こんにちは、たけもとです。
この記事を読まれている方は、おそらくブログをこれから始めてみようと考えている方や、始めて少し経つといった方が多いのではないでしょうか。
そんな皆様に、今回レビューしている書籍「ブログで5億円稼いだ方法」が、非常に良い書籍でしたので、おすすめします。
これからブログを始めるつもりだけど、どのジャンルにしようか悩む
記事を作成し始めたところだが、アクセス等を良くしたい
読まれる記事がどんなものか知りたい
そんな声に応えてくれる一冊です。私も書いて3カ月目になりますが、読んだ内容それぞれを実践してみたいと思う内容でした!
以下レビューしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
書籍概要
著者について
著者はきぐち 氏。「副業クエスト100」というブログを運営されています。
2005年にブログを開始。最初は収益がない3年間となるも、SEO対策等でブログを改善し、5年目にして月収10万円を達成。その後、徐々に収益を伸ばしていき、2020年にはなんと累計収益5億円を突破しています。
現在は数多くのメディアに取材・紹介を受けており、ダイヤモンドオンラインでも執筆をされています。
本の概要
本書の最初の見開きで書かれている、本書の概要がこちら。
・「最短で収益を出す」ブログ戦略
・最強テンプレートを公開!ブログ文章術
・収益が爆増する「稼ぐ記事」の作り方
・マーケットを掴むアクセス解析法
本書は著者がブログを始めた経緯から、記事の文章の書き方・キーワード選定、収益のための運用方法まで、カバーしています。広い範囲を扱っていながら、それぞれの内容はとても充実しており、読者が気になるポイントを非常に的確に捉えています。
加えて、著者はどんな書籍にしたかを示す一文を抜粋します。
本書では、「これからブログを始めようと思っている人」になるべくわかりやすく、かつ「すでにブログを運用している人」にも深く響くような、「ブログで稼ぐためのバイブル」を目指しました。
まったくこの記載通りでした。実際にブログを立ち上げようとされる方、運用を改善したいと思っている方のこれからをしっかり支えてくれる1冊です。
要点整理
以下、書籍内の要点となるところについて、整理します。
本書の要点
再掲となりますが、本書の概要は以下のとおり。
・「最短で収益を出す」ブログ戦略
・最強テンプレートを後悔!ブログ文章術
・収益が爆増する「稼ぐ記事」の作り方
・マーケットを掴むアクセス解析法
この4つのポイントに従って、本書の内容について触れていきます。
①「最短で収益を出す」ブログ戦略
冒頭では、そもそもブログはどのように収益を生むのか、noteやYoutubeなどと比較したりしながら解説しています。ブログとはどんな媒体なのか、ブログの仕組みや収益性について解説しています。
そのうえで、特化ブログか雑記ブログか、ブログジャンルはどれが勝てるか/収益化に好ましいか、等のブログの立ち上げに関わる解説をしています。
例
・雑記から始めて特化に移行するのも良い
・広告主がたくさんいるジャンルを選ぶ …等
ブログのジャンル選びは、ブログを始めるうえで非常に大切な決断になりますが、それを様々な視点から触れてサポートしています。
②最強テンプレートを後悔!ブログ文章術
いざブログを始めよう/始めたといっても、文章を書くのには慣れていない…私もそんな人間の一人です。
そうした方向けに、「読んだ人間を行動させる」ことを目指したテンプレートを提示しています。(このテンプレートは、私も書いている記事と当てはめながらリライトしたいと感じました)本文構成以外にも、クリックをしてもらいやすくなるタイトルの作り方なども、「相手に響く」ことに主眼をおいて解説をしています。
結果、アクセスを受け、読んでもらい、収益に繋がっていく形となるので、相手に読んでもらう・アクションを取ってもらうための工夫の積み重ねが、非常に重要だと考えています。
③収益が爆増する「稼ぐ記事」の作り方
SEOの解説を踏まえたうえで、記事の作成方法について解説しています。
まず、Googleの過去の検索アップデート事例を詳細に踏まえながら、Googleがユーザーの意図をどのように汲んでいるかを丁寧に説明しています。「ユーザーが検索する行為」自体を、Googleがどのように捉えているのかのつながりが見えて、非常に勉強になる一節です。
そして、基本的なスタンスは「SEOより読者目線」です。ここが徹底しています。
そのうえで「アクセス」「成約率」「広告単価」に注目して、文書の書き方、リンクの貼り方などを解説。広告を貼る位置まで、具体的なノウハウを紹介しています。(これもありがたかった…!)
③マーケットを掴むアクセス解析法
ブログを書いている身として特に良かったのが、このアクセス解析法。Googleアナリティクス・サーチコンソールの基本的・具体的な運用方法が記載されています。
コンバージョン、離脱率、流入経路など、ツール内で使用される単語の意味と、その確認方法について書かれており、即実践に移したいと思った内容でした。
加えて、SNS運用についても、ブログと同じテキストベースのSNSであるX(Twitter)を題材に解説。誰に・いつ発信するのかや、フォロワーとの交流などについて触れられており、コミュニケーションを楽しむことなど、やはり人とのかかわりについての目線が強調されていました。
レビュー・感想
感じたこと・考えたこと
まず、筆者が「読者目線で有益なものが得られるかが重要」と考えていることが強く伝わり、そこにとても好感を覚えました。これこそが本質ですし、読んでいて安心できる、好きだなと感じる本でした。
収益を得るにはGoogleに高い評価を受ける必要があり、そのためGoogleに評価されて稼ぐことだけを目的にしたノウハウベースの本もありますが、それらとは異なります。収益化がテーマの本ではありますが、だからこそ、まず人を大事にしているスタンスです。
本書でもGoogleに評価されるための方法の記載はありますが、前提として「読み手に評価されるものは、自然とgoogleにも評価される」という順番で考えているのが分かります。
SEO対策は、どのブログ本においても触れていることですが、本書は「読者にとっての有益コンテンツを作ること」から視点をブラさず、そのうえでGoogleの仕組みに則って評価されるための、適切なキーワードの設定方法について述べています。
また、ブログを始めて3か月目に差し掛かる身としては、Googleアナリティクス・サーチコンソールの具体的な運用方法が書かれていたのがとてもありがたかったです。(現状使ってはいるものの、自身のサイト改善のために何をどのように生かせばよいのかを整理しきれておらず、この書籍に書いていることから、取り組んでみようと思っています。)その他の細かい情報も、「水増し感」が全くなく、有益な情報ばかりでした。
総じて、この本自体の読み手のニーズを本当にしっかり考えてくれている本だと考えています。
印象的だった部分
印象的に感じたところを数点、具体的にピックアップします。
「提供できるベネフィット」を常に考える
本書の割と前半で触れられている内容で、上記の「感じたこと」に書いたように、本書を通じて根底にある考え方です。
まずは実際の読者をイメージ(ペルソナ設定)したり、アナリティクス等を活用して顧客イメージを固めたり、といった顧客層を自分自身で把握するテップは改めて時間をかけてやりたいと感じました。
そのうえで、どんな悩みを持っているか、自分は何を提供できるのか、を順番に整理し、ベネフィットの提供=記事作成に反映させていきたい。
Googleアドセンスのオススメ掲載位置
広告の形状と、それを貼る位置について解説していました。
短くまとめられている部分ですが、読者だったらどこだと見るか、という視点で考えているポイントでした。記事本文やタイトル以外も、やはり読者目線が肝要だなと痛感した部分です。
ブログ文章術の極意「読んだ人を行動させる」
行動までの流れをいったん整理すると…
行動に移るまでの流れ
①検索意図に沿ったキーワードでタイトルをつける→読者が記事にアクセスする
②検索意図への回答を示した記事を作る→読者が検索意図への回答=ベネフィットがある情報を得る
③読者に何をしてほしいかを実際に言葉にして表現する→読者が見る・買うといったアクションを起こす
上記のような流れになると思います。
各ステップに応じた、「行動してもらうための工夫」を積み重ねる必要があります。記事本文でいうと、最初の1行で惹き付けたり、見てほしい等のアクションを言葉にすることなどです。行動して初めて収益が発生するので、いつもゴールはこの点を見据えていたいですね。
そしてここでもベースになるのは「読者に価値があるか」ということ。常に頭の中においておきたい一節です。
おすすめの方
おすすめの方
・これからブログを始める方で、特にテーマやジャンルの設定を悩んでいる方
(具体的なサイト設立のハウツー等は、別の書籍があると良いと思います。)
・1~3カ月前後運営して、アクセスの改善方法を考えている方
まとめ
以上、「ブログで5億円稼いだ方法」のレビューでした。
著者の誠実なマインドが感じられ、読んでいてとても好きになりましたし、学びがとても多い1冊でした。
ブログを現在書いている身としては、特にキーワード選定(SEO対策)・Googleアナリティクス・サーチコンソールの運用が具体的でとても勉強になりました。これらが習得できるまで、繰り返し本書を読んで、使って、体に浸み込ませていきたいと考えています。
ブログをこれから始める方、1~3カ月前後運営してアクセスの改善方法を探している方におすすめできる1冊です!気になった方は、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。
それでは今回も、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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