こんにちは、たけもとです。
テレワークの作業環境を良くしたい
副業で、家でもPC作業をする機会が多くなった
時代の変化により、家でも作業をするシーンは増えてきています。
快適な作業環境を手に入れたい、そんな時に真っ先に考えるのがチェア。
新品で買うとなると高いんだよな…
そこで選択肢にしたいのが中古チェア。
手に入れやすい価格で性能の良いチェアを手に入れられるので、大変コストパフォーマンスの良い買い物として、注目されています。
一方、中古での購入ならでは課題もあります。
本記事ではこの中古チェアを購入する際の流れや、注意しておきたいポイントを、元販売に携わっていた身から、徹底解説していきます。
中古チェアを買うことの意義
中古チェアと聞くと、まず頭をよぎるのは、ちゃんと使えるのかという不安。
前のユーザーの使い方が悪かったり、経年劣化で消耗していたり…
買ったのに十分に使えなくて後悔した、というのは避けたいですよね。

自宅での作業に使うものだからこそ、しっかり使えるものを選びたい…!
中古チェア自体は、有名メーカー品であれば長期の使用も十分にできるものが多いです。
8~10年程度は問題なく使えるケースが多く、中には20年も使っている、という声も聞きます。
また、中古のチェアの販売サイトでは、中古商品のグレードも明示されており、状態の良い商品を選ぶこともそこまで難しくなくなっています。
中古チェアは、新品の半額以下で買えるチャンスがありながら、チェアとしての機能がそこまで失われていないケースもあり、コストパフォーマンスの良い買い物になります。
本記事では、その中古チェアの選び方や、気を付けるポイントについて整理します。

私自身、中古で有名メーカー(スチールケース)のチェアを購入して現在使っています。
中古チェアの購入までの流れ
それでは、中古チェア購入までの流れを、ひとつひとつ詳しく解説していきます。
中古チェアの購入までの流れ
1 チェアに求める仕様を整理する
2 欲しい中古チェアの目星をつける
3 中古チェア販売サイトから、好みのチェアを探す
4 実際に店舗で中古チェアを試す・チェックする
5 購入して、快適な作業環境へ!
1 チェアに求める仕様を整理する
はじめに、自分がどのようなチェアが欲しいのか、チェアの仕様を整理します。
大まかな仕様について、下記にまとめます。
主な仕様 | 選択肢 | 備考 |
肘(アームレスト) | ・肘無し ・可動肘 ・固定肘 | ・PC作業向けなら基本的に可動肘 ・楽器などをするなら肘無しも検討候補に |
ヘッドレスト | ・あり ・なし | ・デスク前でゆっくり過ごしたいなら付ける。 ・狭い部屋ではヘッドレストに圧迫感を感じたり、身長によっては首の位置が合わない場合も。 |
素材(背面・座面) | ・メッシュ ・ファブリック(クッション) ・革 | ・背面メッシュ+座面クッション、という仕様が一般的。迷ったらこれ。 ・通気性重視なら座面メッシュがおすすめ。 ・クッション性重視なら、ファブリックや革。 |
前傾 | ・あり ・なし | 可能なモデルはかなり限られる。通常のPC作業では不要でOK。イラスト作業など、手元の細かい作業をするなら、ありも検討候補に。 |
2 欲しい中古チェアの目星をつける
仕様が整理できたら、自分の欲しいチェアを探していきます。
ポイントになるのは、冒頭でも述べたように、有名メーカーから購入するということ。
品質面での大きなアドバンテージが得られるからです。
まだ決めきれていない、自分に合っているチェアを探したい、という方は、下記を参考にしてみてください。
おすすめのチェアメーカー
下記のメーカーは品質に定評があり、中古で買っても安心して使える有名メーカーになります。
品質に定評のあるおすすめ有名メーカー
・国内:オカムラ、コクヨ、イトーキ
・国外:スチールケース、ハーマンミラー、エルゴヒューマン、ウィルクハーン

ざっくりとしたイメージを述べると、
・国内メーカーは、オーソドックスなデザインながら、レバーの配置や機能面で細かいところまで配慮が行き届いているイメージ。
・国外メーカーは、個性的なデザインや機能、そしてサイズの大きさが魅力であるイメージ。
予算別おすすめ中古チェア
また、予算別のおすすめ中古チェアの例も、簡単にご紹介します。
予算(中古価格) | チェア名(メーカー) |
〜3万円 | ・ウィザード(コクヨ) ・エフチェア(イトーキ) ・シンクチェア(スチールケース) |
3~5万円 | ・シルフィー(オカムラ) ・デュオラ(コクヨ) ・アクト(イトーキ) |
5~7万円 | ・バロン(オカムラ) ・インスパイン(コクヨ) ・リープV2(スチールケース) ・エルゴヒューマン ベーシック(エルゴヒューマン) |
7~10万円以上 | ・コンテッサ セコンダ(オカムラ) ・アーロンチェア(ハーマンミラー) ・ジェスチャー(スチールケース) ・エルゴヒューマン プロ(エルゴヒューマン) |
3 中古チェア販売サイトから、好みのチェアを探す
上記の商品は、中古チェアの販売サイトで、実際に探してみましょう。
中古チェア購入におすすめの事業者
・オフィスバスターズ(実店舗あり)
・オフィスレスキュー119(実店舗あり)
・Kaggマルシェ(実店舗なし)
特に、中古チェアの実店舗を持っているお店は有効活用したいところ。
まずはWEBの販売サイトからチェアのラインナップを確かめつつ、実際に座ってみるのが何よりも大切!
下記のチェックポイントを実機で確かめることで、満足度の高い買い物ができます。

全く同じデザイン・仕様のチェアでも、チェアごとに状態は異なるので、1脚ずつしっかり確認するのが大切!

4 実際に店舗で中古チェアを試す・チェックする
候補が決まったら、いよいよ実際にお店でチェアに試し座りします。
ここでは、チェックしておきたいポイントを3つ解説します。
中古チェア購入時に見ておくべきポイント
①ガスシリンダー
②背もたれや肘の可動
③座面のへたり・消耗
①ガスシリンダー
はじめにチェックしたいのが、ガスシリンダー。
椅子の座面の位置を上下に動かすための、椅子の中央の柱の部分のことですね。
ガスシリンダーは体重がかかっている間負荷がかかるため、劣化(中のガスが抜ける)がどうしても避けられない部分。
ガスが抜けていると、座っているときに自然と座面が下がってしまったり、一番高い位置で座面を固定できなくなる、といったトラブルに繋がります。
座っても座面が下がらないか、一番高い位置で座面が固定できるか、とてもわかり易いポイントですので、ぜひ最初にチェックしてみましょう。

②背もたれや肘の可動
次に、背もたれや肘の可動です。
ガスシリンダーは一度自分に合った高さにすると、動かす頻度は下がります。
一方、背もたれや肘は、毎日の使用で頻繁に動かす部分。チェアの中でも最も動かす部分といっても過言ではありません。
そのため、使用している年数は少なくても、背もたれと肘は消耗している、といったケースはよく見られます。
背もたれがスムーズに動かせるか、肘の可動がゆるゆるになっていないかは、長く快適にチェアを使うためにも、ぜひ見ておきたいポイントです。

③座面のへたり・消耗
最後に、忘れずにチェックしておきたいのが、座面のへたり。
クッション性が失われて座面の底当たりが感じられる、メッシュが破けたり伸びたりしてゆるい、等のトラブルが起こりえます。
また、個人的にぜひ見てもらいたいのが、座面が前側に傾いていないか、という点です。
座っている姿勢が悪いと、座面の奥側(お尻側)でなく、座面の前側(太もも側)に体重がかかる時間が長くなります。すると、座面の前側のクッションが集中して劣化してしまったり、座面そのものが前に傾いてしまっていたりするケースがあります。
このようなチェアに座ると、自分のお尻も前にズレて悪い姿勢となり、結果的に体に大きなストレスがかかってしまうことに…
座面のクッション感が感じられるか・自分のお尻が座面の奥にしっかり乗ったままにできるか(お尻が前にずれないか)をぜひチェックしてみてください!

5 購入して、快適な作業環境へ!
実際に座ってみて問題ない/気に入ったら、いざ購入!
購入時には、合わせて下記も店員さんに相談して確認しておきましょう。
購入の際に確認しておきたいポイント
・保証期間
・手元のチェアの処分が可能か
・チェアの幅→家の間口を通れるか
無事チェアが届けば、快適な作業環境の完成です!

いつもの作業が快適になるし、デスク周りを見るだけで気分が高まります!

補足:低価格で質のよい新品チェア
これまで中古チェアの選び方をご紹介しましたが、近年は新品でも、手ごろな価格でかなり性能が高いチェアが手に入るようにもなってきました。

近年は3〜5万円の予算でも、高機能なチェアが手に入りやすくなったなと感じます。
新品で購入する際のおすすめ店舗を以下にまとめているので、よければご覧ください。
まとめ
以上、中古チェアの購入についての解説でした。
質の良いチェアは、中古であっても十分に使えるポテンシャルを持っています。
状態が良いもの、十分に機能が使えるものを選ぶことで、コストパフォーマンスの良い買い物ができますし、良いチェアを導入することで、皆様の作業も効率アップ!
実際に店舗で確かめることをポイントに、ぜひお気に入りの1脚を探してみてください。
良い中古チェアとの出会いがありますように。それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました!