こんにちは、たけもとです。
電子書籍リーダーとして最も有名であろうKindle。
今回は、Kindle 端末の中でもリーズナブルなモデルである「Kindle(無印)」について、解説していきます。
Kindle Scribeの手書き機能が気になっている
PaperWhiteとの違いが知りたい
そんな方の一つの判断材料になれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください。
はじめに
Kindle(無印)の概要
Kindle(無印)はAmazonの電子書籍リーダー「kindle」の中でも、最も安く手に入るモデルです。
他のモデルに比べて機能や性能は抑え目ではありますが、電子書籍として「多くの本を手軽に持ち出す」用途は十分に実現できる、
kindleの電子書籍サービスを使ってみたい方、始めてのkindle端末で安く買いたいユーザーに、お勧めな端末です。
Kindle(無印)の特徴
それでは、Kindle(無印)がどんなモデルか、詳しいところを見ていきます。
Kindle(無印)の位置づけ
最初に、他のモデルと比べたときのKindle(無印)の位置づけについて見ていきます。
現在発売されているkindle端末の、主なシリーズごとの要点を以下に整理します。
シリーズ | Kindle(無印) | Kindle PaperWhite | Kindle Scribe |
ひとことで言うと | エントリーモデル | 定番・万能モデル | 高性能モデル |
主な特徴 | ・最も安価なKindle ・画面サイズが最も小さく、重さも一番軽い | ・無印に比べ、あって嬉しい機能が搭載されている (防水、色味温度の調整など) | ・スタイラスペンが付属し、手書き入力が可能。 ・画面サイズが最も大きく、明るさも最も明るい。 |
おすすめの方 | ・とにかく安くKindle 端末が欲しい方 ・一番小型で軽量の端末が良い方 ・初めて電子書籍を使う方 | ・価格と性能のバランスを求める方 ・どのモデルにするか迷っている方 ・防水性能で雨を気にせず持ち運びたい/お風呂でも読書を楽しみたい方 | ・明るく大きな画面での読みやすさを重視する方 ・手書きをしながらじっくり読書したい方 ・予算が十分に取れる方 |
Kindle(無印)はエントリーモデルとしての位置づけで、最も安く手に入るkindle端末です。

電子書籍の使用感を試してみたい!
といった、電子書籍をまだ使ったことがないけれど、試しに使ってみたい、という方が主なユーザー層になってくるのではと思っています。
また、機能や画面のサイズは抑えめではあるものの、一方で一番小型で軽量なkindle端末とも言えるので、とにかくコンパクトに持ち運びたい方にも使いやすい1台となっています。
Kindle(無印)の世代ごとの比較
次に、直近のモデルを比較して見ていきます。
世代 | 8世代 | 10世代 | 11世代 | 11世代 |
発売年 | 2016年 | 2019年 | 2022年 | 2024年 |
容量・ラインナップ | 4GB 広告あり/なし | 4GB 広告あり/なし | 16GB 広告あり/なし | 16GB 広告なしのみ |
価格 | ・広告なし:8,980円 ・広告あり:10,980円 | ・広告なし:8,980円 ・広告あり:10,980円 | ・広告なし:10,980円 ・広告あり:12,980円 | 19,980円 |
サイズ:本体 | 160×115×9.1mm | 160×113×8.7mm | 157.8×108.6×8mm | 157.8×108.6×8mm |
サイズ:ディスプレイ | 6インチ | 6インチ | 6インチ | 6インチ |
解像度 | 167ppi | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | なし | あり(LED4つ) | あり(LED4つ) | あり(LED4つ) |
重量 | 161g | 174g | 158g | 158g |
充電端子 | microUSB | microUSB | USB Type-C | USB Type-C |
バッテリー持続時間 | 4週間 | 数週間 | 数週間 | 最大6週間 |
防水対応 | × | × | × | × |
備考 | ― | ・ホワイトモデルあり | 2022年モデルに比べて、 ・5.0GHz帯に対応 ・ディスプレイ明るさが最大25%アップ |
アップデートの傾向
・バッテリー持続時間やストレージ容量は順当に向上
・充電端子は11世代でUSB Type-Cにアップグレード
・画面は解像度が向上し、フロントライトも搭載
・画面サイズは据え置き=コンパクト
年ごとに順当にアップデートを重ねており、USB Type-C端子にアップグレード、フロントライトの搭載&明るさアップで、リーズナブルながらも使いやすい1台へと成長しています。
それでありながら本体・ディスプレイのサイズは据え置きなため、コンパクトな使用感を維持しています。
※ディスプレイやバッテリーなどの本体性能が上がったほか、広告なしのみになったこともあり、価格感は相応に上がっています。
特に手持ちが2016年モデルの方は、充電端子やバックライトが純粋にプラス要素となっているので、買い替えの価値はあると考えています。一方、2019年モデルをお持ちの方は、ストレージ容量と充電端子さえ我慢すれば、買い替えの必要はなさそうです。
補記
分かりにくいのですが、11世代は2022年モデルと、2024年モデルの2種類があります。現在はAmazonでは2022年モデルの販売が見当たりませんが、購入時は年数に着目するようご留意を。

kindle PaperWhiteとの比較
kindle(無印)の購入を検討されている方は、kindle PaperWhiteの購入も迷われているのではないでしょうか。
これら2機種の、2025年4月時点での最新モデルで比較して見ていきましょう。
モデル | kindle(無印) | kindle PaperWhite |
世代(最新) | 11世代 | 12世代 |
発売年 | 2022年 | 2024年 |
ストレージ容量 ラインナップ | 16GB 広告なしのみ Wifiモデルのみ | ・16GB ・32GB(シグニチャーエディション) 広告なしのみ Wifiモデルのみ |
価格 (2025年4月時点) | 19,980円 | ・16GB:27,980円 ・32GB:32,980円 |
カラー | ・ブラック ・マッチャ | ブラックのみ (シグニチャーエディションはメタリックブラック/メタリックジェードの2色) |
サイズ:本体 | 157.8×108.6×8mm | 176.7×127.6×7.8mm |
サイズ:ディスプレイ | 6インチ | 7インチ |
重量 | 158g | 207g |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
バッテリー持続時間 | 最大6週間 | 最大12週間 |
防水対応 | × | 〇 |
色調調整 | × | 〇 |
明るさ自動調整 | × | 〇 (シグニチャーエディションのみ) |
ワイヤレス充電 | × | 〇 (シグニチャーエディションのみ) |
ストレージの容量や本体カラーも違いはありますが、最大のポイントはやはり機能差。
表の下4つの部分の機能が、kindle(無印)では省かれています。
加えて、バッテリー持続時間もおよそ倍の違いがあります。
価格差はPaperWhiteの通常モデルで8,000円、シグニチャーエディションでは1万3000円。この価格差と機能の差から、どちらを購入するか検討する形となります。

なお、私は防水機能を求めて、PaperWhite(通常モデル)を購入しています。
あとは、画面・本体サイズがもう一つの検討のポイント。
小さい画面はコンパクトに持ち運ぶのにぴったり。用途としては、小説等の活字を読む形が中心になろうかと思います。Kindleでは活字は文字サイズを調整できるので、画面が小さくても見やすさを補えるためです。
一方で、マンガもかなり良く読むという方は、より画面の大きいPaperWhiteの方がセリフなどがつぶれにくく快適に読める意味で好ましいでしょう。
なお、kindle PaperWhiteについては下記の記事で解説しています。
おすすめの方
kindle(無印)がおすすめの方
・とにかく安くKindle 端末が欲しい方
・一番小型で軽量の端末が良い方
・初めて電子書籍を使う方
電子書籍を使ったことがなく、まずは使用感を試したい、という方にお勧めしたい1台です。
機能を絞ったリーズナブルなモデルではありますが、特に最新モデルではUSB-C端子になっていること、ディスプレイの明るさも上がっていることで、使いやすさをしっかり底上げしていることが感じられます。
また、とにかくコンパクトさを追求したい方にもおすすめ。Kindle PaperWhiteは年々サイズが大きくなっている一方、kindle(無印)は長らく6インチのコンパクトさを保っています。

個人的には、特に小説をメインに使用される方には、PaperWhite以上に使いやすい端末にもなりうると思っています。
Kindle Unlimitedについて
Kindle端末を最高に使い尽くせる、おすすめのサービスがKindle Unlimited。
ベストセラーの書籍や人気のマンガ、話題の、などが月1,000円台で読み放題の超超お得なサービスです。
街でよく見かける人気雑誌も対象に入っており、2~3冊も読めば十分元が取れるどころが、おつりがくるくらいの充実度。

こんなに読めて良いの?と思うほどの書籍が読み放題に…!
kindle端末はもちろん、スマホやタブレットでも閲覧可能なので、kindle端末をまだ持っていない方も、ぜひ試してみていただきたいサービスです。
まとめ
以上、Kindle(無印)について、どんな機種かの解説でした。
電子書籍の最初の1台におすすめ。画面の明るさも年々向上していますので、使用感は徐々に高まっています。
また、小型のサイズ感はPaperWhiteにはないメリットになります。機能は控えめでもOKな方や、コンパクトな使用感を求めている方に、ぜひ使ってみていただきたい1台です。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました!
