こんにちは、たけもとです。
頑張って運動しても、なかなか効果が出ない…
忙しくて、健康に気を遣う時間がない…
日常生活は忙しく、健康を意識しているものの、なかなか健康のためだけの時間をとるのは難しいですよね。
そんな方にお勧めしたい書籍「読むと「全自動」で健康になるすごい本」は、体ひとつで、日常生活のなかで、健康を目指せる1冊です。
鍵となるのは姿勢。
良い姿勢を取るために理解したい、体の力の流れについて理解を深めて実践できます。
書籍概要
著者について
著者は整体師の奥中伸 氏。
コリをもみほぐす一般的な施術に限界を感じ、より本質的な整体を追求。体の構造力学に着目し、体の「正しい矢印」(力の方向)を整えることで、体の構造的なバランスを改善するアプローチにたどり着きます。
本書でも重点的に触れられていますが、骨盤や背骨の重要性を重視。これらの部位の調整を通じて、全身の健康を促進する方法を探求しています。
本の概要
「読むと「全自動」で健康になるすごい本」は、骨盤の向きを正すことで、体が自然と健康になっていくことを、図示しながら分かりやすく説明した1冊です。
本書の冒頭部分で提示されているフレーズがこちら。
正しい「体の矢印」を知れば、体が変わる。
全自動で健康になっていく。
基本的に本書は図を用いて説明をするのですが、「矢印」とは、力が流れていく方向を意味しています。
骨盤や背中などの正しい「矢印」を理解することで、全身の健康につながっていくことを説いた1冊となります。

今回のレビューでも、「矢印」という語をそのまま使いますが、「力の向き・流れ」という意味でとらえてもらえればと思います。

ポイント整理
以下、書籍内の要点となるところについて、整理します。
本書のポイント
本書のポイントは以下のとおり。
本書のポイント
①骨盤を回す
②背骨をつぶす
③全自動で健康になる
この3つのポイントに従って、本書の内容について触れていきます。
①骨盤を回す
本書ではこの「骨盤を回す」ことが、健康になるための最初かつ最大のキーポイントとして示されています。
なかなか聞きなじみがない表現ですが、骨盤の角度を変えて、

なお、著者いわく、「背筋を伸ばせ」というのは誤りであり、あくまで「骨盤の向き」が変わることで、姿勢が良くなるとのこと。
後述の「全自動で健康になる」ための起点となるポイントで、この骨盤の向きを変えることで、背骨、胸、と良い影響が連鎖していき、循環が生まれます。
②背骨をつぶす
一見、悪いイメージを持ってしまいそうな表現ですが、背骨をつぶした状態=骨にしっかり負荷を載せることが出来ている状態といえます。
骨盤がしっかり回って位置が上がると、背骨が適度にS字に押しつぶされます。
一方で、背骨がうまくつぶれていないと、背骨に負荷がかからずに、筋肉に負荷がかかり、これが「コリ」となってしまう。
筋肉の役割はあくまで体を動かすことで、体を支えることではありません。骨が体を支えられるように、背骨をつぶした状態にしようと説いています。
筋肉に余計な負荷がかからなくなると、おのずとコリが減っていきます。
③全自動で健康になる
骨盤や背中、胸などの体のそれぞれの矢印が適切な方向に向くと、8の字を描くと著者は言います。
要するに、一つの矢印が体の他の部位に良い影響を与え、ひいては体全体に、連鎖的に良い循環を生み出していくということです。
本のタイトルである「全自動で健康になる」というのは、いちいち姿勢を良くしようを考えなくても、矢印の良い循環さえ生み出せれば、あとは体の部位のそれぞれが、勝手によい状態を続けてくれる、というものです。
レビュー・感想
感じたこと・考えたこと
全体的に図示された内容が多く、ポイントである「矢印(=力の流れ)」は、直観的に理解しやすいと感じました。
個人的に腑に落ちてしっかり体感できたポイントが二つあります。
一つは「骨盤を回す」こと。
立っているよりも、特にイスに座った時にこの骨盤の向きで体(腰)への負担がぐっと減るなと実感しました。
イスに座っていると腰が座面の前の方にずれてしまうことがありますが、そうなると骨盤が立たず、腰に負担がかかります。骨盤を立てて、イスに骨盤を突き刺すような向きで立たせると、腰の負担がすっかりなくなりました。

キレイな姿勢が一番楽なんだなと感じたところです。
もう一つは胸から前方向に向いた矢印。
猫背になっていると背中から後ろに力が逃げていくような状態となり、背骨が柱として機能しません。一方、骨盤を回して背骨にしっかり負荷が載るようにすると、自然と胸が開き、前の方に力が向いていくのを感じます。
図示できないのが残念ですが、この背中から後ろ逃げる矢印が、胸から前に向かって伸びる矢印に変わるのは、実際に体感で理解できたポイントでした。
全自動という境地には至れていませんが、「骨盤の向きを変えること」「胸から前方向に向いた矢印」は良く理解ができ、普段の姿勢を良くするときは、この2点をまず意識するようになりました。
印象的だった部分
その他、印象的に感じたところを数点、具体的にピックアップします。
姿勢は心の状態にも作用する
上記の胸から前方向に向いた矢印のところで述べられていたポイント。
しっかり胸が開いて前に矢印が向くと、気持ちも前向きに変わる。
休憩のときは猫背になってもよい
著者がいうには、「猫背が悪だ」と意識しすぎていると、リラックスができないとのこと。
休むときは思いっきり脱力していい。
おすすめの方
おすすめの方
・体のコリや痛みを感じている方(特に腰まわり)。
・姿勢の改善で、気持ちも前向きにしたい方。
まとめ
以上、「読むと「全自動」で健康になるすごい本」のレビューでした。
このレビューは全体的に言葉での既述となったので、本の魅力を伝えきれないのが心苦しいですが、姿勢を正すためのイメージが、視覚的にとても分かりやすい1冊でした。
書籍自体は図示が中心で、1時間程度でさくっと読める内容です。それでありながら、図示の内容が分かりやすく、すぐに姿勢を良くしようと実践したくなります。
気になった方は、ぜひ実際に書籍で図を見ながら実践してみてはいかがでしょうか。体の1か所が変わるだけでも、変化を感じられますよ。

関連記事
電子書籍ならKindle Unlimited。対象書籍は読み放題!