今回購入を決めました。期待通りしっかり収まってくれています。
耳の奥まで差し込めている感覚があり、イヤーチップと耳の穴がフィットすることで、ノイズキャンセリングもしっかり効いているなと感じます。
また、耳の外側にはみ出る部分はほぼないため、引っ掛かりなどを気にすることなく、コンパクトに取り回せるところもとても気に入っています。長時間使用していても、このコンパクトさが貢献して、ストレスもかかりにくいです。
タッチ操作
タッチ操作となると誤動作が気になるところ。
このWave Buds 2は表面を軽くなでる程度の接触ではあまり反応しません。意図的に指の面で操作して初めて反応するので、不意の誤動作が少ないように感じています。
マルチポイント機能
私は外出先で使う端末として、主にスマホとタブレットPC(Chromebook)を使用しています。
「2台接続して同時に使用する」という状況はもちろん、例えば、イヤホンをスマホで使用した直後にタブレットPCで使用するという状況で、スマホの接続をいちいち解除する必要がなく、シームレスに別の端末でイヤホンを使用できるのが、とても快適な使用感に繋がっています。
(欲を言えば3台対応だと、ノートPCでもあわせて使用できるので好ましいのですが、2台で現状十分に使用できています。)
※LenoboのタブレットPC(Chromebook)のレビュー↓
気になるところ
ワイヤレス充電非対応
残念ながら、ワイヤレス充電には非対応になります。
バッテリー持ちが優れているため、充電頻度はそこまで高くなく、充電の回数の面ではそこまで気にならないんですけどね。
ケースへの傷や、充電端子の破損のことを考えると、あると嬉しかった機能です。
まれに途切れる
スマホ(android)での使用時に、10分~15分に1回くらいの頻度で、接続がほんの一瞬だけ途切れる瞬間がありました。
設定の問題なのかどうか、原因がまだ探り出せていないですが、共有として挙げさせていただきます。(特に問題視されるレベルのものではなく、ちょっと気になった、程度)
Soundcore P40iとの比較
コスパ抜群のワイヤレスイヤホンとして、Soundcore「P40i」が評判になっています。私も購入し、レビューをしていました。
どちらも似た価格帯でコスパに優れているイヤホンですが、以下、簡単に比較してみたいと思います。
Wave Buds 2が優れていると思う点
・音質:全体的なバランスが取れている
・タッチ操作:不意の反応が少ない
・外音取り込み機能が2種類
・形状:※私個人として、耳の形状に合っている
Soundcore P40iが優れていると思う点
・音質:重低音を際立たせたサウンド
・再生時間:最大60時間のロングバッテリー
・ワイヤレス充電に対応
Wave Buds 2はまず音質が総合的に良かった印象です。P40iに比べたところ、中音~高音までのまとまりが良いなと感じています。イコライザーも細かく調整可能で、低音についても調整することでしっかり出てくれます。均整の取れたリッチな音質で、こうした音も良いなと新たな発見になりました。タッチ操作の不意の反応が少ないこと、というところも○。
あとは、イヤホン形状が自身に合っているか・フィットしているかも機能と同等以上に大事。しっかりフィットすることで初めてノイズキャンセリングの効果が出るんだなと実感しました。Wave Buds 2の方が奥までしっかり入れられることで、イヤーピースがしっかりフィットして音を遮ってくれています。(一応、両方ともノイズキャンセリング機能を持っていますが、性能そのものに目立った差はないかなと思っています。)
一方で、再生時間や充電周りの機能は、顕著にP40iの方が優れています。また、ドンシャリ系で重低音をゴリゴリ出したい、という場合は、P40iの方がドライバーが大きいことも相まってしっかり出てくれています。
自分の耳に合った形状を選べるか、というのが大事だなと感じます。
おすすめの方
おすすめの方
・コスパに優れ、音質も良いワイヤレスイヤホンを探している方
・外音取込の機能を求めている方
・コンパクトな形状、取り回しの良い形状が好みな方
・フタのないケースでスムーズに取り外しをしたい方
まとめ
以上、JBLのワイヤレスイヤホン「Wave Buds 2」のレビューでした。
装着感の良さから、しっかりノイズキャンセリングの効果が感じられるイヤホンでした。音質自体もかなりバランスが良く、心地よく音楽を聞くことができています。
フタのない形が印象的ですが、バッグにぶら下げず、バッグの中にしまって普段使用されている方は特別問題にならず、むしろ取り外しがスムーズです。気になった方は、ぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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