こんにちは、たけもとです。
ベストセラー書籍「シリコンバレー式 最強の食事」は、脳のパフォーマンスを上げながらもダイエットの効果がある、そんな食品の知識が詰まった一冊でした。
この書籍のなかでも、最強の食事の到達点として扱われていたのが「バターオイルコーヒー」です。
実際に腹持ちも良く、頭もすっきりとした状態で過ごすことができ、忙しい日常だからこそ取り入れたい食事(飲み物)になります。
今回はバターオイルコーヒーの効果や作り方を詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。
バターオイルコーヒーの概要
バターオイルコーヒーとは、上質なバターやオイルを混ぜたコーヒーで、高い集中力サポートとダイエット効果が特徴の飲み物です。
全米でベストセラーとなった書籍「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」で紹介されたことで世界中に広まり、コンビニでの販売や専門店もできました。
著者デイヴ・アスプリー氏は、チベットの標高の高い雪山を訪れた際に、現地で振る舞われたバター茶を飲んだことで体と頭がすっきりした体験から、バターオイルコーヒーの研究・開発を行うことに。
徹底的に試行錯誤を重ねて開発したバターオイルコーヒーは、集中力を高める効果とダイエット効果の高さが呼び水となり、別名「完全無欠コーヒー」とも呼ばれています。

バターオイルコーヒーの効果
材料の特徴
まずはバターオイルコーヒーの材料ごとに、含まれる栄養素とその効果を見ていきます。
材料 | 含まれる栄養素など | 効果 |
コーヒー | ①カフェイン ②ポリフェノール | ①集中力を高める。脳内の炎症を防いで、認知機能の衰えを防ぐ。 ②高い抗酸化作用。瘦せ型の腸内細菌のえさになり、脂肪の燃焼効果を高める。 |
MCTオイル | ①中鎖脂肪酸 ②カプリル酸 | ①「ケトン体」に変換され、ブドウ糖に代わって脳のエネルギー源になる。 ②脂肪を溜めこむ腸内細菌の活動を抑えて、脂肪を溜めにくくする。 |
グラスフェッドバター(ギー) | 中鎖脂肪酸 | 「ケトン体」に変換され、ブドウ糖に代わって脳のエネルギー源になる。 |
ポイントになるのは、MCTオイルとグラスフェッドバター(ギー)に含まれる中鎖脂肪酸。
中鎖脂肪酸
脂肪酸の長さが一般的な植物油に比べて短い。
→一般的な食物油に比べて、消化吸収が早く、エネルギーになりやすい。
中鎖脂肪酸は、体内で速やかに分解され、肝臓で「ケトン体」に変換されます。
ケトン体はブドウ糖に代わる脳の主要なエネルギー源となり、集中力や記憶力の向上に役立ちます。

端的にいうと、頭がよく回るようになります
メモ
MCTオイルはこの中鎖脂肪酸が凝縮されたオイルで、グラスフェッドバターとは、牧草のみを食べた牛から作られたバターのこと。ギーはバターから不純物を取り除いたものです。
バターオイルコーヒーの効果
それでは改めて、バターオイルコーヒーの効果について見ていきます。
バターオイルコーヒーの効果
① 集中力アップ
② 優れた腹持ち
③ 脂肪燃焼効果
効果① 集中力アップ
コーヒーに含まれるカフェインと、オイルに含まれる中鎖脂肪酸によって、集中力が高まります。
特に上述のケトン体が、効率的にエネルギーに変換されるため、脳のパフォーマンス向上に直結します!
効果② 優れた腹持ち
バターとオイルに含まれる脂質によって、腹持ちが良いため、空腹になりにくいです。
MCTオイルやグラスフェッドバター等の上質な油脂が、糖質の代わりに食事としての満足感、そしてエネルギー源としての働きを担ってくれます。
効果③ 脂肪燃焼効果
痩せるためのポイントが「腸内細菌」。
コーヒーに多く含まれるポリフェノールは「痩せ型」の腸内細菌を増やし、MCTオイルに含まれるカプリル酸が、脂肪を溜めこむ腸内細菌の活動を抑えます。
これらを組み合わせることで、「痩せ型」の腸内細菌を増やして、効果的に痩せることができるというロジック。
メモ
腸内細菌は、糖質に植えた状態になると、FIAFという脂肪の貯めないようにする成分を生みだし、体脂肪を燃やしてくれます。
→糖質を控えて、代わりにMCTオイルやグラスフェッドバター等の上質な油脂を摂ることで、痩せる体へと変化していきます。
バターオイルコーヒーの作り方
それでは、バターオイルコーヒーの材料と作り方を紹介します。
材料
・コーヒー:350ml
・MCTオイル:大さじ1杯
・グラスフェッドバター(ギー):大さじ1杯
作り方
①コーヒーを淹れる
②MCTオイルとグラスフェッドバター(ギー)をコーヒーに入れる
③フォーマーやミキサーで撹拌して完成
作り方は全部混ぜるだけなので、とても簡単!
なお、個人的にハードルを感じるのが、③のミキサーで混ぜるところ。
一応、「しっかり溶かし合わせることで、脂肪燃焼効果が高まる」ようなのですが、ミキサーの準備は手間…
そのため私は、水筒に淹れてシェイクして作っています。これでも十分混ざっているなと感じますし、混ぜる容器と飲む容器が一緒なので、洗う手間も少なくて済みます。

作りやすく続けやすいのが一番。この方法で私は満足しています。
おすすめ商品
バターオイルコーヒーのおすすめの材料を、2通りご紹介します。
①コスパよくしっかり:自宅でコンスタントに作れる方におすすめ
②手軽さ重視:外出先や忙しい朝におすすめ
①コスパよくしっかり作る場合
自身で作る場合は、MCTオイルとグラスフェッドバター(ギー)をそれぞれ準備します。
以下、コスパもよく美味しく飲めるおすすめ商品をピックアップしました!



なお、グラスフェッドバターとギーは、どちらでも大丈夫です。(書籍の中でも、どちらにするべき、といったような言及はありませんでした。)
最初は常温で保存できて扱いやすいギーから始めて、慣れてきたらコスパの良いバターに切り替えるのがおすすめです。

バターは1回毎の量に切り分けて保存すると、とても使いやすいです。
これらと合わせて、コーヒーを用意します。
私のおすすめのコーヒーは下記の商品。コスパが抜群なうえに、美味しく飲めるコーヒーです。

②手軽さ重視で作る場合
外出先など、簡単に作りたい場合は、粉末のオイルを使うのも一つの手段。

こちらは、コーヒーに粉を混ぜるだけなので、材料の準備や混ぜる手間がぐっとラクになります。
ただし、①でご紹介したものに比べると、費用に対して作れる量が少ないです。
また、商品記載のレシピ通りに作っても、①に比べて摂取できるMCTオイル/グラスフェッドバターの量は少なくなります。

自宅でしっかり作れるなら①がおすすめ!
バターオイルコーヒーを飲んてみて
腹持ちについて
朝食としてバターオイルコーヒーを取り入れたところ、確かに、昼食までお腹が減ることがなかったです。
また、朝食~昼食まで、ご飯やパンなどの糖質を取らなくてよい分、頭がすっきりとして、午後まで集中して作業をすることもできました。
とはいえ15時ころになると、さすがに小腹が空いてきます。
そのタイミングで簡単にお菓子を食べるくらいで、それ以降は夜19時に帰宅するまで、何も食べずに過ごすことができました。

昼〜夕方を完全に食べないのは難しく、間食でうまく補うのがポイントになります。
効果について
まず、集中力については、糖質を取らないこともあいまって、集中力アップを実際に感じられます。
ダイエット効果については、執筆現在ではまだ試せていませんが、他のブログ等を見ると、このダイエット効果が特に大きく感じられているようです。
なお書籍の著者であるデイヴ・アスプリー氏は、140kgあった体重を、50kg以上減量しています。
バターオイルコーヒーを飲むコツ
MCTオイルの摂取量
MCTオイルは摂取量が多いと、お腹がゆるくなる恐れがあります。
そのため、最初から規定通りの分量を入れるのは、控えたほうが良いかもしれません。
最初は5gくらいから始めて、大丈夫そうであることを確認して、徐々に分量を増やしていくのがおすすめ。

私も、最大でも1日大さじ1杯までに留めています。自身の体と相談!
味わいを変える
バターオイルコーヒーは通常のコーヒーに比べて、かなりクリーミーな味わいになります。
コーヒーに調味料を入れると味の変化を楽しめますが、クリーミーな味わいにぴったりなのがシナモン。
ほか、スパイスを入れて、チャイのような飲み方をしてみるのもよさそうですね。

毎朝飲むことを考えると、バリエーションがいくつかあると、飽きずに楽しめそう!
こだわりたい方へ
こだわってバターオイルコーヒーを作りたい方は、金属製のメッシュフィルターで作るのが推奨されています。
コーヒーのオイルがしっかり出るので、風味豊かなアロマが感じられるほか、コーヒーの抗炎症性物質をより多く摂取できます。
個人的にはフレンチプレスでコーヒーを作るのがおすすめ。
ドリップに比べても、手軽に作れるところが嬉しいポイントです。

また、しっかり撹拌までしたい方は、下記のようなスティック型のミルクフォーマーが便利です。

まとめ
以上、バターオイルコーヒーについての解説でした。
クリーミーな味わいで腹持ちが良いだけでなく、頭の働きも良くしてくれて、ダイエット効果もあるという、魔法のような食事(飲み物)です。
短期的には腹持ちやパフォーマンス向上の効果が感じられますが、長期的に続けて、ダイエット効果まで実感できればと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
なお、バターオイルコーヒーを解説している書籍「シリコンバレー式 最強の食事」は下記の記事で詳しく紹介しています。




