3Dプリンターを使う 3Dモデリング

【Shaper3D】初心者も直観的に使えるiPad向け3DCAD|有料/無料版の違いや特徴について

2025年1月19日

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Shaper3Dの操作画面

こんにちは、たけもとです。

3Dプリンターを先日手に入れて、モデリングもやってみようとあれこれPC版のソフトを触ってみているところ、マウスでの細部調整にまだまだ慣れておらず、造形が難しく感じています。

たけもと
たけもと

直観的に操作して、手軽に造形を楽しんでみたい…!

と思って探した「Shaper3D」というiPad用のモデリングソフトを使用したところ、かなり快適でしたので、情報をまとめていきたいと思います。

とにかく直観的に操作できるところがポイント!無料版もあり、これからモデリングに挑戦してみたい方に、おすすめできるソフトです。

概要

Shaper3Dとは

iPad向けの3Dモデリングソフトです。(PC版もiOS/Win版が用意されています)

iPadで手やペンを使用して、以下のような機能を使うことができます。

Shaper3Dの主な機能
・モデリング
・レンダリング
・出力(書き出し)
・ARでの投影

無料版でも主要な機能を使うことができますが、一部制限があります。

本記事では、主な機能や、有料版と無料版の違いについて、見ていきたいと思います。

解説

Shaper3Dの特徴

大きく、下記の3点について触れていきたいと思います。

Shaper3D(無料版)の特徴
①直観的な操作で3Dモデリングが可能
②ARで実物サイズを確認可能
③無料版の出力は「低品質」のみ

①直観的な操作で3Dモデリングが可能

このShaper3Dの最大の特徴は、ペンや手で直観的に操作・モデリングができることです。

iPad向けに最適化されているインターフェースで、非常に使いやすいです。また、3DモデリングソフトはPC上で使用するとなると一般に相応のスペックが要求されますが、Shaper3Dは、PROモデルでないiPadでも快適に使うことができました。

たけもと
たけもと

私はiPad Mini 6を使っていますが、ヌルヌル動きます!

加えてガイドも充実しています。

3Dモデリング初心者の私が、最初のガイドを見る時間も合わせて、15分くらいで下記写真のような簡単なコップ形を作ることができました。

どの辺や面を調整するか、アールをどのくらいつけるか、といった点を直観的に操作できるのがとても快適で、思った形でモデリングができるのが面白いです。

②ARで実物サイズを確認可能

制作したデータを、実際にARで現実世界に落とし込んで確認できます。

ARでの確認手順
画面上部「…」 ≫ 書き出し先 ≫ ARでプレビュー

画面で操作を行うと…

このように、実物のサイズ感で投影することができます…!(写真左側がARで投影したデータ、右側が実際に印刷したもの)

無料版でも使える機能で、素直に感動しました!

③無料版の出力は「低品質」のみ

無料版ではSTLと3MFの低解像度のみの出力に限定されています。上記の画像の印刷物も、低品質のSTLで出力しています。

印刷物を改めて見てみると…

左のモデリングした形状が円状であるのに対して、右の印刷物は12角形くらいの角ばった形状に変わってしまっていました。本当に粗々のテストプリントくらい、の感覚になるのかなと思います。

※印刷まで考える場合は、なるべく直線的でシンプルな形状の方がよさそうです。

有料版と無料版の違い

以下ポイントを整理します。

無料版有料版(Pro)
保存できるデータ2つまで制限なし
出力できる拡張子・STL(低解像度のみ)
・3MF(低解像度のみ)
・STL(低・高品質)
・3MF(低・高品質)
・X_T、X_B、IGES、STEP、STL、OBJ、USDZ、SHAPR、DXF、DWG、PDF、SVG、イメージ、
使用できる主な機能・3Dモデリング
・ARビューア
・デバイス間での同期
左記に加えて、
・技術図面投影
・優先技術サポート
・チーム共同作業
料金無料・月額:38ドル(執筆現在 約6,000円)
・年額:300ドル(執筆現在 約46,900円)

モデリングやPCとの同期といった基本的な機能は、無料版でも使えます。「モデリングをしたい」「機能に触れたい」「印刷のテストをしたい」という目的であれば、十分かと思います。

一方で、無料版は作成できるデータ数がかなり限られています。また、出力できる拡張子も種類が少ないだけでなく低解像度のみとなります。特に印刷物の精度を求める場合は、必然的に有料版を使用する形になります。

たけもと
たけもと

どのくらいの作業レベルを求めるかで、要検討ですね

iPadアプリのインストール

iPadのからは、App Storeより「Shaper3D」を検索してインストール。

アプリを開くとアカウント作成を求められるので、メールアドレス等を入力してアカウントを作成すれば、使用可能になります。

チェック
無料版で使用したい場合は、「Proのトライアル」を選択しないように注意!(Pro関連の表示が出た際にはスキップしましょう)

PCとの連携

無料版でもPCと連携可能でしたので、以下見ていきます。

PC版については、下記からインストーラをダウンロードできます。

ダウンロードができたらそのままインストール開始。

インストールが済んだら、iPadで作成したアカウントと同じアカウントでログイン。

すると、「最近のプロジェクト」のところに、iPadで作成したデータが連携されています。

開いて編集することも、もちろんOK!

無料版の用途

無料版の用途としては、ドラフト作成や簡単な構造物の作成に向いています。

直観的な操作がこのアプリの醍醐味で、思いついたアイデアを、スピーディに形にしていくところに強味があります。デザインを作るところまでであれば、無料版でも十分可能。かなりシンプルな形状のものであれば、実際に印刷もできるかも。

一方で、印刷まで行う場合、特に複雑な形状・正確さが求められるといった場合は、有料版を使用して精度の高いファイルで出力することがマストになります。

※さらに言うと、PC上で「別のソフトを使用して」細かな調整を行っていくのが好ましいと思います。上記の通り、PC版の「Shaper3D」もあるものの、ブレンダーなどのPC用モデリングソフトに比べると、調整できる項目は少なめです。(逆を言えばシンプルで使いやすい、ということですが。)

細かなところまで造形にこだわる場合は、Shaper3Dでラフ作成→別ソフトで詳細をデザインという流れでの使用が良いでしょう。

ファイル出力をして、別ソフトのほうで読み込み→編集という流れで扱うことができます。ただ、無料版では出力形式や品質が限定されてしまい、この方法をとってもそこまで大きな恩恵は得られないのかなと。あくまでPro版を使用したうえで、別ソフトを使用する形で効果を発揮することになろうかと思います。

※参考:無料版で低品質のSTLで出力した今回のデータを、ブレンダーで読み取った様子

やはりカクカクしてしまっています。もともとの丸い形状で読み込めればよいのですが、これはあくまで出力の問題。そして、きれいに出力したい場合はPro版を使おう、ってことですね。

まとめ

以上、Shaper3Dの概要についてのレビューでした。

執筆現在は無料版を使用していますが、モデリング自体は問題なくサクサクできて、非常に快適で、何より楽しいです!iPadをお持ちの方は、最初のモデリングにはかなり良いソフトなのではないかと思います。

とはいえ、無料版だと精細度や作成できるデータ数に限りがあります。こうなると、高い精度で出力できる有料版も気になってしまう…

今後のモデリングのスキルアップに合わせて、検討していきたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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