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【書籍レビュー】世界一のバリスタが描いた コーヒー1年生の本|井崎英典

2023年6月22日

世界一のバリスタが書いた コーヒー1年生の本

こんにちは、たけもとです。

この記事を読んでくださっている皆様は、おそらくコーヒー好きの方なのかなと思います。

私もコーヒーは自分で淹れて飲む程度には好きなのですが、こだわりの深い世界ですので、もっとコーヒーについて、詳しくなりたいという気持ちがあります。

コーヒーはコンビニで買うけれど、自分の家で淹れてみたい

ブラックやラテ以外の、コーヒーの楽しみ方を知りたい

世界一のバリスタである、井崎英典氏が書いた「コーヒー1年生の本」は、これからコーヒーについていろいろと調べていきたいと考えている方はもちろん、基本的なことから一歩、深い知識を知るきっかけが欲しい方に、おすすめの1冊となります。

以下、本の内容とおすすめのポイントについて、ご紹介します。

概要

著者について

本書は、ワールド・バリスタ・チャンピオン(2014年)に輝いた井崎英典さんが執筆されています。

井崎氏は井崎氏はコーヒーの世界大会などで数々の賞を受賞しており、その技術と才能が国際的に認められています。バリスタとしての技術だけでなく、コーヒーの栽培や焙煎、抽出方法など、コーヒーに関する幅広い知識を持っています。

このコーヒーに対する情熱と共に、その知識や経験を共有することにも力を入れており、本書以外の著書や、セミナーなどを通じて、コーヒーの楽しみ方や淹れ方についてのアドバイスを提供し、多くの人々に影響を与えています。

本の概要

ひとことにコーヒーといっても、いざ淹れるとなると、いろいろな知識が必要になりますよね。

豆、道具、淹れ方など、コーヒーは情報が多すぎて、どこから手をつければよいのか分かりにくい!

この本を読むと、そんな悩みがかなり解決されることかと思います。

マンガ形式で登場人物が紹介され、その人物をベースに、コーヒーにまつわるさまざまな知識をわかりやすく説明してくれています。

レビュー

構成について

下記の内容で構成されています。

本の構成
1:知識・道具ゼロから知るコーヒーのしくみ
2:おうちで楽しむ!淹れ方の基本と種類
3:淹れ方とセットで!コーヒーの道具を知ろう
4:運命の味に出会う コーヒー豆の選び方
5:アレンジコーヒーで広がる楽しみかた

1:知識・道具ゼロから知るコーヒーのしくみ

コーヒーに関する基本的な知識を、キャラクターを使ってわかりやすく説明されています。

それぞれのキャラクターのイラストがとても可愛く、馴染みやすい内容でした。

私は産地ごとに特徴をつかむのに、とてもハードルを高く感じていましたが、わかりやすい形で奥深いコーヒーの世界に入り込む手助けをしてくれます。

2:おうちで楽しむ!淹れ方の基本と種類

コーヒーの淹れ方や抽出のテクニックについて詳しく解説されています。

エスプレッソやドリップコーヒー、フレンチプレスなど、いろいろな抽出方法がありますが、それぞれの淹れ方の特徴がわかるので、自分の好みのコーヒーに仕上げるにはどの方法がよいのか、理解することができます。

3:淹れ方とセットで!コーヒーの道具を知ろう

上記の淹れ方にかかわり、より具体的な器具の特徴が説明されています。

たとえば、
・ペーパードリップの、ドリッパーの形状や材質による味のちがい
・淹れる道具以外にも、タイマーなどの道具も使う
などといったことが、説明されています。

4:運命の味に出会う コーヒー豆の選び方

コーヒーの楽しみ方とおすすめの豆について語られています。

好む味は酸味か苦味か、という大きな軸についての解説に加えて、自宅でのコーヒーの保存方法などの実践的な管理についてもアドバイスしています。

また、細かなフレーバーに関しての説明や世界各地の優れたコーヒー豆の紹介もあり、コーヒー豆を選ぶ基準やポイントを知ることができます。

5:アレンジコーヒーで広がる楽しみかた

ドリップして、ブラックかミルクで割って飲む、という形が多いかと思いますが、それ以外のさまざまなコーヒードリンクのレシピやアレンジ方法が紹介されています。

カフェラテ、カプチーノ、アイスコーヒーなど、お店でよく見かけるような人気のあるドリンクはもちろんのこと、独自のアレンジやフレーバーの追加方法も紹介されており、自分好みのコーヒーを楽しむためのアイデアが満載です。

感想・ポイント

まず、コーヒーを淹れたり、好きな豆を選んだりするための幅広い知識が、わかりやすい形で1冊にまとめられており、手元に置いておくととても安心感があります

個人的には、産地ごとの豆の特徴が理解しやすくなっているところがよかったです。いざ豆を選ぼうとしても、好きな味がわかっていてもそれに該当する産地がわからないことが多く、読んだ後は豆選びの際に、この知識を生かすことができました。

私はコーヒーへの理解を深めていくにあたり、まずは道具・淹れ方を中心に調べましたが、「豆の産地から知識を得たい」「お店にいってとにかく経験したい」などと、人により深め方の傾向が異なる中、整理された知識を1冊で幅広く学べることに、この本の意義があると思います。

この本をきっかけに、より好きな豆を調べたり、自分の好みの味になるような抽出方法を研究していくことができれば良いのかなと思います。

まとめ

以上、「世界一のバリスタが描いた コーヒー1年生の本」の紹介でした。

井崎氏の本は他にも読みたいものがあるので、こちらも読み次第、またご紹介させていただければと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
みなさま良いコーヒーライフを!

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