コーヒー知識・資格

【資格解説】コーヒーインストラクター検定(J.C.Q.A認定)|初めてのコーヒー資格に!

2023年6月28日

バリスタがコーヒーを淹れている様子

こんにちは、たけもとです。

今回は、コーヒーに関連する資格の「コーヒーインストラクター検定」について、ご紹介します。

コーヒーについて知識・経験が増えてくると、よりその世界に踏み込んでみたくなってきませんか?

私は社会人になり、コーヒーと関わっている時間が学生から増えてきました。そのためか、社会人になって数年、少しずつコーヒーに深くかかわりたい気持ちが湧いてきました。

コーヒーに関しての資格がとりたい

コーヒーのことをもっと深く知りたい

具体的な受験方法や階級について知りたい

そんな方の参考になりましたら幸いです。

ぜひ最後までご覧ください。

概要

運営団体・目的

コーヒーインストラクター検定は、全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A)コーヒーの正しい知識の普及と技術の向上を目的として、国内初のコーヒーの資格認定制度として立ち上げられました。

検定の目的
●コーヒーの正しい知識の普及と技術の向上を図ります。
●消費者が評価するコーヒーの生産と消費の促進・振興を目指します。
※全日本コーヒー商工組合連合会 HPより引用

業界や実務経験などを必要とせず、一般の消費者を含めた、すべての人が受講・受験できることが大きな特徴です。

資格の種類について

コーヒーインストラクターは3級・2級・1級の3段階に分けられています。

級ごとに、求められる知識・技術、受験資格や受験内容が大きく異なります。

以下、それぞれの級について解説いたします。

3級の概要

コーヒーに関する基礎知識を学べる、入門的な位置づけの資格になります。

3級は学科講習会を受講するだけで、インストラクター3級として認定されます。

筆記の試験などを行わずに認定がもらえるため、どなたでも気軽に受験できる資格になります。

なお、講習の受講で完了するという仕組みの上で、下記、3級を受けるうえでの注意点になります。

注意点
3級の検定会は、全日本コーヒー検定委員会(J.C.Q.A.)が直接開催しておらず、全日本コーヒー商工組合連合会(http://www.ajcra.org/)加盟の会員企業などそれぞれ独自で開催する形となっています。
上記の関係で、3級を受験する際にはHPを参照の上、検定委員会の関連企業に、問い合わせ・申込を行う形になります。

※3級、無事に取得しましたのでレビューしています↓

コーヒーインストラクター検定3級の送付物
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2級の概要

基礎的なコーヒーの知識と鑑定技術が問われます。

コーヒーを飲むだけでなく詳しく勉強したい方を対象にした資格で、コーヒーの対面販売に従事する方に求められる、基礎的な知識・鑑定技術を習得した方が認定されます。

3級とは受験の仕組みが大きく変わっており、

受験の流れ
①講習会を受講して学科と実技を学ぶ 
②「学科試験」と「実技試験」に合格する 

という流れで、講習と試験の合格の両方が必要になります。

コーヒーインストラクター2級からは、全日本コーヒー検定委員会が講習・試験の運営を行なっており、講習や試験日程は、検定委員会の公式ページから確認することができます。

チェック
3級を合格しないと2級が受けられないイメージがありますが、2級は受験資格は必要なく、3級をとばして受験することができます(とはいえ、3級を経験してからのほうが、学習などがしやすいと思います)

1級の概要

より高度で専門的な知識と鑑定技術が求められます。
コーヒー製造業者に求められる、プロとしての必要な知識と
鑑定技術を習得した方が認定されます。

まず、受験資格として、2級の合格が求められます。

試験の流れは2級と同様に、以下の流れになります。

受験の流れ
①講習会を受講して学科と実技を学ぶ 
②「学科試験」と「実技試験」に合格する 

合格には学科試験、実技試験ともに80点以上が必要で、
合格率は約15%と、狭き門になっています。

〈発展〉コーヒー鑑定士

1級の資格に合格すると、そこからさらに「コーヒー鑑定士」の資格を受験することができます。

全日本コーヒー検定委員会が認定しているコーヒー関連の試験のうち、最も難易度が高く取得が難しいとされています。

コーヒーの原料調達や品質管理、製造加工など、専門職に要求される高度な技術と知識が問われる資格となっています。

コーヒー鑑定士の受検には、下記の流れになっています。

受験の流れ
①コーヒーインストラクター1級に合格
「商品設計」「品質管理」「生豆鑑定」の3つの単位制での資格認定を受け、
 それぞれの単位で80点以上を取得してマスターの認定を受ける

→3教科すべてにおいてマスターと認定されれば、コーヒー鑑定士として認定。

コーヒー鑑定士の合格率は4.4%と、1級よりもはるかに高いハードルが課せられ、
取得には相当の専門知識が求められます。

受験日程や費用について

試験の詳細一覧

以下、3級から1級のそれぞれの試験の費用や日程などの一覧となります。

3級2級1級
受験資格資格不要資格不要2級を合格して、
資格認定している方
検定形式講習会のみ
(筆記試験・実技試験なし)
講習会
及び検定試験
講習会(学科・実技
及び検定試験(学科・実技
合格基準講習会の受講完了検定試験で70点以上筆記試験・実技試験
ともに80点以上
費用など
・講習会:1,000円〜3,000円前後
(J.C.Q.A.加盟企業の定める費用にて)
・講習会:25,000円
・検定:5,000円
・認定登録料:5,000円(合格時)
・講習会:40,000円
・検定:10,000円
・認定登録料:5,000円(合格時)
日程
(※参考)
J.C.Q.A.加盟企業の
定める日程にて
申込:7月下旬〜8月上旬
講習会:11月上旬〜中旬
試験 :12月上旬
申込:3月上旬〜3月下旬
講習会:5月下旬〜6月中旬
試験 :7月上旬

備考
・2級以上の受験の際には、上記の費用のほか、検定教本代(4,000円)も発生します。
・上記の日程は、2023年の受験内容から、おおよその日程を記載しています。
・各級ともに、受験定員上限あり。

まとめ

以上、コーヒーインストラクターの資格についての解説でした。

特に3級は受講のみで資格取得ができるため、もし興味のある方は、気軽に受験を考えてみてはいかがでしょうか。

また、2級と1級は学科も求められるため、難易度は高くなりますが、資格を手に入れた際には、より今後の人生のなかで、コーヒーに
深く関わっていくきっかけになるのではないでしょうか。

私もこの記事を作成している段階では、資格を持ち合わせていませんが、近日中にまずは3級を受講するところから、はじめてみるつもりです。(PS.無事、3級の取得ができました。)

もし受験を考えられた方などいらっしゃいましたら、お気軽にツイッターのDMなどいただいて、一緒に資格のことなど、お話しできたら嬉しいと考えています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

※3級、無事に取得しましたのでレビューしています↓

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