こんにちは、たけもとです。
毎日のコーヒータイム、せっかくならお気に入りの豆を美味しく味わいたいところ。
しかし、コーヒーはただでさえ道具や気を付けるべきポイントが多いので、何から手を付けるべきか迷いますよね。
そこで、ご家庭で美味しい1杯を淹れるための大きなポイントとして、今回は「鮮度」に着目して、解説していきます。
キャニスターとミルを使って、酸化を抑えることで、毎日のコーヒーの味わいがグッとアップします。
鮮度についての知識や、おすすめのアイテムを徹底解説します。ぜひ最後までご覧ください。
コーヒー豆の酸化について
コーヒー豆の酸化の原因
コーヒー豆は想像以上にデリケートなもので、下記のような要因で酸化が進んでいきます。
コーヒー豆の酸化の要因
・空気(酸素)
・湿気、水分
・光、紫外線

今回は、この中でも特に空気(酸素)フォーカスを当てていきます。
コーヒー豆には油分が含まれており、この油分がコーヒーの豊かな香りを演出しています。
しかし、この油分は、時間と共に酸素と結びついていきます。
酸化が進むと、結果としてコーヒーの風味を大きく損なってしまいます。
少しすっぱいような風味がする
不快なえぐみが感じられる
このような味わいは、コーヒーが酸化してしまったが故に感じられてしまうものです。
酸化が目立つタイミング
焙煎が終わったタイミングから、コーヒーの酸化は始まっていきます。
その酸化が徐々に目立ってくるため、目安として、焙煎から2週間~1か月以内で飲み切るのが好ましいと言われています。
どうしても酸化は避けられないものではありますが、保存を適切に行うことで、より長く、新鮮なコーヒーを楽しむことができます。
コーヒーの鮮度が良いと
鮮度の良いコーヒー豆は、まずそもそも美味しい!
味わいのキレも良く、個性あふれる芳醇な香りを楽しむことができます。
また、味わいだけでなく、ハンドドリップをした際にも、お湯を注ぐと大きく膨らんでいきます。
(これは、焙煎時に豆の内部に閉じ込められた二酸化炭素が放出されていくためです。)
放出されるガスにはコーヒーの豊かな香気成分が含まれています。そのため、ドリップしている間から、香り豊かな時間を味わうことができるのです。
まさに、この「膨らみ」こそが、美味しいコーヒーの証。
淹れる時間も、淹れてからの1杯も、こだわって楽しむために「鮮度」がキーワードとなります。

ご家庭でもこだわって改善できる、それでいてしっかり味を左右する大きな要素が、豆の「鮮度」へのアプローチなのです。

コーヒー豆の鮮度を保つ2つの方法
それでは、一般家庭でできるコーヒー豆の鮮度を保つ方法を2つ、ご紹介します。
それぞれ、詳しく解説していきます。
①空気に触れない保管容器を使う
コーヒー豆の鮮度を保つ上でまず重要なのは、空気に触れないよう保管することです。
酸素に触れる時間が長いと、コーヒー豆の油分を酸化が進み、劣化を早めてしまうのです。
買ったときの袋で保管していたら、気づいたら袋の口が開いていた…
容器には入れているが、フタが緩くて中に空気が入っている…
空気に触れずに保管するには、しっかり外の空気を遮断できる保管容器を選ぶのがポイント!
ここでは、おすすめのキャニスターを数点紹介します。
HARIO (ハリオ) 珈琲キャニスターM MCNR-200

安価ながら、密閉用のレバーがついており、空気をしっかりシャットアウトします。
コーヒー豆は100g~200gでの販売が多いですが、200gが入る容量で扱いやすいサイズ感です。
最初のコーヒーキャニスターに、多くの種類のコーヒーを飲むためキャニスターを複数所持したい方に、おすすめです。
エア・リデューサー スリム M 900cc F9483

こちらのキャニスターは、中身の分量に応じて、フタの位置が下に下がるタイプ。
酸化のきっかけとなる空気の量を減らすことができるので、より新鮮さを保てるのが魅力!
サイズも3種類の展開があり、普段のコーヒーの消費量に合わせて選べるのもうれしい。
KINTO (キントー) SCS コーヒーキャニスター 600ml

ガラス製でなく、磁器製のキャニスター。酸素と同様に酸化の原因となってしまう紫外線も防げる点が魅力。
フタにはパッキンが設けられているので、空気の侵入をしっかり防止。
インテリアに馴染むナチュラルなデザインで、見た目も機能もこだわりたい方におすすめです。
SHELBRU (シェルブル) CANISTER

電動で真空にするタイプのキャニスターも販売されています。
USB-C充電式のフタで、ボタン一つのワンタッチ操作で真空保存が可能。15秒で中の空気を抜いてくれます。
とにかく酸化を抑えて、美味しい1杯にこだわりたい方は、検討してみては。
②豆のまま保管・飲む直前に挽く
皆さんはコーヒー豆を買う時、豆のままが多いですか。それとも粉にしていますか。
コーヒー豆を粉にすると表面積が増えるため、その分酸素に触れる面積が多く、酸化が進みやすくなってしまいます。
そのため、コーヒーを美味しく味わうためには、豆のまま保管して、飲む直前にコーヒーミルで豆を挽くのが欠かせないポイントになります。
毎回毎回挽くのは少し手間…ではありますが、この一手間が、豆の鮮度を保ちつつ、挽きたての豆が持つ芳醇な香りを楽しむのに不可欠!
「挽きたて」の感動を体験するために、おすすめのコーヒーミルもいくつか紹介します。
HARIO コーヒーミル MSS-1TB

このHARIOのコーヒーミルは、手ごろな価格と回しやすい本体形状がポイントのコーヒーミル。
本体はクリアで中の様子が見えるので、挽き終わりも確かめやすい。ハンドルを外せるので、収納時もコンパクト。
挽き目の調整も可能でありながら、手に入れやすい価格。最初の1台にも、お勧めしたいミルです!
TIMEMORE C3S PRO

TIMEMOREのC3S PROは、軽く挽ける使い心地と、折り畳み式ハンドルがポイントのコーヒーミル。
ステンレス製の臼式ミルは、スムースなベアリングも相まって、ストレスなく豆を挽くことが可能。
折り畳み式のハンドルで収納時のスペースを取らないので、どなたでも家に置きやすいほか、外出時の使用にも役立ちます!
ラッセルホブス コーヒーグラインダー 7660JP

ラッセルボブスのこの電動ミルは、電動ながら手に入れやすい価格、そして洗練された見た目が魅力。
プロペラ式のミルで、手入れが非常に簡単。操作も、ボタンを1つ押すだけと非常にシンプルです。
手間なく簡単にコーヒーを挽きたい方は、ぜひお手に取ってみてください。
Cores CONE GRINDER C330

コレスの電動コーヒーミルは、機能性の高さと、手入れのしやすさがポイントの、万人におすすめしたい1台。
挽き目や挽く量が簡単に選択でき、ホッパーには豆がたっぷり入るので、豆補充の手間が少なく使いやすい!
コニカル刃のミルは安定した挽き目を実現。ミル部分が外れるので、掃除がしやすいのも嬉しい。古い豆が残ると、風味が損なわれてしまうので。
私もメインで使用している、非常に使いやすい電動コーヒーミルです。
まとめ:鮮度を意識して、毎日のコーヒーをもっと豊かに
以上、毎日のコーヒーをよりおいしく楽しむための、「鮮度」についてのポイント解説でした。
コーヒー豆の鮮度を意識し、保管容器と豆のままの保管(飲む直前に挽く)の2点をアップデートするだけで、皆様のコーヒー体験は劇的に向上します。
キャニスターとコーヒーミル、ぜひこの2つを組み合わせて使ってみてください!
確実に、毎日のコーヒーの味がよくなるはずですよ!
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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