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【解説】好きな味のコーヒーを見つける方法〈酸味系コーヒー編〉

2024年12月28日

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酸味系コーヒー イメージ

こんにちは、たけもとです。

今回は酸味系コーヒーについて、解説をしていきます。

酸味系コーヒーが好き・気になっている方に、ぜひ読んでいただきたい記事になります。

ぜひ、最後までご覧ください!

はじめに

この記事について

この記事では、酸味系コーヒーについて下記のポイントを解説していきます。

・代表的な産地
・淹れ方のポイント
・おすすめの楽しみ方
・おすすめの商品

味わいを実際に試してみたい場合は、後述のおすすめ商品から、味わいを試してみるのもおすすめです。

こちらの記事で、コーヒーの味わいについての概要を説明しています。

代表的な産地

主に「アフリカ」「中米」の国が中心になります。

エチオピア(モカ)

酸味系の代表ともいえる産地で、まずはエチオピアのモカから、酸味を味わってみるのがおすすめです。

「コーヒーの貴婦人」とも呼ばれるエチオピアのコーヒーは、上品な酸味で世界的にも人気があります。ベリーやブドウのようなフルーティな味わいが感じられます。

特に「モカ」は世界で最も古いコーヒー豆とも言われる、歴史のある豆になります。

なお、モカの中でもいくつか種類があり、「モカシダモ」がポピュラーで、酸味と甘く芳醇な香りが特徴です。また「モカイルガチェフ」と呼ばれる品種は、エチオピアの中でも最高の品質を持ち、柑橘系のフルーティな酸味がはっきりと感じられます。

私自身、コーヒーに関心を深めるきっかけになったのがこの「モカイルガチェフ」。一口飲んだときの強いオレンジの風味に、コーヒーの世界がぐんと広がった感覚を覚えました。

ケニア

ケニアも爽やかな酸味をはっきり感じられる品種で、ベリー系・柑橘系のジューシーでフレッシュな果実味が特徴です。

そこにアロマの強さ、コクの強さもあり、ボディのあるしっかりした味わいとなっています。

近年、「サードウェーブコーヒー」と呼ばれる、産地や生産者への関心を強めて、コーヒー豆の味や品質にこだわりを深めていく文化が勢いを増しています。この文化の中では、浅煎りにすることでコーヒーのクリアな香りを楽しむことがポイントになっており、ケニアのコーヒーは、サードウェーブの文化のなかで強い存在感を放っています。

特に浅煎りで、そのフルーティで豊かな風味を味わいたい豆です。

タンザニア(キリマンジャロ)

タンザニアはケニアの隣国。キリマンジャロはその中でも、ケニアの国境付近に位置する高山です。

苦味が少なく、ベリー系、柑橘系のフルーティさ、そしてコク深さが楽しめます。

上に挙げた2つが「爽やかな酸味」とすると、キリマンジャロは「力強い酸味」と言える味わいで、野性味ある味と評されることも。浅煎り~中煎りで柑橘系の風味を楽しむことも、深煎りで甘さと香りのマリアージュを楽しむこともできます。

キリマンジャロはハワイのコナ、ジャマイカのブルーマウンテンとともに、世界三大コーヒーと評されており、日本でも昔ながらの喫茶店でも見かけることが多いです。町のお店で見かけたら、一度手にとってみてはいかがでしょう。

パナマ(ゲイシャ)

キレのあるスッキリとした爽やかな酸味。

特に浅煎りで淹れると、ジャスミンのような花を思わせる香り・柑橘系の酸味が感じられます。紅茶のような華やかな味とも例えられるなど、上品かつどこか浮世離れしたイメージを持つコーヒーです。

パナマのゲイシャは2004年、「ベスト・オブ・パナマ」という国際品評会で、世界最高価格で落札された記録を持ちます。そもそもの生産量も少なく、現代でも世界最高峰の味わいとして、高い価格で販売されています。

昨今の質を求めるスペシャルティコーヒーの中でも、ひときわ存在感を放ち続けるコーヒーです。

酸味系の味わいを楽しめる商品

実際に酸味系コーヒーを味わいたくなった方向けに、味わいを試せる商品をいくつか紹介いたします。レビューを書いている記事もありますので、良ければそちらもご覧ください。

ブレンド

ブレンドは複数の生産国の豆を使ったコーヒーです。飲みやすいように豆を混ぜており、バランスのよい1杯が楽しめます。系統を知りたい際の最初のチョイスにおすすめです。

ブルーボトルコーヒー ブライトブレンド

ペルーとエチオピアのブレンド。焙煎度は一番軽い「ライトロースト」。まろやかで落ち着いた口当たりの良さがありながら、酸味・フルーティさがしっかり感じられます。

ストレート

ストレートは1種類の豆を使ったコーヒーです。まずはブレンドを飲んで自分の好きな味の系統だと分かった際に、より深く豆のことを知りたくなった時に、おすすめです。

エチオピア(モカ):カカシコーヒー モカ エチオピア シダモG1

エチオピア(モカ)。焙煎は浅めの中煎りのミディアムハイロースト。なめらかなコク、引き締まった酸味、甘酸っぱさが特徴。

エチオピア(モカ):自家焙煎コーヒー マウンテン エチオピア モカ イルガチェフェ

エチオピア(モカ)。焙煎はライトローストで、イルガチェフェ特有の香りや酸味を楽しめます。フルーティさを評価する声がレビューにも多く、果実味を感じてみたい方におすすめです。(なお、こちらの店舗のAmazonページを見たところ、挽き目をかなり細かく調整できることに驚きました…!商品のグラム数が多いと、配送料も無料の様子。)

ケニア:ミカローストCoffee ケニアAA 

ミカロースト Coffee
¥2,198 (2025/03/23 17:09時点 | Amazon調べ)

商品名の「AA」はケニア国内のグレードを示すもので、このAAが豆の粒も大きく最高の品種であることを示します。中煎りで、柔らかなフルーティーさと マイルドな苦味をもつ、バランスの取れた味わい。

タンザニア(キリマンジャロ):銀河コーヒー キリマンジャロ

タンザニアのキリマンジャロ。中煎りのミディアムローストで、柔らかい酸味、甘くて上品な香り、爽やかなコクが特徴。エーデルワイスという白くて可憐な花を思わせる、嫋(たお)やかで芯のあるコーヒーとのこと。

パナマ(ゲイシャ):Scrop COFFEE ROASTERS パナマ ゲイシャ エスメラルダ農園

Scrop COFFEE ROASTERS(スクロップ コーヒーロースターズ)
¥5,800 (2025/03/23 17:09時点 | Amazon調べ)

エスメラルダ農園は、2004年の品評会「ベスト・オブ・パナマ」でゲイシャの名前を世界的に広めた農園です。コーヒーというよりはアールグレイの紅茶のような華やかさ。希少な豆のため、50gで3000円オーバーと高級になりますが、せっかくならブレンドよりは単一豆で。気になった方はぜひお試しください…!

淹れ方のポイント

ドリップもできる方向けに、簡単にドリップの調整要素をまとめています。

酸味を生かす淹れ方

味わい酸味(ライトさ・フルーティさ)
豆の粉の粒粗い
→スッキリ雑味のない味わい
お湯を注ぐスピード速い
→スッキリ雑味のない味わい
お湯の温度低い
→温度が低いと成分の移動が遅めになるが、酸味は低い温度でも出しやすいため、酸味が味わえる

補足:おすすめの楽しみ方

まずはドリップコーヒーを味わいながら、下記も併せて試してみるのをおすすめします。

酸味系コーヒーのおすすめの楽しみ方
・リフレッシュのタイミングで飲む:明るい味わいが気分を引き立たせてくれます。
・フルーツ系のデザートと合わせる:華やかな味わいで口の中がいっぱいになります。
・はちみつを入れてみる:砂糖とは一味違った、風味豊かな甘味を楽しめます。

あと、個人的には、アイスコーヒーは苦味系よりも酸味系で楽しみたいと感じています。きりっと引き締まった飲み口に、華やかな香りがすっと抜けていく感覚がとっても心地よく、リフレッシュの時間に最適です!

飲めるシーズン等が限られるかもしれませんが、ぜひお試しください。

まとめ

以上、酸味系コーヒーについての解説でした。

酸味系コーヒーが好き・気になっている方が、好みの味わいを見つける・深める一つのきっかけになれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。良ければ下記の記事も、あわせてどうぞ。

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