コーヒー知識・資格

【徹底解説】コーヒー粉・豆の最適な保存方法って?豆の買い方から保存容器・保存環境まで解説!

2023年6月27日

瓶に入ったコーヒー豆

こんにちは、たけもとです。

コーヒー豆の保存方法が知りたい

買った豆がすぐに酸っぱくなっている気がする

買ったコーヒーをどう保存すればいいか迷っていたり、淹れてみたらなんだか酸味が強い気がする…といったことはありませんでしょうか。

コーヒーの保存期間には、挽いているかどうかや、保存している容器などが関わってきます。

適切に保存することで、美味しく飲める期間をのばすことができます。

今回は、コーヒーの粉や豆の適切な保存方法について、解説していきたいと思います。

おうちコーヒーを楽しむための大事なポイントになりますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

概要

はじめに

コーヒーの味を劣化させる要因

コーヒーは保存している間、以下の4つの影響で、味の劣化が進んでしまいます。

コーヒーの味を劣化させる要素
・酸素
・高温
・湿気
・直射日光

保存するときは、これらの要素から、コーヒー豆を守っていくことになります。

特に、酸化が最も大きな敵となり、酸化するとコーヒーが過度に酸味のつよい味になってしまいます。そのため、なるべく酸素(外気)に触れさせないように工夫することが大切です。

コーヒーの一般的な保存期間

コーヒー豆の一般的な保存期間は、以下のように言われています。

保存期間の目安
・挽いた状態:1週間程度
・豆のまま:2週間〜最長1ヶ月

もちろん、新鮮な豆ほど美味しく飲めますので、人により飲む頻度も異なりますので、目安として、捉えていただければと思います。

豆の買い方

①できれば、豆で買おう

お手持ちの道具次第になってきますが、もし手元にコーヒーミルがあれば、お店で挽いてもらわずに、ぜひ豆のままで買いましょう。

コーヒー豆の味の劣化は酸化によるところが大きいです。
豆を挽くと、コーヒー豆の表面積が増えて酸化しやすくなり、保存期間が短くなってきます。

また、コーヒーは焙煎すると二酸化炭素を発生させ、豆の表面の細かな孔に溜まります。
この溜まった二酸化炭素=ガスは、酸化から身を守るバリアになりますが、挽くことでこのバリアが弱まり、酸化につながってきます。

すぐに飲めるということで、挽いてもらい粉で買うことも嬉しい選択肢ですので、どこで飲むか、ミルはあるか、といったところから、判断しましょう。

②1週間程度で飲み切れる量を買おう

上述のとおり、豆の保存期間には目安があります。

1日にコーヒーをどれくらい飲むかや、周りにコーヒー豆の店があるか、などで豆の買う頻度は変わってくるかとは思いますが、1週間で飲み切れる分量だと、新鮮なまま、コーヒーを美味しく楽しめます。

おすすめの量は100グラム~200グラムです。
特に、豆を2〜3種を家に置いておく場合などは、1つの豆を飲み切るスパンも長くなりますので、飲み切りやすい分量で、こまめに買うのがおすすめです。

家での保存方法

パッケージのまま保存しよう 【酸素・光】

家についたら、豆を保存容器に移し替えることが多いと思いますが、実はパッケージのまま保存することにも、メリットがあります。

店で豆を袋に入れてもらうと、酸化を防ぐガスも一緒にパッケージングしてくれることもあります。


端的に、袋がパンパンに膨らんでいたら、ガスが入っているとみて良いでしょう。あとは、袋にバルブがあるか(ガスを入れるための細かな孔)にも注目してみましょう。

このガスは、酸素の代わりに袋のなかをいっぱいにすることで、酸素に触れないよう、豆を守ってくれるものになります。

袋に移し替えると、せっかくのガスが失われてしまいますので、ガスが入っていれば、容器に移し替えずに、そのまま袋を使うのがおすすめです。

また、袋の内側にアルミが貼られているもの(袋の内側が銀色のもの)も、光を防いでくれるので、保存に適した袋になります。

保存容器は密閉容器を使おう 【酸素】

袋が上記のような保存向けの工夫がされていれば、そのまま袋を使えますが、そうでない場合などは、家で保存容器を使って保存します。

保存容器選びのコツは、やはり「密閉できるもの」を選ぶことです。
これまでお話したように、酸化がコーヒー豆の天敵だからです。

私が使用していてよかった保存容器を以下2つ、簡単にご紹介します。

ハリオのコーヒーキャニスター
レバー1本のかんたんな操作でしっかり密閉でき、それでいて安い! 
サイズの展開もあり、コスパも抜群で、とても使い勝手のよい保存容器です。

KINTOのSCSコーヒーキャニスター
陶器製なので、光までシャットアウトしてくれます。
シリコンパッキンもあるため、密閉性にも優れています。
機能とデザインを合わせもった、おすすめの商品です。

冷凍して保存しよう 【温度・光】

コーヒーの保存では、実は冷凍も有効な方法になります。

冷凍すると、固体であるコーヒーが気体になって昇華してしまう速さ、すなわち、香りや風味が飛んでいってしまうスピードを、約16倍遅くすることができます。

また、コーヒー豆の温度が低いほど、挽いた際の粒のばらつきが少ない、と言われているようです。

なお、飲む際に解凍する必要はなく、普段通りドリップできます。
冷凍した豆でお湯の温度が下がる心配もありますが、粉状にしていることで、すぐに通常通りのドリップができるようになります。

ただし、冷凍する場合にも、保存容器が必要になります。
冷凍庫内の氷などの水分、匂いを防げるような密閉容器がおすすめです。

まとめ

以上、コーヒー豆の保存方法について、でした。

コーヒーはもちろん品種なども味に関わってきますが、買ってからは、家でどのように保存するかが、美味しいコーヒーを作るうえで、とても大切になります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ぜひ皆さまのコーヒーライフにお役立てください!

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