こんにちは、たけもとです。

今回は、Logicoolポータブルマウスの人気機種、「M350s」と「M370」について、比較レビューを行います。

Logicoolが好きだけど、どちらのマウスを購入するか悩んでいる

M350sは持っているけど、新商品であるＭ370も気になっている

両方を使用してみての実際の声を聞いてみたい

上記のような考えを持たれている方の参考になる記事になれば幸いです。サイズ感やデザイン等、似ている2機種ですが、その違いについて細かいところまで見ていきたいと思います。ぜひ、最後までご覧ください。

はじめに

各商品のレビュー

はじめに、今回比較する２商品は、それぞれ下記にてレビューをしています。

基本的な機能や、細かな機能などについては、下記の記事をのぞいてみてください。

M350sのレビュー↓

M370のレビュー↓

要点

以下、主なポイントを一覧化しています。

	M350s	M370
サイズ	幅：58.7mm 高さ：26.62mm 長さ：106.7mm	幅：59.4mm 高さ：35.2mm 長さ：104.8mm
重量	76g	82g
カラー展開	5色	7色（初期4色＋新規3色）
固有の要素	・Logiboltレシーバー格納スペースあり	・高速スクロール
LogiOptions＋	1か所対応（ミドルボタン）	2か所対応（ミドルボタン・トップボタン）
使用電池 電池寿命	単三電池×１ 24カ月	単三電池×１ 24カ月
Easy-Switch登録端末台数	3台まで	3台まで
静音クリック	〇	〇
Logibolt（別売）対応	〇	〇
Logicool公式ページ	https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/mice/pebble-2-m350s-wireless-mouse.910-007005.html	https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/mice/pop-wireless-mouse.html

それでは、以下詳細をレビューしていきます。

比較レビュー

※各画像の左側が「M350s」、右側が「M370」になります。

サイズ・重量

全体的にM350sの方が薄くて軽くてコンパクトになります。

ただ、異なるのは厚みくらいで、長さや幅についてはほぼ同じ、重量も目立った差ではないので、持ち運ぶ際の差はそこまでないかと思います。

とはいえ、「小さいポーチやバッグに極力コンパクトに収めたい」という方はM350sのほうが、スッキリしまうことができておすすめです。

商品展開・ラインナップ

カラーラインナップは両者とも複数色展開されています。

いずれも黒・白系統のオーソドックスなカラーラインナップがありますが、その他の色について見ると、M350sの方は全体的に落ち着いた色が多く、M370の方ははっきりとしたポップな色合いが多いです。

また、トータルコーディネートの面で見ると、それぞれ対応した色のキーボードが販売されていますが、M370は部分的なラインナップとなっており、M350sの方が揃えやすい印象です。

マウス	M350s	M370
対応キーボード	PEBBLE KEYS 2 K380s	POP KEYS K730
備考	ー	初期の4色には対応。 （執筆段階ではK730のグラファイト・オフホワイト・ローズはなし。POP ICON KEYS K680 はキートップの色が個性的で、完全にマウスと合致しない）

機能

まず、両者の機能面の共通点を以下に挙げます。

M350sとM370の機能上の共通点
・静音クリックが可能
・Logibolt（別売のUSBレシーバー）に対応
・3台まで端末を登録して選択可能

そのうえで、それぞれに見られる優位な点を見ていきます。

M350sに見られるメリット

M350s（左）には、Logiboltのレシーバーの格納スペースが設けられています。（M370（右）にはない）

Logiboltを使用されていて、レシーバーを外して持ち運ぶ方には便利なポイントかと思います。

M370に見られるメリット

①高速スクロール

M370は高速スクロールが可能です。（M350sは不可。）

ホイールを素早く回すと、回り方が切り替わり、しゅーーんと気持ちよくホイールが回ります。抵抗なくたくさんスクロールができ、ブラウジング等がとてもしやすいです。（ゆっくりスクロールした際は、通常のクリック感のあるホイール操作です。）

②LogiOptions＋への対応台数

どちらのマウスも、アプリ「LogiOptions＋」にて、ボタンに機能を割り当てることが可能ですが、M370の方は2か所に機能を設けることができます。（ミドルボタン＝ホイール押し込みと、トップボタン＝〇の印字がされているボタン）

一方、M350sの方は、ミドルボタン（＝ホイール押し込み）の1か所となります。

使用感

厚み

厚みが異なるという話をしましたが、私としては、M370のほうが厚みがあるぶん、より手のひらに当たってくれて、安定感がある印象です。

Ｍ350sは厚みが少ない分、M370を触ったあとだと、手のひらが少しすかすかしたような感覚になります。それでも手のひらにちゃんと当たるくらいの長さはあるので、十分使用には適っています。

「安定感×持ち運びやすさ」のトレードオフの要素ですね。

ボタンの位置

M370のレビューでも触れたのですが、M370は右クリックが不意に反応することがある、というレビューが少々見受けられました。この点について、見ていきたいと思います。

以下の写真の図示について
・赤：マウスの最も広い部分
・緑：ボタン部分
・青：側面パーツ部分

側面をよく見ると、M370の方は、マウスの最も広い部分（赤）に対して、ボタン部分（緑）が覆うような作りになっています。

一方、M350sの方は、マウスの側面パーツ（青）が、マウスの最も広い部分（赤）よりも上にはみ出ていることがわかります。

マウスを持ったときに、最も広い部分（赤）に、おのずと指が当たる形になるわけですが、M370の方はボタン部分（緑）に指が当たりやすいのに対して、Ｍ350sのほうは側面パーツ（青）に指が当たるような作りになっている、ということが言えます。

上からも見てみます。

M370は、何も意識せずにそのまま持つと、やはりボタン部分に直接指が当たっています。

一方、M350sは、直接ボタン部分に指が当たらず、側面パーツに指が接しています。

参考に、同社のMXシリーズのマウスを見てみると、右クリックのボタンは側面には露出しておらず、あくまで側面パーツに包まれるような形になっています。

以上から、M370は右クリックのボタン部分が直接指に当たるような作りになっており、マウスを動かしたりした際に、指に不意に力がかかった際に、クリック操作が行われてしまうものと考えられます。

M370の使用上の工夫
・本体の側面に「指を添える」ように使う
・本体の後ろに「手のひらを載せる」ように使う
上記のようにして、ボタンのパーツに力がかからず反応しないよう意識して使うと、一応問題なく使用できています。

比較のまとめ

以上の比較レビューより、それぞれ、下記の通りまとめました。

一言でまとめると、ポータブル性の高さが大事でシンプルな作業中心の方はM350s、長時間の作業のしやすさや実務性を求める方はM370がよいと考えています。

おわりに

以上、M350sとM370の比較レビューでした。

どちらを購入するか悩んでいる、M350sは持っているが新しく発売されたＭ370も気になる、という方の参考になれば幸いです。それぞれの詳細についてもレビューしていますので、よろしければ下記よりご覧ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました！

M350sのレビュー↓

M370のレビュー↓