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パーソナル・プラットフォーム戦略|周囲を巻き込む「場」づくりによって、不安定な時代を生き抜く

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こんにちは、たけもとです。

今回は「パーソナルプラットフォーム戦略 自分をプラットフォーム化する仕事術」という書籍をレビューします。

周囲を巻き込む「場」づくりによって、不安定な時代を生き抜いていく、その価値や方法について語られている本です。

プラットフォーム化がどんなものなのか、といった点を整理しながら、ポイントをまとめていきたいと思います。

パーソナル・プラットフォーム戦略の概要

不確実性が高まる一方の現代。一つの場所に留まるのは、それだけでリスクとなる。とはいえ、一人ではできることが限られる。

そこで提案するのが、自分を中心として人を集める場を作る、パーソナル・プラットフォーム戦略。

一人ではできないようなことも、周囲と協力することで実現できる。

会社や特定の場所に依存しない、自分が動かす場づくりについて、解説された書籍です。

パーソナル・プラットフォーム戦略のポイント

それでは、本書のポイントを3つに分けて整理します。

パーソナル・プラットフォーム戦略のポイント
① 個人のプラットフォーム化
② プラットフォーム化のメリット・効果
③ プラットフォームに必要なもの

ポイント① 個人のプラットフォーム化

初めに、本書のキーワードとなる、「個人のプラットフォーム化」について整理します。

個人のプラットフォーム化
自分が中心となって、やりたいことを行う「場」を作ること。
→周囲と助け合うことで、個人のレベルを超えた大きな規模での事業ができる。

不確実性が増す現代において、1つの場所・1つの会社だけに収まってしまうのはリスクとなります。

とはいえ、個人ではなかなかできることが限られてしまう…

そこでプラットフォーム、つまり「人が集まる場」を提供する立場に立つことを、本書では提案しています。

自分のしたいことに共感・賛同してくれる人を巻き込んで、徐々に自分のやりたいこと、アイデアを大きくしていく。

その場には人だけでなく、お金や情報も集まり、1つの場所・1つの会社とは別の新たな資産となります。

たけもと
たけもと

分かりやすい例で言うと、イベントの主催が挙げられるかと思います。
自分の好きなことや世の中に広めたいことを、他の人の協力も得ながら発信し、徐々に世間で必要とされるものに成長していくイメージです。

自身で事業を運営するとなると、自営業やフリーランスとの関連性が強いイメージがありますが、会社員でも同じことができますし、そうしていくべきと言えます。

勤めている会社の看板はなしに、自分で場を提供する「ひとり社長」となる。

そして、不安定な時代の中、どんな状況でも生きていける人間になるのが、この個人のプラットフォーム化の意義となります。

ポイント② プラットフォーム化のメリット・効果

プラットフォーム化によりもたらされるメリットを、大まかに整理します。

プラットフォーム化のメリット・効果
・個人のレベルを超えた規模の大きいことができる
・他の人のアイデアが加わることで、より多くの人に受け入れられる場(サービス)になる
・多くの人(主催側も参加側も)を巻き込むことで、多くの情報がひとりでに集まる …など。

他の人のアイデアを取り入れて、自分のやりたいことを大きくする。

すると、さらに多くの人の共感を得られるものとなり、結果、世の中に必要とされるものへと成長していきます。

つまり、世の中に広く受け入れられる場(サービス)を作るには他者のアイデアが不可欠で、多くの人を巻き込み、大きな規模で運営していけるのがプラットフォーム化のメリットといえます。

一人で行えることももちろんありますが、たくさんの人・お金・情報を集めることで、それだけ多くのものが得られることとなります。

ポイント③ プラットフォームに必要なもの

プラットフォーム上では、周りの人間の協力が必要不可欠です。

では、その協力を得るために必要なものとは何でしょうか。この問いについては、下記が本書で提示されています。

プラットフォームに必要なもの
・相手にまずはギブする姿勢
・謙虚さと感謝の気持ち
・特定の情報を必要としている人に渡す  …など。

一度集まった場にまた集まりたいと思ってもらえるか、参加した人が自分から何かを提供したいと思えるか、はプラットフォームの運営・拡大において最も重要。

だからこそ、まずは自分が相手に何かを与えられる・相手の協力を得られる存在であることが欠かせないのです。

パーソナル・プラットフォーム戦略を読んでみて

まず、プラットフォーム、すなわち「場」を作るにあたって、本書では下記のポイントが提示されていました。

プラットフォーム化のポイント
・新しい価値を生みだすものであるか
・集まる人が自然と増えていくものか
・集まる人や場を健全に保てるか

特に「新しい価値を生みだす」ことが最も重要だと考えます。加えて、本書では「ブルーオーシャンの場」「潜在的なニーズ」についても言及がありました。

これらを統合して考えると、「まだ世間では取り沙汰されていないが、多くの人に潜んでいる問題を、多くの人が共同的に解決できる場」が望ましいものであると言えそうです。

ではその「多くの人に潜んでいる問題」はどこから発掘するのか。

それは、まずは自分の中から、ということになります。そしてその自分の問題に共感してくれる人はどれだけいるのか、を探ることとなります。

いざアイデアができたとして、それを形にするには、基本的には周りの協力が必要となるでしょう。

既述の通り、多くの人のアイデアが、多くの人の共感を呼ぶ、ということは間違いないことだと思います。

このような流れで、自分の問題を世間と照らし合わせて、解決できる場を作っていく流れ、そしてその場があることの価値について、学ぶことができたと思います。

その場で得られるものとして、まずはお金に目が向くかもしれません。しかし、潜在的な問題を発掘して、皆で解決し、世に受け入れられていくことには、お金だけでは得られない、もっと深い価値があるように思います。

パーソナル・プラットフォーム戦略がおすすめな方

パーソナル・プラットフォーム戦略がおすすめな方
・自分一人では形にできないアイデアを持っている方
・会社員以外のビジネスへの参加を考えている方
・今の仕事、生き方から一歩外の新しい視点を得たい方

自分で抱えている、何か(社会的な)問題意識があれば、それを他人にまずは話してみるところが、このプラットフォーム化の第一歩だと考えました。

自分以外の人からの共感が得られたら、それは自分ひとりだけの問題ではなくなります。

新しい視点や価値観を得ながら「場」を作っていく、その場は仕事とは別の、自分の収入源にも、成長の場にも、社会解決の場にもなりえます。

まとめ

以上、書籍「パーソナル・プラットフォーム戦略」のレビューでした。

個人のビジネス以外にも、多くの人を巻き込んでアクションをしたい方に、ぜひ読んでもらいたい1冊でした。

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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