家で音質も良いスピーカーで、ゆっくり音楽を楽しみたい
家で使うなら、インテリアとしても使えるおしゃれなものが良いよなあ
という方には、ぜひ、今回レビューするEDIFIER「MP330」をぜひ手に取ってみていただきたい!
スマホとBluetoothで繋いで、手軽に音楽再生ももちろんOK!
加えて、ピアノ風物理ボタンとmicroSDカード対応で「1台で音楽を楽しめる」ところが魅力のスピーカーです。
インテリアとしても超優秀なこの1台で、何にも繋がらない、ゆっくりした時間を楽しんでみませんか。
EDIFIER MP330の概要
ポイント
やっぱりまず目を引くのが、おしゃれすぎるデザイン。
落ち着いた印象の本体の隅々に、良いアクセントとなる金属パーツがふんだんに散りばめられています。
スピーカーはハイレゾ対応の40W。コンパクトながら、作業部屋や居間で流すのには十分すぎるパワー。
TFカード(microSDカード)に対応しており、スピーカー単体で音楽を鳴らせます。
これらのポイントをメインに、レビューで詳しく見ていきます!
ラインナップ
ブラウン、アイボリーホワイト、ブラックの3種類。
なお、似た形状・デザインの別モデルもありますが、それらとは記事後半で比較しています。
EDIFIER MP330 本体チェック
はじめに、本体を詳しく見ていきます。
本体について
本体外観
前面
温かみのある筐体と、存在感のある金属パーツが目を引く、レトロなデザイン

前面に突き出している、ピアノ風のコントロールボタンがアイコニック。
他にはないデザイン、物理的な使用感が、唯一無二な魅力として光っています。

背面
前面と同じ金属パーツや張地が設けられています。
ムダに内部構造が露出している部分もなく、デザイン面での抜かりが本当にない。
インテリアとして見ても非常に完成度が高いです。

背面下部にはUSC-C給電端子と、TFカード(microSDカード)の差込口。残念ながら、AUXには非対応です。

ハンドル
本機の特徴の一つでもあるハンドル。
本体をベタベタ触らずに持ち運べるのが快適です。素材は合皮。

なお、「本体の裏に回す」といったことはできず、基本的に本体上部に出たままとなります。

スピーカー
スピーカーはハイレゾに対応。
2台のツイーターと1台のウーファーで、低音から高音まで幅広くサウンドを出すことができます。
出力は40Wでそこそこパワフル。8~10畳程度の部屋くらいなら、問題ない音量で音楽を楽しめるでしょう。
同梱品
充電用のケーブルと説明書が付属。

機能について
バッテリー駆動
背面のUSC-C端子で充電。
つなぎっぱなしでもOKですし、外した際には最大19時間の連続再生が可能です!
家の中はもちろん、外出先に持っていても1日たっぷり音楽を楽しめます。
マルチポイント対応
マルチポイントは2台まで対応。
パソコンとスマホが中心かな、と思いますが、つなぎ直しをせずに2つのデバイスから再生できます!
仕事でもリラックスでも。柔軟な使い心地に一役買っています。
専用アプリ「connex」
EDIFIERの専用アプリ「connex」を使うことで、音質のカスタマイズ等が可能です。
※今回は詳細割愛させていただきます。
EDIFIER MP330 レビュー
それでは本機を触れて気になったところと良かったところに、詳しく触れていきます。
気になったところ
取っ手の存在を受け入れられるか
見た目から触れると、取っ手の存在感があります。
似ている機種(後述)に比べると、この取っ手がある分、デザインの要素が一つ多いわけです。

家の決まったスペースでだけ流す、となると、この取っ手が余分なノイズのように感じられるかもしれません。
AUXは対応不可
機能面では、AUXが対応不可!
ここは注意点ですね。わざわざ無くす必要があるとは感じられなかったところですが…
私も買うときに、ここで少し迷いました。
しかし、CDプレイヤー等を普段使用しないので良いかと思い、他のメリットに魅力を感じて購入しました。
音の「広がり」は頑張っている
本機は「360°オーディオ体験」と銘打って、音の「広がり」をアピールしています。
音の「"自然な"広がり」を見た際には、どうしてもスピーカー2台を使ったステレオサウンドには勝てません。
スピーカーは2.1チャンネル(計3基)ですが、ほぼ同じ1か所の音源であるため「1か所から頑張って出している」という印象になります。
一応、ステレオペアリングに対応しており、2台買えばステレオスピーカーとして使うことは可能です。2台買えば。
音量自体は結構良く出ますが、大きくすればするほどに、この印象は強まります。
よって、大音量でガンガン鳴らすというよりは、「書斎や休憩できる家の一角で程よくゆっくり流す」、そんな用途が合っています。
良かったところ
場所を選ばず、表現力豊かなサウンド
音の「広がり」は上記のとおりですが、音質に目を向けると、かなり出来の良さを感じます。
ハイレゾにも対応しており、計3基のスピーカーで、低音から高音まで幅広く、しっかりと音が出ています。

そして、キッチン、居間、作業机と自由に場所を変えてこのサウンドを楽しめるのが、本機の大きな魅力。
見た目が良い製品なので、本体をべたべた触って持ち運ぶのは避けたい…
そうした意味で、ハンドルで運べるのはれっきとしたストロングポイントです。
出力もあるので、アウトドアでも使えそうです。(傷がつくことを考えると、あまりガシガシとは持っていきにくいかもしれませんが。)
インテリアとしてのアクセント
インテリアとしての存在感の強さは、本機(というかこの製品系列)での際立った個性。
金属パーツはもちろん、メッシュの編み込みにまで気品を感じます。

そして何よりピアノ式の物理ボタン。これがデザインとしても、操作性としても最大のポイントになっています。

こういうフィジカルな操作感は安心できて好きなんですよね~
タッチディスプレイや本体天面にフラットなボタンが配置されることが多い現代、良い意味での「余分」に、惹かれてしまうのかもしれないですね。
「繋がらない」時間を作れる
上記の物理ボタンと、TFカード(microSDカード)により、何とも繋げずにスタンドアロンに使えるのが、私が感じた最大の魅力です。

夜に音楽を聴きながら酒でも飲むか、と思ったとき、スマホの画面を見て曲を選んで、スマホを触って音量操作をして…というのはしたくないんですよね。
このMP330なら、TFカードで再生ができ、操作も味のあるコントロールボタンでぽちぽち操作。
このボタン、本当に押したくなるんですよ。マジで。

ディスプレイだとかを見ずに、このスピーカーだけで音楽を楽しめられているのが、「繋がらない」時間を作れていて安心しますね。
EDIFIER MP330 がおすすめの人
MP330と同じようなデザインで、違った機能・サイズの機種があります。
最後にこの類似機種と比較しながら、おすすめの人について見ていきます。
類似機種との比較
| MP230 | MP330 (今回レビュー品) | D32 | |
|---|---|---|---|
| 価格 | 11,990円(税込) | 16,990円(税込) | 25,580円(税込) |
| カラー | ・ブラック ・ホワイト ・ブラウン | ・ブラック ・ホワイト ・ブラウン | ・ブラック ・ホワイト ・ブラウン |
| サイズ | 16.2×8.45×9.65 cm | 20.7×10.1×11.6 cm | 25×16.2×18 cm |
| 重量 | 0.85 kg | 1.13 kg | 3.04 kg |
| 出力 | 20W | 40W | 60W |
| ハイレゾ対応 | × | 〇 | 〇 |
| 接続:AUX | 〇 | × | 〇 |
| 接続:TFカード (microSD) | 〇 | 〇 | × |
| 接続:Bluetooth | 〇 | 〇 | 〇 |
| マルチポイント対応 | × | 〇(2台) | 〇(2台) |
| Airplay対応 | × | 〇 | 〇 |
| 取っ手の有無 | なし | あり | なし |
| おすすめの人 | ・Bluetoothはスマホだけ(orパソコンだけ)と割り切って使える人 ・本体のコンパクトさ、ミニマルさを追求する人 | ・コンパクトさと音質を両立したい人 ・スピーカー単体の使用に魅力を感じる人 ・AUX対応は無くてもOKな人 ・場所を変えて使いたい、アウトドアでも使いたい人 | ・家のリビング等でゆっくり高音質な音楽を流して楽しみたい人 ・(バッテリーは積んでいるが)持ち運びはしない人 |
多くの場合、これらのスピーカーはPCやスマホと繋いで使うことでしょう。
なので、その「メインの接続」以外のところにどのような価値を感じるかで、この3つの選び方が決まります。
本体デザインや手軽さを求めるならMP230、音質や幅広い再生方法を求めるならD32。
私はMP330のハイレゾ対応+TFカードでのスタンドアロンな使用に魅力を感じたので、これにしました。
そんな具合で、ぜひ皆さんに合った1台を、お選びください。
まとめ:物理ボタン×TFカード×ハイレゾの独自性!
以上、EDIFIER MP330のレビューでした。改めておすすめの方を再掲します。
「物理ボタン×TFカード×ハイレゾ音源対応」のスピーカーであることに、本機の唯一無二性が出ています。
単純なスマートさや利便性で埋め尽くされる現代に、このおしゃれ1台を何にもつながず使う、その使用感がやみつきになるはず!
リラックスの時間や、読書のお供のシーンに、いわゆるデジタルデトックスのような使い方で、ゆっくりした時間を楽しむことができるスピーカーです。