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【解説】コーヒーが「まずい」と感じる原因と対策|より美味しい1杯に仕上げるために

2025年10月5日

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一杯のコーヒー

こんにちは、たけもとです。

せっかく淹れたコーヒーなのに、なんだか美味しくない…

なぜか苦すぎる、薄すぎる、酸っぱすぎる…

といった、コーヒーに対しての悩み、体験したことはありませんか。

コーヒーは豆やお湯、ドリップの方法など、様々なポイントが絡み合って1杯が仕上がっています。

そのため、何をどう手をつけてよいのか、とわからなくなることも多いですよね。

今回は、主な3つのケースから、コーヒー豆が美味しく味わえない原因と、その対策について徹底解説します。

改善のポイントが分かり、コーヒータイムが最高のひとときに変わる一歩が踏み出せる、そのきっかけになれば幸いです。

コーヒーがまずいと感じる原因と対策

本記事では3つのケースから、コーヒーが美味しく楽しめない原因と、その対策について解説します。

ポイント

ケース①:コーヒーの味が濃すぎる/薄すぎるとき
ケース②:コーヒーの酸味やエグみが気になるとき
ケース③:コーヒーの味が合わないとき

ケース①:コーヒーの味が濃すぎる/薄すぎるとき

原因

コーヒーの味が濃すぎる/薄すぎるときは、主にお湯に原因があります。

具体的には、抽出温度注ぐ速さ・量がポイントになります。

コーヒーが濃い
(苦みや雑味が強い)
コーヒーが薄い
(味わいや風味が弱い)
抽出温度高すぎる
(94℃以上など)
低すぎる
(84℃未満など)
お湯を注ぐ速さ注ぐのが遅すぎる
(一度に注ぐ量が少なすぎる)
注ぐのが早すぎる
(一度に注ぐ量が多すぎる)
お湯の量少なすぎる多すぎる

温度・量は目視しやすいですが、ドリップの注ぐスピードは測りにくいです。

ドリップの速さにより「コーヒーとお湯が触れる時間」が変わります。

コーヒーとお湯が触れる時間が長すぎると、苦味や渋みが強調された重たい味わいになり、逆に短すぎると薄くて水っぽい、風味に乏しいコーヒーになってしまいます。

特に、ケトルが使いにくいと、このような味のムラが生じやすいです。

対策

対策1 細口ケトルを使う

細口ポットを使うと、お湯を注ぐ量をコントロールしやすいです。そのため、濃すぎず薄すぎない、バランスの取れた味わいになります。

良くある例として、広い口のケトルを使ってお湯がドバっと多く出てしまうと、薄い味わいのコーヒーになってしまいます。

細口のケトルを使うと、お湯をゆっくり注ぐことができ、じっくりと味を引き出すことができます。

また、電気ケトルなら温度管理ができるモデルもあり、さらに味わいを安定させることができます。

一般的に、コーヒーの抽出に適したお湯の温度は90℃前後。5℃刻み、できれば1℃刻みで調整できるものが使いやすいでしょう。

対策2 スケールを使う

より美味しさを求める方は、スケールの使用もおすすめします。

コーヒー豆の量や、注いだお湯の量がわかるので、毎回のドリップで、同じ味わいを再現できるようになります。

特に、タイマー機能が付いているスケールで注ぐスピードが分かると、より安定してドリップができ、狙った味わいを再現できるようになります。

とはいえ、豆用のメジャースプーンや上記のポットでも、豆や湯量はある程度なら把握できるので、まずは上記のケトルからトライするのがおすすめです。

対策3 コーヒーマシンを使う

コーヒーマシンを使えば、お湯の温度・速さ・量の問題が一気に解決可能。

特に、豆とお湯の分量を正確に測る「全自動式」のコーヒーマシンであれば、ボタンひとつで適切な量を自動的に測ってドリップしてくれます。

豆から挽いて美味しい1杯にするもよし、カプセル式で手軽さを追求するのもよし。

使用感に合った好みの1台探しには、下記の記事をご覧ください。

手軽に、安定した味わいでコーヒーを楽しみたい方には強くおすすめしたい手段です!

ケース②:コーヒーの酸味やエグみが気になるとき

原因

コーヒーの酸味やエグみが気になるときは、コーヒー豆の「酸化」が主な原因です。

コーヒー豆は思った以上にデリケートで、空気、光、湿気といった様々な要因から酸化が進んでいきます。

特に押さえておきたいのは空気(酸素)。空気と触れる時間が多いほど、風味がすぐに損なわれていきます。

そしてこの酸化は、コーヒーを豆でなく粉にして保管しているとより進みやすいとされています。

挽いて粉にすると、表面積が増えて酸素とコーヒー豆が触れやすくなるためです。

対策

以上から気をつけたいのが、「密閉容器で空気に触れさせない」「豆のまま保管して、飲む直前に挽く」の2点です。

空気をシャットアウトできるキャニスターで保管、そしてできれば粉でなく豆のまま保管するのがベスト。

コーヒーの鮮度が高くキープされると、それがコーヒーの美味しさに直結します。

保管のしかたを意識するだけなので、簡単に実践でき、それでいてしっかり効果があります!

下記の記事で詳しく解説しています。

ケース③:コーヒーの味が合わないとき

原因

コーヒーは産地と焙煎度によって大きく味わいが異なります。

華やかな味わいが好きなのに、あっさりしてクセのない味わいのコーヒー豆を買ってしまった

中深煎りは好きだけど、深煎りすぎて濃い味わいはなんだかニガテ

こうした舌に合わない豆を買ってしまうと、せっかく買っても飲む頻度が落ちて、②で述べた酸化が進んで、より飲まなくなって…という悪循環になってしまうことも。

色々な豆を試すことで分かってくることもありますが、できれば自分に合った豆を選びたいですよね。

対策

まずは自分の好みの味わいを知るところが大切。

お勧めのサービスはポストコーヒー

コーヒー診断で自分のタイプの味が分かるほか、ロースト度合いを好きなレベルに設定でき、焙煎度の好みを合わせることができます。

他にも、ロースターの定期便は店ごとの個性が生きており、美味しく自分に合った豆が欲しい方には、とても良い手段になります。

プロの焙煎技術を生かした純粋なおいしさを追求した豆、焙煎士の知識を生かして自分の好みを探していける店など、個性豊かなお店が揃っています。

普段買っている豆から、一歩幅広さ、奥深さを感じたい方は、お店ごとの強みを生かした定期便をまとめた下記をご覧ください!

まとめ

以上、コーヒーが美味しくないときの、原因と対策についての解説でした。

ここで改めて、ポイントを整理します。

ポイント

ケース①:コーヒーの味が濃すぎる/薄すぎるとき
 → お湯の量・温度・注ぐ速さを適切にする
ケース②:コーヒーの酸味やエグみが気になるとき
 → コーヒー豆の鮮度を保つ
ケース③:コーヒーの味が合わないとき
 → 美味しいコーヒー豆を選ぶ

コーヒーは道具や淹れ方、そしてコーヒー豆と、さまざまな要素が結びついて1杯が出来上がります。

その複雑さから、どこからどうやって手を付ければ美味しくなるのか、なかなか分かりにくいところもあるかと思います。

今感じている問題はどれか、そこから、本記事の内容を参考に、ひとつひとつ改善に繋がっていけば幸いです。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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