こんにちは、たけもとです。
先日、Kindleの人気モデルの「Kindle Paperwhite」の12世代を購入しました。
最新版ということもあり、非常に使いやすい1台に進化しており、かなり満足して使っています。
最新版は何がアップデートされているの?
シグニチャーエディションとはどんな違いがあるの?
そんな疑問に答える形で、12世代の特徴について詳しくレビューしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
はじめに
Kindle PaperWhiteの概要
Kindle PaperWhiteは、Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」の端末のうち、特に人気があり主力となっているモデルです。
価格と機能のバランスがとれている点が特徴で、幅広いユーザーにとって使いやすい機能を持っています。
読書体験を向上させるための基本的な機能をしっかりと備えつつ、価格も比較的買い求めやすい、費用対効果がとても高いモデルと言えます。
Kindle PaperWhite 12世代のポイント
Kindle Paperwhite の12世代のポイントを整理します。
Kindle PaperWhite 12世代のポイント
・ページめくりが25%早くなった
・画面が7インチに拡大
・防水性能(IPX8等級)
前作に比べて、ページめくりが25%早くなったところが最大のアップデート。公式も「最もレスポンスの早いKindle」と公称しており、純粋に使用感が上がりました。
また、画面が前作の6.8インチから7インチに拡大。読みやすさも上がっています。
あとは、過去モデルからすでに搭載されていますが、防水性能もしっかり搭載。お風呂でも読書を楽しむことができます。
※より性能を上げた「シグニチャーエディション」も存在します。詳しくは後述。
主な仕様
モデル | Kindle Paperwhite |
世代 | 12世代 |
発売年 | 2024年 |
容量・ラインナップ | ・16GB ・32GB(シグニチャーエディション) 広告なしのみ Wifiモデルのみ |
価格 (2025年4月時点) | ・16GB:27,980円 ・32GB:32,980円 |
サイズ:本体 | 176.7×127.6×7.8mm |
サイズ:ディスプレイ | 7インチ |
画面の精細度 | 300ppi |
重量 | 207g |
充電端子 | USB Type-C |
バッテリー持続時間 | 最大12週間 |
防水対応 | 〇(IPX8等級) |
色調調整 | 〇 |

参考記事
Kindle PaperWhiteがどんな機種かや、過去モデルとの比較については、下記の記事で紹介しています。
レビュー
それでは、本体のレビューに移っていきます。
本体について
パッケージ・付属品
パッケージは紙製のすっきりしたデザイン。
サスティナビリティへの取り組みとして、リサイクル資源の活用を考慮しているのだそう。

本体の他、充電ケーブルと説明書類が付属。

本体外観
本体はこれまで通りシンプルな見た目。

ディスプレイはベゼル部分との段差もなくフラットなので、画面の隅まで問題なくタッチできます。


過去に使用していたモデルは、ベゼルとの段差があって、画面隅のタッチが難しかった…
充電端子・スイッチ類
充電端子は安心のUSB-C。端子の脇には充電ランプが付いています。
また、スイッチ類は電源ボタンのみとシンプルです。

重量・サイズ感
重量は約200g。
スマホと同じか少し重いかな?くらいの重量で、通勤時などにバッグに入れっぱなしにしていても気にならないです。

いつでもどこでも、気軽に読書を楽しめます!
本体サイズは縦176.7cm、横127.6cm。
ディスプレイサイズが今作で7インチに拡大したことで、過去モデルに比べても大き目のサイズになっています。
過去に使っていたモデルに比べても十分読みやすく、表示も大きくできる分、タッチでのマーカーを引く動作もしやすい印象が感じられます。
なお、サイズについて、手が大き目な方は両端を掴むことができますが、手が小さめな方はこのような持ち方は難しいかもしれません。

ただ、実際にカバーを付けたりすると、横から持つような具合になるかと思います(私も手は大きいですが、下記の写真のようにして持って読んでいます。)
そのため、そこまで敏感になるほどの要素ではないかと思います。

カバーについて
カバーも純正から複数種販売されています。
一番安価なのはファブリック素材のカバー。
加えて植物性レザーカバーもあり、こちらはレザーということで、ファブリック素材に比べてスムースな触り心地・高級感がポイントとなるでしょう。価格も1000円の違いになりますし、どちらもブラックと、グリーン系のヒスイがラインナップされているので、お好みで選んでよいポイントだと思います。
本体カラーがブラックの1色のみなので、色味を付けたい場合はここで個性を出すのも良いですね!

私はファブリック素材のヒスイを購入しました。落ち着いたトーンが気に入っています。

カバーについては、下記の記事で詳細をレビューしています。


機能・表示について
ページめくり・反応速度について
今作で私が一番気に入っているアップデートが、ページめくりの速度アップ。

画像引用
Amazon Kindle Paperwhite 12世代商品ページ
25%早くなっているということで、購入前からかなり気になっていました。
実際に触ってみると、さくさくとページを進めることができて、電子ペーパーとしてはかなりレスポンスが良いです!

もっさり感がかなり無くなっています…!
マーカーを引く動作も、スムーズになっている印象。加えて、メニュー画面での縦スクロールはしっかり速くなっていることが感じられています。
(私もそうですが、)過去モデルで、これらのタッチ操作がストレスに感じられていた方は、かなり嬉しいアップデートになっています!
画面の明るさ・調整について
画面の明るさは下記で簡単に調整できます。
画面の明るさの調整方法
読書時の画面で、画面上のベゼルあたりから下にスワイプ
→操作メニュー内の「明るさ」で24段階で設定可能
一番明るくした状態で、屋外で読んでみましたが、十分に読むことができる明るさです。
なお、通常モデルはこのようにタッチ操作で調整を行いますが、シグニチャーエディションではこの明るさ調整を自動で行うことができます。(後述)
色調調整について
色調調整は、画面のトーンを調整する機能です。

セピア系の温かい色から、くっきりした白さの寒色と、好みのトーンに調整ができます。


明るさと同じ手順で簡単に色調調整を行えるほか、色調調整をする時間の指定もできます。
色調調整の方法
読書時の画面で、画面上のベゼルあたりから下にスワイプ
→操作メニュー内の「明るさ」で
→さらに、「時間を指定」の部分で、色調調整の時間を設定可能。
読みやすいトーンで読書ができますよ。
防水性能について
万一水がかかったり、雨に濡れたりしても大丈夫なのはもちろん、お風呂場での読書でも安心です。

Amazonの販売ページでの紹介でも、バスタイム読書可能の記載があります!
実際にお風呂で読んでみると、これが結構良い感じ。
一日の終わりに、ゆっくりお風呂に漬かりながら読む体験は、なかなか新鮮かつ良いリラックスになるなと感じました。
シグニチャーエディションについて
シグニチャーエディションの特徴・機能
Kindle PaperWhite(12世代)はより機能を増やしたモデルとして、「シグニチャーエディション」が存在します。
シグニチャーエディションの特徴・機能
・ストレージ容量が32GBへ増量
・カラーがメタリック色で、グリーン系も選べる
・自動明るさ調整機能あり
・ワイヤレス充電あり
特に、自動明るさ調整機能とワイヤレス充電機能で、ハードウェアとしての機能の差別化がされています。
自動明るさ調整は、正直とても心惹かれる機能です。近年のスマホにも当然のように搭載されている便利な機能。一日に様々な場所で読書する方、屋外での読書も多い方には、かなり嬉しい機能ではないでしょうか。
ワイヤレス充電も、別途充電台を購入することで手軽かつスマートに充電可能。より使いやすくなる目玉機能です。
どちらを買うべきか
シグニチャーエディションは32,980円。通常のPaperwhiteに比べ、5,000円の価格差があります。
この価格差で上記の機能が手に入るのは、正直魅力を感じます。値段にも見合うどころかそれ以上の価値があると思っており、私も最後までどちらにするか悩みましたが、通常モデルを購入しました。
私が通常モデルを選んだ理由は下記のとおりです。
通常モデルを選んだ理由
・マンガは紙で読んでいることもあり、ストレージ容量が気にならなかった
・過去に使用していたKindleでも、明るさ調整は我慢するかさくっと調整していた
・充電台に設置場所やコストをかけたくなかった
一番大きな検討材料だったのは充電台。他のワイヤレス充電台でも充電できないことはないのでしょうが、平置きで場所を取ってしまう関係で、どうしても純正品の充電台を購入する必要が感じられます。
そこまでコストをかけたくないのと、仮に買ったとしても充電台の設置スペースも確保する必要があることが課題。
ただ、Kindle端末の強みである12週間のバッテリーを考えれば、充電頻度もそこまで多くないだろうと、充電台は我慢することにしました。

私の使用では、通常モデルで十分と感じられました。
逆に、シグニチャーエディションがおすすめな方は下記になります。
シグニチャーエディションがおすすめな方
・ケーブルでの充電をしたくない方、設置スペースが十分取れる方
・様々な場所で読書をされる方、屋外でも読書を良くする方
・読書量が多く、マンガも電子書籍で、ストレージ容量が気になる方
特に明るさ調整は標準で付いていてほしいと思うくらい便利だと考えている機能で、自宅・電車・カフェ・屋外…など、色々な場所で読まれる方にはあって嬉しい機能だと考えています。
とにかく読書を頻繁にする方、マンガなど活字以外の媒体もkindleで良く読まれる方、場所を問わずにいろいろな場所で読まれる方などは、検討してみてはいかがでしょうか。


なお、ケースは通常モデル・シグニチャーエディションで共通です。
Kindle Unlimitedについて
Kindle端末を最高に使い尽くせる、おすすめのサービスがKindle Unlimited。
ベストセラーの書籍や人気のマンガ、話題の雑誌などが月1,000円台で読み放題の、超超お得なサービスです。
街でよく見かける人気雑誌も対象に入っており、2~3冊も読めば元が取れるどころか、十分おつりがくるくらいの充実度。

Prime加入での読み放題もありますが、Unlimitedに加入すると、比べ物にならない量の書籍が読めます!
未加入の方は、kindle端末の購入に合わせて、ぜひ使ってみていただきたいサービスです。きっと、価格以上の価値が感じられますよ。
まとめ
以上、Kindle Paperwhite 12世代のレビューでした。
個人的には、とにかく電子ペーパーの課題であるタッチのレスポンスの改善が、今作のアップデートの一番大きなポイントであり、一番惹かれた点です。
より使いやすいモデルに仕上がっていて、購入しての満足感がとても高い1台でした。
今後長く使っていきたいと思っています。それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。



