こんにちは、たけもとです。
様々なポータブルキーボードが販売されている中で、話題の機種となっている「MOBO Keyboard 2」と「Keys to go 2」。今回はこちらの2機種を、比較レビューしていきたいと思います。
どちらを購入しようか迷っている
片方を持っているけれど、もう片方もとても気になっている
いずれも持ち運びの性能と使用感が非常に高く、外出先での作業に最適なキーボードですが、だからこそ導入にあたってどちらにするか気になるかと思います。上記のような方のひとつの判断材料になれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
はじめに
各キーボードのレビュー
はじめに、今回比較する2製品は、それぞれ下記にてレビューをしています。基本的な機能や、細かな機能などについては、下記の記事をのぞいてみてください。
Mobo Keyboard 2 のレビュー↓
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Keys to go 2 レビュー↓
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要点
以下、主なポイントを一覧化しています。
商品名 | MOBO Keyboard 2 | Keys to go 2 |
ラインナップ | 2色展開 ・ブラック ・ホワイト | 2モデル展開 ・通常版(Win/iOS両用) ・iPad用 |
サイズ | 使用時 : W291 × D120 × H13 mm 折りたたみ時 : W166 × D120 × H15 mm | W250 × D105 × H4.35-8.97 mm |
重量 | キーボード本体:286g スタンドカバー:172g | 222g |
接続端末台数 | 最大2台 | 最大3台 |
キー配列 | 日本語JIS配列 | 日本語JIS配列 |
キーピッチ | 19mm(一部 16.6mm / 14.3mm) | 18mmピッチ |
キーストローク | 1.5mm | 1mm |
キー構造 | パンタグラフ | パンタグラフ |
駆動方式 | 充電式 USB-C | ボタン電池 CR2032 × 2個 |
充電時間 | 最大約4時間 | - |
連続使用時間 | 最大約84時間 | 最大36カ月 |
対応OS | Windows11 / Windows10 / macOS / iOS / iPadOS | Android 12.0以降 ChromeOS Windows 10以降 iPad OS 17以降 iOS 17以降 macOS 14以降 |
商品公式ページ | https://mobo-jp.com/products/mobo-keyboard2/ | https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/tablet-keyboards/keys-to-go2-universal.html |
レビュー
それでは、以下ポイントごとに比較をしていきたいと思います。
ポイント① サイズ
Mobo Keyboard 2は、キーのサイズ・ピッチが十分に取れています。このサイズ感のおかげで、持ち運びのしやすさがありながら、普段のデスクトップやノートPCの環境と変わらずに使用できているところに、道具としての安心感を感じています。
Keys to go 2の方は、幅・奥行を比べても、Moboよりも小ぶりです(キーピッチも1㎜ほど小さい)。成人男性が自然と手を置くと、小指がはみ出すかもしれないくらいのサイズ感。Moboのほうは余裕があるサイズ感でしっかりと作業でき、Keys to go 2の方はコンパクトな分狭いスペースでも作業できます。
ポイント② 打鍵感・キーストローク
ひとことで言い比べると、Mobo Keyboard 2は「深くて軽い」、Keys to go 2は「浅くて固い」打鍵感です。
キーストロークを数字で比べると、Moboは1.5mm、Keys to go 2は1mmと如実に異なります。一般のノートパソコンと似た打鍵感が好みならMobo、Magic Keyboardのような薄くてリニアな打鍵感が好みならKeys to go 2が良いかと思います。
ポイント③ 持ち運び性
まずサイズから。Moboのほうは厚みがあって狭め、Keys to go 2は幅があって薄めになります。収納時の形状が異なるので、手持ちのバッグやデバイスと合わせて、勘案するポイントになってきますね。
重さはわかりやすく、本体だけで比べても、Keys to go 2が60gほど軽いです。(Moboはカバーは使用すると、さらに重くなります。)手に持った時には違いは一応感じられますが、バッグに入れてしまえばそこまで目立たない差とも思います。
ポイント④ 電源管理
Mobo Keyboard 2は充電式で、端子は安心のUSB-C。当たり前となりつつある仕様ではありますが、やはり実際にUSB-C端子だと安心しますね。なお使用時間は、カタログスペックでは「最大約84時間」となっています。
Keys to go 2は電池式で、最大寿命は3年と非常に長いです。充電が近づくと赤いランプが光るため、交換のタイミングもわかりやすいと思います。充電を考えることなくバッグに放り込んでおけるところは良いポイントです。
※電池式ということで、できればボタン電池を常備しておけると安心…とも思うのですが、電池交換に使用するドライバーがトルクスドライバーというものになり、他のデバイスに共用しにくいと思うので、実際はやはり電池は持ち歩かないことになると思います。
ポイント⑤ デザイン
Mobo Keyboard 2はキートップの印字が多く、使われている色も多いです。そのため、複数OSに対応しているという点を踏まえても、キーごとの機能がよくわかりやすいなと感じます。外装については金属製で、ひんやり・がっしりした印象です。
一方、Keys to go 2は単色で、特にiPad用モデルだとキートップの印字も最小限。かなりスッキリした見た目のデザインだと思います。カバーの表面がマットな質感で触り心地が非常によく、高級感を感じます。
ポイント⑥ 価格
ここもわかりやすい差があるところで、Mobo Keyboard 2は7,980円、一方keys to go 2は13,200円。およそ5,000円ほどの価格差があります。この価格差をどう捉えるか…が課題になりますね。
所感
以下、私の感じたポイントについて記載していきます。
ポイント① 電源のON/OFF・接続
Mobo Keyboard 2は折りたたみ式ということで、使用時に可動させる箇所が数点ありますが、開いてそのまま電源ON・接続開始というつくりが本当に気持ちが良いです。バッグから出して、開いて、作業開始!とスムーズに移行できます。終わったらそのままパタンで、はい終わり。このムダのない設計が好きです。
Keys to go 2はその点、カバーを開いた後に小さな電源スイッチを操作してONにする(使用後もOFFにする)必要があります。贅沢ですが、ここがカバー開閉でON/OFFだったらまずもって抜かりなしだったなと感じます。
接続台数の面で考えると、Mobo Keyboard 2は2台、Keys to go 2は3台までとなりますので、タブレット+スマホで済むのか、それ以上なのか、で頭の片隅に置いておきたいポイントですね。
ポイント② 打鍵感
打鍵感は全体的に、Keys to go 2のほうに質の良さを感じます。1枚仕上げのキーボードで、キーの精度もすこぶる高く、打っているときのカタツキもほとんど感じない、という点で安心感を感じています。
Mobo Keyboard 2の金属製のパーツがカシャカシャ動くメカニカルな感じは、正直ヨダレが出るほど好きなのですが、Keys to go 2に比べると、可動部が多いことに加えて、キーそのものの精度が若干甘い(ほんのちょっと遊びがある)ような印象です。(でも、あくまでKeys to go 2に比べた場合です。単体で使用していたら、そこまで気になるものではないかなと)
サイズに着目すると、Mobo Keyboard 2の空間的な余裕が、快適な打鍵を提供してくれます。Keys to go 2も入力が苦になることはないのですが、比べてしまうと、キーボードが広い方が(特に長時間作業において)快適です。
あとは既述のとおり、一般のノートパソコンと似たストロークの深みが好みならMobo、Magic Keyboardのような薄くてリニアな打鍵感が好みならKeys to go 2が検討候補になると思います。
ポイント③ 持ち運び性
どのデバイスと一緒に使って、どのバッグに収納するのか、という点で考えたいところ。例を出して考えると、iPadと一緒に持ち運ぶとき。以下ちょっとイメージしてみます。
iPadと一緒に持ち運ぶシーンを想像して
例1:iPad Mini … 小型のバッグやサコッシュに入れる→純粋に幅の小さいMoboの方が幅がコンパクトに済む
例2:iPad Air … ブリーフケースや小型のリュックに入れる→薄くて平べったい形状のKeys to go 2がスッキリ収まる
MoboはiPad Miniよりも縦も横も小さく収まりが良い感じ。使用するデバイスや、お手もとのバッグの形状と相談しましょう。
ポイント④ 接触不良
これは個人的に気になっているところで、Keys to go 2の電池式であることが影響しているのか、接続が切れるシーンが少々見受けられました。Keys to go 2は全体のバランスが良いだけに、この点がものすごく惜しいです…
一応、下記の対応で少しは良くなったかなと感じています。
Keys to go 2の接続の障害に関するレビュー↓
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ポイント⑤ 価格&モデル
最後に価格です。既述の通り、Moboの方が約5,000円ほど安いです。
個人的には、まずMoboをすでに持っている人が、Keys to go 2に乗り換えるだけの価格ではないかなと感じています。まだどちらもなく、迷っているという方は、予算からMoboにする、という選択も大いにありだと思います。
ここで、もう一つポイントを挙げるとすると、Keys to go 2の方はiPad専用モデルを選べるところに優位性があります。実際にiPad上で操作をすると、Fnキーはそこまで使わないのと、Cmd・Optキーの位置が正規の場所にあるという意味で、やはりiPad専用モデルの方がレイアウトが自然に操作できています。
iPadでしかキーボードを使わない、という方でしたら、Keys to go 2のiPad専用モデルを購入する意義はあると思います。
比較のまとめ
ポイント整理
以上の比較レビューより、それぞれ、下記の通りまとめました。
MOBO Keyboard 2 | Keys to go 2 | |
価格 | ¥7,980 | ¥13,200 |
サイズ | デスクトップやノートPCの環境と変わらない余裕のある使用感。 | 幅も奥行きもコンパクト。狭いスペースでも作業可能。 |
打鍵感・キーストローク | 深くて軽い | 薄くて固い キーの作りの精度が高い |
持ち運び性(収納時サイズ) | 厚めで幅がコンパクト | 薄くて横長 |
電源操作 電源方式 | 開くと自動でON/OFF 充電式(USB-C) 気づいたときに充電しやすい | スイッチ操作でON/OFF 電池式(CR2032×2) 充電を気にせずバッグにしまっておける |
デザイン | 印字のテキストや色が多めで機能がわかりやすい 金属製でがっしりとしたつくり | 印字はモノトーンでシンプルなデザイン マットな質感で、落ち着いた印象 |
※価格は執筆段階(2024年12月)のもの
おすすめの方
MOBO Keyboard 2
★外出先でも広いキーボード面で作業したい方
・ノートパソコンのような打鍵感が好みの方
・折り畳みのメカニカルなデザインが好みの方
Keys to go 2
★iPadでのみキーボードの使用を考えている方(→iPad専用モデル)
・充電が手間に感じる方
・際立つ薄さやマットな質感、シンプルなデザインが好みな方
おわりに
以上、「MOBO Keyboard 2」と「Keys to go 2」の比較レビューでした。
どちらも一長一短があり、それでいて大変作りのよいキーボードなので、購入する際は迷われる方もいらっしゃるのではないかと思います。今回の比較レビューが、判断材料のひとつになれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
Mobo Keyboard 2 のレビュー↓
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