こんにちは、たけもとです。
ワイヤレスイヤホンで音楽を聴くシーンが多い現代。より高音質なイヤホンを探すと、各メーカーのハイエンドモデルが目に留まります。
とはいえ、ハイエンドモデルとなると3万円を上回ることもしばしば。
予算が限られいるけど、できる限り音質が良いイヤホンが欲しい…!
そんな声に応えるおすすめイヤホンが、SOUNDPEATS「H3」。
3基のドライバーを搭載し、価格からは考えられない音質の良さ、表現力の高いサウンドがウリの1台となっています。
今回、メーカーのSOUNDPEATS様からイヤホンの提供をいただきましたので、外観や機能など詳しくレビューしていきます。
SOUNDPEATS H3の概要
ポイント
SOUNDPEATS H3のポイントは、価格以上の音質、ノイズキャンセリング性能です。
SOUNDPEATSのフラッグシップモデルとして発売された本作。
特筆すべきはその音質。
贅沢な3ドライバー構成で、低音・中音・高音それぞれに余裕があり、細やかな音の表現ができているところが非常に良いです。
ノイズキャンセリングも最大-55db。ANCをオンにして音楽を流すと、かなりの静寂さで音楽に没頭できます。
ラインナップ
色展開は1色となっています。
黒とゴールドの組み合わせが印象的なカラーリングとなっています。

SOUNDPEATS Air5 Proのレビュー
それでは、以下ポイントごとにレビューしていきます。
本体について
外装
これまでのSOUNDPEATSのイヤホンに比べても、厚みがありしっかりした箱。
VGP2025金賞、ハイレゾ対応、snapdragon対応がアピールポイント。

同梱物
5サイズのイヤーチップ、充電ケーブル、説明書類、ステッカーが付属します。

ケース
楕円形で、ムダのないデザインのケース。
上部はスモークがかった半透明で、金色のラインがアクセント。

本体底面に充電端子。ワイヤレス充電には残念ながら非対応。

裏面に、リセットのボタン。

ケースの蓋は上側に大きくパカっと開きます。
開き方や開くときのテンションは、同社のAir5 Proと同様のものでした。

イヤホン本体
イヤーモニターのような形状をしています。
一般的に良く見られる、スティック型やインナーイヤー型とは、一味異なるデザイン。
内側はスケルトンとなっており、内部のケーブルやマグネットなどが見える形に。

イヤホンのパネル部分は温かみのあるゴールド系。
このパネル部分をタッチすることで、再生/一時停止などの操作ができます。

スピーカー部分は円形となっています。

アプリ設定・機能について
続いては、アプリでの設定・機能について見ていきます。
ノイズキャンセリング
ノイズキャンセリングの効果はかなり高いです。
本体のノイズキャンセリング性能だけでなく、イヤホン自体の装着感の高さ、密閉度の高さも貢献しているように思います。
アプリで「ノイズキャンセリング」「ノーマル」「外音取り込み」の3つのモードを選択可能。
さらにノイズキャンセリングは「適応型」「室内」「屋外」「屋外交通」の4種類から選択できます。

私は細かい使い分けはせず、「適応型」でずっと使っています。
イコライザ
イコライザはプリセットで10種類程あるのに加え、任意でのイコライザ調整も可能。

アダプティブEQテスト
聴力検査のように、様々な音量・周波数の音のテストを行い、個人の聴力に合わせたイコライザ設定をしてくれます。

LDACをONにする
音質を優先するなら、ハイレゾに対応する高音質コーデック「LDAC」をONにしましょう。(最初はOFFになっています。)
LDACをONにする手順
アプリのイヤホン本体が表示されている画面を下にスクロール
→「LDAC」のトグルスイッチをONにする
注意
・iPhoneではこのLDACは非対応となっています。(このイヤホンに限った話ではありませんが)
SOUNDPEATS H3の所感
SOUNDPEATS H3を実際に使ってみて、良かったところと気になったところをまとめていきます。
良いところ
音質
音質は非常に良いです。
表現できる音域の広さや細やかさに、とても驚きました。
音質に関連する今回のH3のポイントが、贅沢なドライバー構成。
・デュアル高性能BAドライバー:広域の繊細さ、中音域の明瞭さ
・大口径φ12mm複合素材ダイナミックドライバー:弾力のある深みと自然な中低音
上記のドライバーを組み合わせ、2基×1基で計3基も組み合わせており、低音から高音までムリなく表現できています!
際立っているのが、音の細やかさ。音のぼやけが少なく、クリアにそれぞれの楽器音を聞けています。
シンバル音の細やかさ、サックス音の伸びやかさ、ベース音の粒立ちの良さが、くっきりと感じられました。
装着感の良さ
私は音質と同じくらい、イヤホンの装着感を求めるのですが、今回のH3はいわゆる「ユニバーサル型のIEM」のような形状で、安定感のある装着感でした。
通常のインナーイヤー型、スティック型は耳の穴で固定するところ、IEMは耳の穴+耳介(耳の面)で固定します。
耳の凹凸に合うように突起が設けられており、このおかげでイヤホンが傾くなどして緩む問題を解消します。


がっしりと固定される感覚に、安心感を覚えます。
また、イヤホンを持つときに指が当たる箇所には、窪みが設けられています。

この窪みのおかげで、指がフィットして持ちやすいだけでなく、持った時の向きが毎回同じになるので、耳の中に角度を調整しながらはめ込む動作がより確実になるように感じています。
気になるところ
本体の厚み
ドライバーを多数搭載している関係か、本体の厚みがそこそこ出ています。
所有しているイヤーモニター(少し厚みがあるほう)と比べても、同等~1mm程度厚い具合です。

装着時の安定感があるので、私はそこまで問題にならなかったのですが、特に耳の小さな方だと気になるのではと思います。
少なくとも、「耳の中にすっぽり収まる」といったサイズ感ではない点は留意点です。
なお、ケースの大きさも、同社のAir5 Proと比べても、一回り大きめです。

ケースの質感
ケース外装の半透明・金・黒の箇所のいずれも、光沢がある素材で、指紋がやや目立ちやすいです。
ただ、ケースを開けた際に見えるシボのあるテクスチャは質感がよいです。

同社ハイエンドモデルということで、このようなテクスチャの工夫が、外装にもあれば良いなと感じました。
SOUNDPEATS H3がおすすめの方
SOUNDPEATS Air5 Proがおすすめの方
・1.5万円の予算で、音質とノイズキャンセリングが優れたイヤホンが欲しい方
・装着感の良いイヤホンを探している方
・イヤーモニター型の形状の装着感が気になる方
ひときわ音質に優れたモデルであり、音質重視の方には強くお勧めしたいイヤホンです。
複合ドライバーのおかげで、低音から高音まで、幅広い音が表現力豊かに楽しめます。
イヤーモニター型の形状が良い/気になっている人にも、ぜひこの安定感のある装着感を試してみていただきたいです。
まとめ
以上、SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホン「H3」のレビューでした。
価格に対しての音質の良さが際立ったイヤホンです。音質重視の方に、ぜひ手にとってみていただきたい1台でした。

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