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Anker Soundcore Liberty 5 レビュー|音質・ノイキャン・バッテリーの改良でより完璧に。〈過去モデル比較あり〉

2025年5月29日

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Anker Soundcore Liberty 5 本体外観

こんにちは、たけもとです。

完全ワイヤレスイヤホンで一躍名を馳せたモデルの一つが「Soundcore Liberty 4」。

この名作の後継機種である「Soundcore Liberty 5」がついに発売されました!

とにかく音質の良いイヤホンで、音楽を徹底的に楽しみたい

ノイズキャンセリング機能が高いイヤホンで、動画やゲームに没頭したい

充電はできるかぎり少なくして、毎日快適に使いたい

そんなニーズをしっかり満たしてくれます。

名作からの順当進化モデルながら、価格据え置きというのが驚き!

今回はこの完成度がバツグンに高いイヤホン、Liberty 5を徹底レビューしていきます。

Soundcore Liberty 5の概要

ポイント

Soundcore Liberty 5は、1.5万円で購入できる、ライトユーザー最適解と言えるイヤホン。

ポイント
・音質:ハイレゾ再生+Dolby︎ Audioに対応+バズレフ構造
・ノイズキャンセリング:ウルトラノイズキャンセリング3.5へ進化
長時間再生:最大48時間再生可能!

Dolby︎ Audio対応+バスレフ構造での迫力ある音楽、ノイズキャンセリングも3.5にアップデート、また、バッテリーの持続時間も前作の28時間から48時間へ大幅アップ!

もう、この予算たいならLiberty 5を買えば間違いない、そんなイヤホンです。

ラインナップ

ブラック・ホワイト・ブルー・ゴールド・ピンクの5色展開。

性別を問わず好みの色を探せる、鉄板かつ幅広いカラーラインナップが嬉しい。

主なスペック

メーカーAnker
型番Soundcore Liberty 5
重量・イヤホン片耳:約5.2g
・充電ケース含む:約59g
通信方式Bluetooth 5.4
対応コーデックSBC / AAC / LDAC
ドライバー9.2mm
ノイズキャンセリングウルトラノイズキャンセリング 3.5
再生時間最大48時間(充電ケース含む・NCオフ時)
ワイヤレス充電
防水・防塵◯(IP55対応)
マルチポイント接続◯(最大2台)
付属物イヤホン本体、充電ケース、イヤーチップ (6種)、USB-C&USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル
充電端子USB Type C

Soundcore Liberty 5のレビュー

それでは、以下ポイントごとにレビューしていきます。

本体について

外装

かっちりした厚みのある箱。触っているだけで高級感が感じられます。

ポイントである「ハイレゾ対応」「ウルトラノイズキャンセリング3.5」「Dolby Audio」をアピール。

同梱物

イヤーチップ、充電ケーブル、説明書類が付属。

ケース

表面はさらっとマットな質感。指紋が目立ちにくいです。

本体の裏面にUSB-Cの充電端子があるだけ。全体的にすっきりとムダがないデザイン。

ケースはスライドしてオープン。とても開けやすいけど、少しカタつきが感じられ、扱いには気を遣うかも。

前作ではケースの内部にもライトが搭載されていましたが、今作では内部ライトはナシとなっています。

少し淋しい気もしますが、その分長い時間聴けると思えば、私はむしろ好感を持っています

イヤホン

鉄板のスティック型。ケースに比べて、質感はややプラスチッキーで、指紋が付くと見えます。

イヤホン本体で気に入っているのが、ドライバー部分の絶妙な横長形状。

この形状が耳のくぼみにぴったりフィット。とても安定して装着でき、安心して聴いていられます!

イヤーチップ

イヤーチップはXXS・XS・S・M・L・XLの計6種付属。(本体には最初Mがついている)

デフォルトでこうして幅広く選べるのは嬉しい。耳にぴったりなイヤーチップを使うことで、ノイズキャンセリングの性能も十分に生かすことができます。

イヤーチップは前モデルが楕円形だったのに対し、今作は円形に変更。別売のイヤーチップも選びやすそうなイメージです。

また、チップの穴にはフィルターがついているので、ゴミなどが出音部分に直接付きにくくなっているのはグッド。

つまんで操作

スティック部分をつまむことで、再生/一時停止、次へ、着信応答、などの操作が可能。

しっかり押し込む必要があり、ここは人により好みが少し分かれるかも。私は誤動作をしなくてよいので、この点は気に入っています。

Soundcoreのアプリで、タッチの回数ごとの機能を設定できます。

ワイヤレス充電

ワイヤレス充電にも対応。

ワイヤレス充電だと、充電端子でケースに傷を付けてしまったり、端子が壊れたりするリスクも少なく、手軽で安心!

アプリ設定・機能について

続いては、アプリでの設定・機能について、詳しく見ていきます。

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリングはかなり快適です。

イヤホンを装着し、ノイズキャンセリングがオンになった瞬間に感じられる静けさに、思わず驚きます。

アプリでは、ノイズキャンセリングのモードを「ノイズキャンセリングモード」「標準」「外音取り込みモード」の3つから選択可能です。

(切り替えも、手動・自動の選択が可能)

Dolby Audio

今作にて対応となったDolby Audio。

ONにすると、音圧が強まるような形で、音に迫力が出ます。モードも3種類搭載されています。

音の「迫力」が増す感じがします。音質自体は、下記のイコライザやLDAC等で調整をかけるイメージです。

イコライザ

イコライザはプリセットでも20種類以上とかなり豊富。そのうち5つをセットし、随時切り替えができます。

また、好みでイコライザのカスタムを行うことももちろん可能!

大まかな味付けはプリセットから行い、細かいところを自分で調整していくのがおすすめ。

Hear ID

Soundcoreのアプリで、「Hear ID(音声のパーソナライズ)」が可能です。

聴覚検査やテストサウンドの選択を行うと、個人の好みの音質がプロファイリングされます

他のAnkerイヤホンでも搭載されているので、詳細は割愛します。

LDACをONにする

音質を優先するなら、コーデックはLDACに!

いわゆるハイレゾに対応する高音質コーデックです。

最初はOFFになっているので、下記の手順でONにしましょう!

LDACをONにする手順
Soundcoreアプリより
詳細設定(イヤホン画面右上の歯車)≫ サウンドモード ≫ オーディオ品質優先
※初回はファームウェアアップデートが必要になる可能性あり。

iPhoneではこのLDACは非対応となっています。
コーデックの話なので、このLiberty 5に限った話ではありませんが、iPhoneユーザーの方はこちらを念頭に、ご検討ください。

Soundcore Liberty 5の所感

良いところ

装着感

まず感じたのは、装着感の良さです。

豊富なイヤーチップで耳にしっかり合わせられるほか、イヤホン本体の形状も絶妙で、耳のくぼみにぴったりハマります!

下記の写真のように、耳の後ろ側のS字状のカーブで引っ掛かりが生まれ、装着時に安定しています。

イヤホンがずれると付け直す手間が生まれてしまうだけでなく、ノイズキャンセリングも効きが悪くなったりと、微妙なストレスを感じることも。

安定した状態で聴いていられると、それだけで安心して音楽に没頭できます!

付けた瞬間に、他のイヤホンとの違いを如実に感じたポイントです。

音質

音質は非常に良いです。

バズレフ機能+Dolby Audio+LDAC+中低音域のノイズキャンセリングと、音質へのこだわりがぎちぎちに詰め込まれています。

Ankerはドンシャリのイメージが強かったですが、全体的にバランスが取れており、それでいて楽器それぞれの音を聞き分けて楽しめる、粒立ちの良いサウンド。

特に、ライブ映像の音楽を、これまで以上に楽しめているなという実感があります。

私はDolby AudioをONにし、サウンドエフェクトはR&Bにして、低音強めに音楽を楽しんでいます。

装着検出

イヤホンを外したら一時停止、付け直したら再生を再開する、という機能。

この機能があるヘッドホンは使ったことがあるものの、ワイヤレスイヤホンに搭載されていると、これまた快適。

外出時・通退勤時に付けていたイヤホンをちょっと外す、というシーンも存外多いので、助かっています。

気になるところ

目立った欠点はほぼ見当たらなかったのですが、ケースが少し気になりました。

ケースがほぼ正方形

ケースが正方形であることで、触っただけではケースの上下左右が認識しにくい

そのため、本体を目視して向きを確認して開ける、といった具合になっています。

とはいえ、この点はLiberty 4・4Proでも同じことが言えるかも。(これらのモデルを使っている方からすると、あまりギャップは感じないでしょう。)

フタの部分に切り欠きがあるイヤホンだと、目で見なくても開けられたこともあり、少し気になりました。

ケースのフタ

既に軽く触れましたが、ケースのフタは剛性が弱く、カタつきが感じられます。

上記の通り、フタを開ける向きが分かりにくく、間違った方向に日常的にぎゅうぎゅう押していると、よりカタつくのでは、と感じています。

特に、ケースを開いた状態では落とさないように、注意を払いたいと思っています。

追記:シリコンケース購入にて、上記それぞれを解消できました。

シリコンケースにより、縁が広くなった分ケースの上蓋が安定し、ストラップホールによって向きも目視せず確認できるようになりました。

シンプルに本体保護にも役立つので、購入時にまとめて買ってしまうのがおすすめ。

Anker Soundcore Liberty 5と過去モデルとの比較

最後に、Soundcore Liberty 5と過去モデルである、Liberty 4 Pro・Liberty 4 NC・Liberty 4の4機種の主なスペックを比較していきます。

商品名Liberty 5Liberty 4 ProLiberty 4 NCLiberty 4
価格
(執筆現在・Amazon)
14,990円19,990円12,990円14,990円
バッテリー:48時間
(本体のみ12時間)
40時間
(本体のみ10時間)
50時間
(本体のみ10時間)
28時間
(本体のみ9時間)
ドライバー9.2mmダイナミック + デュアル低音増強ダクトA.C.A.A 4.0 (10.5mm + 4.6mm)11mm ダイナミックA.C.A.A 3.0 (9.2mm + 6mm)
ウルトラノイズキャンセリング3.53.53.02.0
対応コーデックSBC / AAC / LDACSBC / AAC / LDACSBC / AAC / LDACSBC / AAC / LDAC
操作方法感圧センサー感圧センサー
+スワイプ
タッチ感圧センサー
その他固有の機能 Dolby Audio対応
(Dolby Audio / LDAC 併用可)
充電ケースにスクリーン搭載

今作Libety5は、総合的なアップデート自体もすごいですが、それを価格据え置きでしているところが、かなり驚きです。

これらの中から、今から購入される方は、音質やバッテリーの持続時間から、Liberty 5を購入で間違いないでしょう。

なお、現在Liberty 4 Proをすでに手にされている方は、NC性能やバッテリー等の変化がそこまで大きくないため、コストを払ってまで買い替えの必要はないかと考えます。(Liberty 4 NCをお持ちの方も同様)

Liberty 4からは、音質・NC・バッテリーの面から、買い替えの価値はあるかもしれません。

例えば使用年数がだいぶ長かったり、純粋に充電頻度を下げたい、ノイズキャンセリングや音質をもっと良くしてみたい、と思っている場合は、検討してみてはいかがでしょうか。

Anker Soundcore Liberty 5がおすすめの方

おすすめの方
・優れた音質、バッテリー、NCを手頃な価格で全部求めたい方
・重低音の効いた音楽が好き/よく聴く方
・メーカーによる音の差にこだわりがない方
・とにかくコストパフォーマンスに優れたイヤホンが欲しい方

総じて、1~2万円の予算なら、これさえ買っておけば間違いない、と言えるワイヤレスイヤホンです。

15,000円の価格からは考えられない品質で、他のモデルを圧倒しています。

抜群の音質の良さ、NC性能、バッテリーの持続時間という、ワイヤレスイヤホンにまず求めたくなる要素、いわば「一次的なニーズ」に対する、徹底的したこだわりを感じます。

黙ってこれを買えばOK!と言えるくらい、あらゆる要素で満足できる点ばかりのモデルに仕上がっています。

まとめ

以上、Ankerのワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty 5」のレビューでした。

前作のLiberty 4も、人気・完成度ともにバツグンのイヤホンでしたが、その高いハードルを超えて、順当に進化を果たしています。

前作の発売時価格から据え置きで、機能・音質・バッテリーを徹底改良した、どなたでも良い買い物になるイヤホンです。

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