こんにちは、たけもとです。
完全ワイヤレスイヤホンで一躍名を馳せたモデルの一つが「Soundcore Liberty 4」。
この名作の後継機種である「Soundcore Liberty 5」がついに発売されました!
とにかく音質の良いイヤホンで、音楽を徹底的に楽しみたい
ノイズキャンセリング機能が高いイヤホンで、動画やゲームに没頭したい
充電はできるかぎり少なくして、毎日快適に使いたい
そんなニーズをしっかり満たしてくれます。
名作からの順当進化モデルながら、価格据え置きというのが驚き!
今回はこの完成度がバツグンに高いイヤホン、Liberty 5を徹底レビューしていきます。
Soundcore Liberty 5の概要
ポイント
Soundcore Liberty 5は、1.5万円で購入できる、ライトユーザー最適解と言えるイヤホン。
ポイント
・音質:ハイレゾ再生+Dolby︎ Audioに対応+バズレフ構造
・ノイズキャンセリング:ウルトラノイズキャンセリング3.5へ進化
・長時間再生:最大48時間再生可能!
Dolby︎ Audio対応+バスレフ構造での迫力ある音楽、ノイズキャンセリングも3.5にアップデート、また、バッテリーの持続時間も前作の28時間から48時間へ大幅アップ!
もう、この予算たいならLiberty 5を買えば間違いない、そんなイヤホンです。
ラインナップ
ブラック・ホワイト・ブルー・ゴールド・ピンクの5色展開。
性別を問わず好みの色を探せる、鉄板かつ幅広いカラーラインナップが嬉しい。

主なスペック
メーカー | Anker |
型番 | Soundcore Liberty 5 |
重量 | ・イヤホン片耳:約5.2g ・充電ケース含む:約59g |
通信方式 | Bluetooth 5.4 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
ドライバー | 9.2mm |
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング 3.5 |
再生時間 | 最大48時間(充電ケース含む・NCオフ時) |
ワイヤレス充電 | ◯ |
防水・防塵 | ◯(IP55対応) |
マルチポイント接続 | ◯(最大2台) |
付属物 | イヤホン本体、充電ケース、イヤーチップ (6種)、USB-C&USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル |
充電端子 | USB Type C |
Soundcore Liberty 5のレビュー
それでは、以下ポイントごとにレビューしていきます。
本体について
外装
かっちりした厚みのある箱。触っているだけで高級感が感じられます。

ポイントである「ハイレゾ対応」「ウルトラノイズキャンセリング3.5」「Dolby Audio」をアピール。

同梱物
イヤーチップ、充電ケーブル、説明書類が付属。

ケース
表面はさらっとマットな質感。指紋が目立ちにくいです。

本体の裏面にUSB-Cの充電端子があるだけ。全体的にすっきりとムダがないデザイン。

ケースはスライドしてオープン。とても開けやすいけど、少しカタつきが感じられ、扱いには気を遣うかも。

前作ではケースの内部にもライトが搭載されていましたが、今作では内部ライトはナシとなっています。

少し淋しい気もしますが、その分長い時間聴けると思えば、私はむしろ好感を持っています
イヤホン
鉄板のスティック型。ケースに比べて、質感はややプラスチッキーで、指紋が付くと見えます。

イヤホン本体で気に入っているのが、ドライバー部分の絶妙な横長形状。
この形状が耳のくぼみにぴったりフィット。とても安定して装着でき、安心して聴いていられます!

イヤーチップ
イヤーチップはXXS・XS・S・M・L・XLの計6種付属。(本体には最初Mがついている)
デフォルトでこうして幅広く選べるのは嬉しい。耳にぴったりなイヤーチップを使うことで、ノイズキャンセリングの性能も十分に生かすことができます。

イヤーチップは前モデルが楕円形だったのに対し、今作は円形に変更。別売のイヤーチップも選びやすそうなイメージです。
また、チップの穴にはフィルターがついているので、ゴミなどが出音部分に直接付きにくくなっているのはグッド。

つまんで操作
スティック部分をつまむことで、再生/一時停止、次へ、着信応答、などの操作が可能。

しっかり押し込む必要があり、ここは人により好みが少し分かれるかも。私は誤動作をしなくてよいので、この点は気に入っています。
Soundcoreのアプリで、タッチの回数ごとの機能を設定できます。
ワイヤレス充電
ワイヤレス充電にも対応。
ワイヤレス充電だと、充電端子でケースに傷を付けてしまったり、端子が壊れたりするリスクも少なく、手軽で安心!
アプリ設定・機能について
続いては、アプリでの設定・機能について、詳しく見ていきます。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングはかなり快適です。
イヤホンを装着し、ノイズキャンセリングがオンになった瞬間に感じられる静けさに、思わず驚きます。
アプリでは、ノイズキャンセリングのモードを「ノイズキャンセリングモード」「標準」「外音取り込みモード」の3つから選択可能です。
(切り替えも、手動・自動の選択が可能)

Dolby Audio
今作にて対応となったDolby Audio。
ONにすると、音圧が強まるような形で、音に迫力が出ます。モードも3種類搭載されています。

音の「迫力」が増す感じがします。音質自体は、下記のイコライザやLDAC等で調整をかけるイメージです。
イコライザ
イコライザはプリセットでも20種類以上とかなり豊富。そのうち5つをセットし、随時切り替えができます。

また、好みでイコライザのカスタムを行うことももちろん可能!

大まかな味付けはプリセットから行い、細かいところを自分で調整していくのがおすすめ。
Hear ID
Soundcoreのアプリで、「Hear ID(音声のパーソナライズ)」が可能です。
聴覚検査やテストサウンドの選択を行うと、個人の好みの音質がプロファイリングされます。

他のAnkerイヤホンでも搭載されているので、詳細は割愛します。
LDACをONにする
音質を優先するなら、コーデックはLDACに!
いわゆるハイレゾに対応する高音質コーデックです。

最初はOFFになっているので、下記の手順でONにしましょう!
LDACをONにする手順
Soundcoreアプリより
詳細設定(イヤホン画面右上の歯車)≫ サウンドモード ≫ オーディオ品質優先
※初回はファームウェアアップデートが必要になる可能性あり。

iPhoneではこのLDACは非対応となっています。
コーデックの話なので、このLiberty 5に限った話ではありませんが、iPhoneユーザーの方はこちらを念頭に、ご検討ください。
Soundcore Liberty 5の所感
良いところ
装着感
まず感じたのは、装着感の良さです。
豊富なイヤーチップで耳にしっかり合わせられるほか、イヤホン本体の形状も絶妙で、耳のくぼみにぴったりハマります!
下記の写真のように、耳の後ろ側のS字状のカーブで引っ掛かりが生まれ、装着時に安定しています。

イヤホンがずれると付け直す手間が生まれてしまうだけでなく、ノイズキャンセリングも効きが悪くなったりと、微妙なストレスを感じることも。
安定した状態で聴いていられると、それだけで安心して音楽に没頭できます!

付けた瞬間に、他のイヤホンとの違いを如実に感じたポイントです。
音質
音質は非常に良いです。
バズレフ機能+Dolby Audio+LDAC+中低音域のノイズキャンセリングと、音質へのこだわりがぎちぎちに詰め込まれています。
Ankerはドンシャリのイメージが強かったですが、全体的にバランスが取れており、それでいて楽器それぞれの音を聞き分けて楽しめる、粒立ちの良いサウンド。
特に、ライブ映像の音楽を、これまで以上に楽しめているなという実感があります。

私はDolby AudioをONにし、サウンドエフェクトはR&Bにして、低音強めに音楽を楽しんでいます。
装着検出
イヤホンを外したら一時停止、付け直したら再生を再開する、という機能。
この機能があるヘッドホンは使ったことがあるものの、ワイヤレスイヤホンに搭載されていると、これまた快適。


外出時・通退勤時に付けていたイヤホンをちょっと外す、というシーンも存外多いので、助かっています。
気になるところ
目立った欠点はほぼ見当たらなかったのですが、ケースが少し気になりました。
ケースがほぼ正方形
ケースが正方形であることで、触っただけではケースの上下左右が認識しにくい…
そのため、本体を目視して向きを確認して開ける、といった具合になっています。

とはいえ、この点はLiberty 4・4Proでも同じことが言えるかも。(これらのモデルを使っている方からすると、あまりギャップは感じないでしょう。)

フタの部分に切り欠きがあるイヤホンだと、目で見なくても開けられたこともあり、少し気になりました。
ケースのフタ
既に軽く触れましたが、ケースのフタは剛性が弱く、カタつきが感じられます。
上記の通り、フタを開ける向きが分かりにくく、間違った方向に日常的にぎゅうぎゅう押していると、よりカタつくのでは、と感じています。

特に、ケースを開いた状態では落とさないように、注意を払いたいと思っています。
追記:シリコンケース購入にて、上記それぞれを解消できました。
シリコンケースにより、縁が広くなった分ケースの上蓋が安定し、ストラップホールによって向きも目視せず確認できるようになりました。
シンプルに本体保護にも役立つので、購入時にまとめて買ってしまうのがおすすめ。

Anker Soundcore Liberty 5と過去モデルとの比較
最後に、Soundcore Liberty 5と過去モデルである、Liberty 4 Pro・Liberty 4 NC・Liberty 4の4機種の主なスペックを比較していきます。
商品名 | Liberty 5 | Liberty 4 Pro | Liberty 4 NC | Liberty 4 |
価格 (執筆現在・Amazon) | 14,990円 | 19,990円 | 12,990円 | 14,990円 |
バッテリー: | 48時間 (本体のみ12時間) | 40時間 (本体のみ10時間) | 50時間 (本体のみ10時間) | 28時間 (本体のみ9時間) |
ドライバー | 9.2mmダイナミック + デュアル低音増強ダクト | A.C.A.A 4.0 (10.5mm + 4.6mm) | 11mm ダイナミック | A.C.A.A 3.0 (9.2mm + 6mm) |
ウルトラノイズキャンセリング | 3.5 | 3.5 | 3.0 | 2.0 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC |
操作方法 | 感圧センサー | 感圧センサー +スワイプ | タッチ | 感圧センサー |
その他固有の機能 | Dolby Audio対応 (Dolby Audio / LDAC 併用可) | 充電ケースにスクリーン搭載 | ー | ー |
今作Libety5は、総合的なアップデート自体もすごいですが、それを価格据え置きでしているところが、かなり驚きです。
これらの中から、今から購入される方は、音質やバッテリーの持続時間から、Liberty 5を購入で間違いないでしょう。
なお、現在Liberty 4 Proをすでに手にされている方は、NC性能やバッテリー等の変化がそこまで大きくないため、コストを払ってまで買い替えの必要はないかと考えます。(Liberty 4 NCをお持ちの方も同様)
Liberty 4からは、音質・NC・バッテリーの面から、買い替えの価値はあるかもしれません。
例えば使用年数がだいぶ長かったり、純粋に充電頻度を下げたい、ノイズキャンセリングや音質をもっと良くしてみたい、と思っている場合は、検討してみてはいかがでしょうか。
Anker Soundcore Liberty 5がおすすめの方
おすすめの方
・優れた音質、バッテリー、NCを手頃な価格で全部求めたい方
・重低音の効いた音楽が好き/よく聴く方
・メーカーによる音の差にこだわりがない方
・とにかくコストパフォーマンスに優れたイヤホンが欲しい方
総じて、1~2万円の予算なら、これさえ買っておけば間違いない、と言えるワイヤレスイヤホンです。
15,000円の価格からは考えられない品質で、他のモデルを圧倒しています。
抜群の音質の良さ、NC性能、バッテリーの持続時間という、ワイヤレスイヤホンにまず求めたくなる要素、いわば「一次的なニーズ」に対する、徹底的したこだわりを感じます。
黙ってこれを買えばOK!と言えるくらい、あらゆる要素で満足できる点ばかりのモデルに仕上がっています。
まとめ
以上、Ankerのワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 5」のレビューでした。
前作のLiberty 4も、人気・完成度ともにバツグンのイヤホンでしたが、その高いハードルを超えて、順当に進化を果たしています。
前作の発売時価格から据え置きで、機能・音質・バッテリーを徹底改良した、どなたでも良い買い物になるイヤホンです。

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