スマホ・PC

Google Pixel 9aをレビュー|デザイン・使用感ともに文句なし。AI機能に期待したい1台。

本ページはプロモーション(広告)が含まれています

こんにちは、たけもとです。

Googleのスマートフォン「Pixel」の中でも廉価版として人気なaシリーズ。

その2025年最新版として、Pixel 9aが販売されました。

AI機能に関心がある

従来モデルからのアップデート点が知りたい

価格に対して購入する価値があるか気になる

これらの声に応える形で、Pixel 9aをレビューしていきます。

ぜひ最後までご覧ください!

Pixel 9aの概要

概要

Google Pixel 9aは、高い水準でバランスの取れた性能を誇る、ミドルレンジモデルのAndroidスマートフォンです。

特徴はAI機能に特化したGoogle Tensor G4プロセッサ。「Gemini Live」を中心に、最新のAI機能を活用できるところに大きな魅力があります。

スマホとしての基本的な機能も充実しており、ディスプレイは最大120Hz駆動に対応。48MP広角+13MP超広角のデュアルカメラは、マクロ撮影も可能で、写真編集AI機能も充実しています。

約5100mAhの大容量バッテリーで一日の使用も快適で、IP68の防水防塵にも対応し、長く使える耐久性も備えています。

ラインナップ

ラインナップは下記4色になります。

・Obsidian(オブシディアン):ブラック系
・Porcelain(ポーセリン):ホワイト・クリーム系
・Iris(アイリス):薄パープル系
・Peony(ピオニー):ピンク系

なお、それぞれのカラーで、ストレージ容量が128GB、256GBの2種展開されています。

余裕を持って使いたい方は、256GBがおすすめです。

Pixel 9aのレビュー

それでは詳細レビューに移ります。

スペック面などについては、適宜過去モデル(7a/8a)と比較もしながら、触れていきます。

外観

Pixel 9aの大きな特徴の一つが外観。

これまでのPixelシリーズの代名詞でもあったカメラバーが廃止。

フラットに限りなく近いデザインとなりました。

エッジ部分も、先代までのモデルの丸みのあるエッジから、より角の立ったエッジとなっており、スマートな印象が際立ちます。

このカメラ部分は、水が表面張力で載っている様子をイメージしているそう。

フレームにはアルミ、背面にはマットな質感のガラスを採用。

背面ガラスの触り心地は、マット感とサラサラ感が両立されており快適です。

右側には電源ボタンと、その下に音量ボタン。

左側には一切ボタンがありません。

本体下部に、充電口、スピーカー、そしてSIMスロットが配置されています。

カメラ

カメラは外観からは分かりにくいですが、従来同様デュアルカメラです。

Pixel 7aPixel 8aPixel 9a
カメラ数デュアルカメラデュアルカメラデュアルカメラ
カメラ・画素数広角(64MP)
超広角(13MP)
広角(64MP)
超広角(13MP)
広角(48MP)
超広角(13MP)
センサー1/1.73インチ1/1.73インチ1/2インチ
f値1.891.891.79

先代、先々代と比較すると、メインカメラの画素数・センサーサイズが抑えられています。

一方で、f値が小さくなったことで、より明るく写真を撮れるようになっています。

ズームは最大8倍まで対応しています。(左が1倍、右が8倍)

加えて特筆したいのが、マクロフォーカス機能

被写体に最大3㎝とかなり近づいて撮影でき、小物や花などの撮影に向きます。

被写体との距離に応じて、自動的にマクロフォーカスが機能します。

重量・サイズ感

重量やサイズの比較が以下の通り。

Pixel 7aPixel 8aPixel 9a
重量193.5g188g185.9g
本体サイズ
(高さ・幅・厚さ)
152.0×72.9×9.0mm152.1×72.7×8.9mm154.7×73.3×8.9mm
画面サイズ6.1インチ6.1インチ6.3インチ

画面サイズが大きくなった分の縦横の増加はありますが、厚みは変わりなく、重量は順当に軽量化されています。

純粋なアップデートと言えるポイントで、ディスプレイ大型化をしながらの軽量化は素直にすごいです。

ムダな出っ張りなどがないため、持ちやすさ、手に取りやすさも感じられます。

処理能力

AI機能に特化したGoogle Tensor G4プロセッサを採用。

Pixel 7aPixel 8aPixel 9a
チップセットGoogle Tensor G2Google Tensor G3Google Tensor G4
前作からのアップデート点CPU性能が約20%、GPU性能が約30%向上特にCPU性能やAI性能において機能向上

PixelのTensorチップは、単なるCPUやGPUの性能だけでなく、AI処理に特化した「TPU(Tensor Processing Unit)」のアップデートがポイントとなっています。

Pixel 9aに搭載されたG4チップは、G3からAI処理能力がさらに強化されており、より高度なAI機能が実現されています。

「AI機能が特徴のスマホ」として、いよいよ地位が固まってきています。

バッテリー持ち

バッテリー容量も順当にアップデート。

より長時間の使用に耐えられるようになりました。

Pixel 7aPixel 8aPixel 9a
バッテリー容量4,385mAh4,492mAh5,100mAh
駆動時間24時間以上24時間以上
スーパーバッテリーセーバー適用時最大72時間
30時間以上
スーパーバッテリーセーバー適用時最大100時間
ワイヤレス充電Qi対応(7.5W)Qi対応(7.5W)Qi対応(7.5W)

ワイヤレス充電も、従来と変わらず対応しています。

価格

価格はこれまでのPixel aシリーズに比べて、やや高めです。

Pixel 7aPixel 8aPixel 9a
価格128GB:62,700円
(改正後69,300円)
128GB:72,600円128GB:79,900円
256GB:94,900円

かつて7aを購入したときは、かなりお買い得感を感じて購入していましたが、9aはその感覚がだいぶなくなっていました。

9aから256GBのストレージが用意されたので、より多くのアプリや写真・動画を扱いたい方に嬉しい選択肢となっています。

Googleのストアではスマホの下取り等での値引きが行えるので、購入時は積極的に活用したいところ。

Pixel 9aの所感

デザイン

凹凸が抑えられたシンプルなデザインが美しいです。

過去に持っていたPixel 7aは、カメラバーや丸みを帯びたエッジには多少の不満もありながら、おおよそ満足して使っていました。

Pixel 9aはカメラ周りのデザインが非常にすっきりしただけでなく、本体形状もよりシャープなデザインへ進化。

ムダのないスマートなデザインが、持っていて気分が上がります。

CASEFINITEの極薄ケースを使用。マットな質感と、無駄のないデザインとで所有感が上がります。

使用感

使用感も、重めのゲームをしないという方であれば、まず文句は出てこないのでは、と考えています。

動作は軽快で、リフレッシュレートを上げた時の挙動もサクサク。

画面内指紋認証の精度も高く、ラグを感じるようなシーンはありませんでした。

※リフレッシュレート等の設定については、下記を参照ください。

2025/8/6

【Pixel9a】購入後にすぐやりたいおすすめ設定10選|快適な状態で、気分を上げてピクセルを使い倒そう!

こんにちは、たけもとです。 2025年に販売され人気となっているGoogleのスマートフォン、Pixel 9a。 費用対効果の高いこのスマホ、購入後は快適に使い始めたいですよね。 今回は、Pixel 9aの購入時のおすすめ設定10選をご紹介します。 どれも設定しておくと便利、というかマストで設定しておきたいものを選りすぐってピックアップしました。 購入して間もない方は、ぜひご参考に設定してみてください! Pixel 9aのおすすめ設定10選 以下10つの設定項目をピックアップしました。 「基本設定編」「便 ...

電池持ちについて

1日は余裕をもって過ごせるバッテリーです。

一般会社員として、通退勤の1時間ずつ、そして家での1~2時間程度の動画視聴をしても、残量は70%以上。

チップセットも省電力に貢献しているようで、1日快適に使用することがてきています。

カメラについて

カメラは0.5倍から最大8倍ズームまで可能。画角は問題を感じるシーンがなく快適です。

色味について、7aを使用していた身からするとやや寒色系が強めのように感じられます。

風景はきれいですが、食事の写真などでは、この点が少し気になりました。

画質自体には不満点はないですが、一方で凄さを感じる、といった具合でもないです。

無難に綺麗な写真が撮れる、そんな感じです。

センサーサイズの小ささや画素数の少なさから、切り抜きや各種加工、SNS投稿を頻繁にする方は、Proモデルの方が好ましいかと思います。

価格について

先ほども触れましたが、これまでのPixelのaシリーズに比べても価格は高め。

正直、性能にあれこれと思考を巡らせずに、高い水準の性能をコスパ良く求めたい方は、買っておけば間違いはないスマホだと思います。

ただ、もし購入される場合は少し金額が増えますが、256GBの購入をお勧めします。

近年はアプリ一つ一つのデータ量が大きかったり、高画質化に伴う写真データ量の増加も見込まれるためです。

ここは、せっかく256GBのラインナップが出たため、特に、長くPixel 9aを使いたい場合は選んでおきたいところです。

ゲームなどはせず、写真なども控えめな方は128GBでもよいかもしれませんが、そうなるといよいよPixel 9aではなく、他のコスパの良いAndroidで良いと思います。

個人的には、極力価格を抑えつつ、バランスの取れた性能のスマホが欲しいなら、モトローラ等をおすすめしたいところ。

余裕を持って使用したい方は256GBをぜひご検討ください。

Gemini AIについて

価格が際どいと思われがちなこのスマホでの美点は、ムダのないデザイン、バランスの良い性能、そして、GoogleのAI機能に価値があると考えます。

Gemini Live」がその最たるもので、会話調でより自然な形で、知りたい情報を得られるようになりました。

その他、代表的な囲って検索、楽曲検索といった機能も使用可能。

世の中のより多くの情報をピックアップしたい、今ある情報を膨らましていきたい、といった、AIの活用に関心のある方はぜひ使ってみていただきたい機能です。

スマホだからこその、気軽かつ柔軟な使い心地が、AIとの距離を縮めてくれている感覚があります。

Pixel 9aのまとめ

おすすめできる方
・スマホの用途が、動画視聴、音楽再生、写真撮影、ブラウジングの方
(重いゲームをしない方)
・シンプルな見た目の、上質なスマホが欲しい方
・最新のAI機能を使用したい方
・Androidの細かな仕様を考えるのが手間な方

あまりおすすめできない方
・重いゲームを頻繁にする方
・カメラの機能や加工にこだわりがある方

Pixel 9aは、「シンプルなデザイン×高水準のバランスの良さ×AI機能」がポイントのスマホ。

これらの要素で気になる・必要なものが多いほど、本体価格も安めにも感じられるでしょう。

一方で、ゲーム性能を求める場合は現在台頭しているPocoがコスパが高いですし、アプリやAI機能、カメラなどをほとんど使わない場合は別のAndroidでも十分と言えます。

買っておいて間違いのない1台ですが、その中身を知ると、より買ってよかった、となるスマホです。

おわりに

以上、Google Pixel 9aのレビューでした。

見た目も機能もバランスよく高水準。使っていて満足感の高い1台です。

今回のレビューが皆さまの一つの検討材料になれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

関連記事

-スマホ・PC
-,