こんにちは、たけもとです。
今回は、最近買って本当に良かったTIGERの水筒「MKR-W35N」をレビューします。
飲みやすさや手入れのしやすさがバツグンに高く、毎日気に入って使っています。
飲みやすさを求める方、毎日の使い勝手の良さを求めている方はもちろん、水筒選びに迷っている方にも、ぜひ手に取ってみていただきたい水筒です。
以下、詳細をレビューしていきます。
概要
アピールポイント
TIGER「MKR-W35」のポイントは、飲みやすさ・手入れのしやすさがバツグンに高いところです。
アピールポイント
・飲みやすさ:飲み口のフィット感、しっかり開くフタ
・手入れのしやすさ:外れる飲み口、パッキン一体型で洗いやすい
端的に、フタ・飲み口回りが大変優れたつくりをしている水筒です。
フタは大きな角度で開いてくれるほか、適度に薄く、そして高い飲み口が本当に飲みやすい!
手入れについても、パッキン・せん・飲み口が一体となっており、洗う時の手間が非常に少ないので毎日の使用にもってこいです。食洗器にも完全対応。
加えて、基本的な保温・保冷性能もTIGERならではのポイントで安心。
様々な工夫が評価されて、レビュー雑誌のMONOQLOでもベストバイの認定を受けています!(2024年12月)
水筒選びに迷ったら、この1本を購入!でまず間違いない、そのくらいおすすめの水筒です。
ラインナップ
サイズは350ml、500ml、600mlの3種類。色は4色展開です。(350mlのみ、カーキがラインナップから外れています。)
ブラック | ホワイト | ベージュ | カーキ | |
350ml | 〇 | 〇 | 〇 | |
500ml | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
600ml | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※TIGERの公式販売ページでは、「MKR-W0~」の品番で、別の色が展開されています。
仕様
以下、主な使用を記載します。(※350ml仕様の場合。)
メーカー | TIGER |
品番 | MKR-W35N |
サイズ | 6.6×7.3×18.2(cm) |
口径 | 約4㎝ |
重量 | 0.17kg |
保温性能(6時間) | 62℃以上 |
保温性能(1時間) | 84℃以上 |
保冷性能(6時間) | 9℃以下 |

レビュー
本体について
外観
生活に馴染むような、落ち着いた見た目のデザイン。
ベージュやカーキなど、カラーラインナップを見ても、落ち着いたトーンの印象が強いです。

過去には直線的な形状が多かった「MKA-K036」を愛用していましたが、それに比べると曲線が多い、丸みを帯びた形状。

おそらく、軽量化のためにできる限りの部分をそぎ落とした結果のものでは、と考えています。

フタも本体も、表面はマットな質感で、指紋は目立ちにくい。フタと本体で素材が違うけれど、ブラックはテクスチャがかなり近づけられていて、とても一体感があります。
キャップ
MKR-W35Nの最大の魅力が、このキャップ部分に詰まっています。
飲み口
大きく突き出した飲み口部分。これが本当に飲みやすいんです。

「人間工学に基づいたタイガー市場最も飲みやすいボトル」と謳われている通りで、適度に薄い飲み口がたいへん口当たり良く、飲み物がしっかりと口の中に入っていきます。

他の水筒はもちろんのこと、タンブラー等よりもはるかに飲みやすい。
ちなみに、この飲み口は「人間生活工学認証」という認証機関でも機能が認定されています。
認証された機能
・開閉ボタンが押しやすい
・ロック構造が分かりやすく操作しやすい
・飲むときの唇への不快感が少ない
・飲み口形状が唇にフィットして飲みやすい
※引用:TIGER公式販売ページ内 MKR-035/050/060商品ページ
フタの開き
フタの部分は大きく開くため、鼻が当たりにくい!

また、開いた状態で軽く固定されるので、飲んでいる間にフタが閉まってくることもないです。

特に、中身が少なくなって水筒を大きく傾けるときに、この配慮がうれしい
ワンタッチの水筒は、構造上フタがつながったままとなり、これをどう避けて飲むかが課題になりますが、見事に解決しています。
ボタン
TIGERのワンタッチ水筒はここも気に入っています。
ロックと開閉が同じ部分で操作できるため、ロック解除→開く の操作がとてもスムーズ。
ボタン内部はオレンジ色となっており、ロックがかかっていないときはワンポイントで目立つよう配慮されているのも、良いアップデート点。

また、ボタン下部は枠がないため、親指を押し込む操作がしやすいのもポイント。


こうした細かい配慮の積み重ねが、トータルの使いやすさに繋がっています。
らくらくキャップ
「パッキン一体型せん」を採用し、パッキンを外さずに洗える設計になっています!
洗う時は下のように、2つのパーツに分けるだけでOK。

だいたい1~2個程度のパッキンを付け外しするものが多いなかで、いちいちパッキンを外す必要がないのは、明らかな強味。
そのうえ飲み口とパッキン部分が一体化されており、外すことで隅まで洗うことができます。
簡単かつキレイにできる、とても合理的な作りだなと感動しました。
性能について
下記は同社のサハラマグなど、従来のモデルにも取り入れられていた要素なので、簡単にだけ触れます。
夢重力ボトル
軽量で持ち運びやすいボトル。
シンプルで無駄のない作りで、軽さを追求しています。
スーパークリーンPlus
ボトル内部は「スーパークリーンPlus」という、非常になめらかな仕上げになっています。
表面がなめらかなことで、汚れやサビが付きにくく、毎日衛生的に使えるところがポイント。
優れた保温・保冷性能
ステンレス二重構造で、6時間経っても温かさ・冷たさをキープ。

朝7:30に淹れたコーヒーが、12:00~13:00ころでも温かい状態で楽しめています。
補足
本当にちょっとだけ気になったところ
もうすべてが気に入っている水筒なのですが、1点だけ気になったところとして、中の容量をどこまで入れればよいかが、最初少し分かりにくいと感じました。

一応、水筒の一番狭い口から1㎝下まで、ということになっているのですが、このMKR-W35Nは、水筒の内側のエッジ部分がなだらかになっており、ピカピカの内面の反射も相まって、水筒の一番狭い口(上記の点線部)~水面までの距離感が、特に最初は分かりにくかったです。(中身を多めに入れてしまうと、フタから下に突き出したパッキン一体型せんが干渉して、中身が本体とフタの隙間からあふれる)
とはいえ、使っているうちに感覚がわかってきたのと、このなだらかな形状&パッキン一体型せんの独特な形状のおかげで、飲み物がスムーズに流れ出てくれているのだということもわかってきました。
参考:過去作「MKA-K036」との比較
過去作で使っていた「MKA-K036」も似た作りをしており、とても良い水筒でしたが、下記の点がアップデートされていました。
過去作「MKA-K036」と比べた際のアップデート点
・フタの開きや飲み口が改善されている(印象)
・パッキン一体型せんで洗いやすい
・飲み口が外れる構造で清潔に
・ロックされていないことが分かりやすい色

フタの開きはより広く、飲み口はより高くなっている印象(ここは印象ベースですみません)で、飲みやすさが良くなったように感じられています。その他の3点については、明確にアップデートされた点といえます。
一方、カラーラインナップはやや少な目になっていたり、容量は10ml減っている点もありますが、カラーは既述のWEB販売で他のカラーを展開しているほか、容量は他のサイズだと大きかったり同じだったりするサイズもあり、目立つ要素ではないかと思います。
まとめ
以上、TIGERの水筒「MKR-W35N」のレビューでした。
飲みやすさ・手入れのしやすさという、水筒に求める基本的な部分をとことん追求して作っていることが感じられる、素晴らしい水筒です。
特にワンタッチの水筒は、スクリュー式の水筒に比べて構造が複雑な分、ひとつひとつの要素を調整するのに多大な労力がかかるはず(あちらを立てればこちらが立たぬ)なのに、こんな高次元の水筒に仕上がっていて感動しました。
本当に良い水筒です。特に、水筒としての機能・使いやすさに重きを置く方に、おすすめできます。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(下記リンクは350mlとなりますが、500ml・600mlも選べます。)

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同じTIGERのコーヒーメーカー。毎朝この水筒にコーヒーを淹れている。